【メルカリ】友達のものを代行で出品するのも古物商許可が必要?

この記事は専門家が監修しています

今回のテーマについてくわしくご紹介していく前に、まずは『メルカリ』とはどういったシステムなのか、『代行出品』とはどのような出品方法を指すのかということについて、簡単にご説明いたします。

メルカリってどんなサービス?

メルカリは、誰でもスマホで簡単に不用品(もう着ない服など)の売買ができるフリマアプリです。はじめの頃は20~30代の女性に人気でしたが、最近は40~50代の男性の出品も増加してきています。いまや、メルカリでの取引は若い人だけのブームではなく、年齢問わず大勢の人達の生活に根付いています。

従来のネットショップではカバーしきれなかったマニアックな商品が出品されていることや、SNSや口コミサイトと同じく「スマートフォンを通してユーザーの自己実現を満たす」という側面が、現在の爆発的人気の一因と考えられています。

ユーザーに聞いたメルカリの良いところ

  • 暇つぶしになる
  • 不用品がお金になる
  • 「らくらくメルカリ便」など、お互いに個人情報を教えずに取引できる発送方法がある
  • 3分程度の手間で出品できる
  • オークションではないので、出品した時点の価格で購入できる
  • ユーザーが多いので、欲しいものが見つかりやすいし、早く売れる

現在のメルカリは、社会問題にもなった違法出品(現金・根拠なく妊娠しやすくなると宣伝する商品・アカウントの転売)などを厳しく取り締まり、さらに安心して使えるサービスを目指しています。

以上のことから、メルカリは『自分たちで売り買いをする』という当事者性に運営側も利用者側もこだわっている、そこが支持されているサービスだということが言えるのではないでしょうか。

代行出品ってどういうもの?

代行出品は大きく分けて、今回のテーマのように友人知人から委託されて出品する場合と、依頼された代行出品サービスの業者が出品する場合の2パターンにわかれます。

メルカリが人気になる以前から、代行出品サービスというものは存在していました。主にはヤフオクなどのネットオークションへの出品を請け負う業者のことを指しています。

オークションの代行サービスは、出品から落札後の発送まで工程をすべて業者がやってくれます。使い方も簡単で、基本的には売ってもらいたい商品を代行業者に送るだけです。商品の査定や、オークションで一番難しい価格の設定も業者がしてくれます。

気になる料金ですが、登録料などは一切かからず、落札が成立した場合のみ手数料が発生するのが一般的のようです。この手数料の内訳は、業者の『代行手数料』と『オークションのシステム利用料(ヤフオクの場合は一律7%)』です。代行手数料は、一般的には落札代金30%~35%程度、オークションへの落札手数料などが代行持ちなので、実質の代行手数料は落札代金の25%~30%と言われています。

品物の写真を撮って説明文を書き値段を設定し、梱包して落札者とやり取りをして・・・仕事や育児などで忙しい方や細かい作業が苦手な方、にはネットオークションへの出品は少しハードルが高いかもしれませんね。『オークション 代行出品』と検索すると、業者のHPがズラッと表示されます。ちなみにヤフオクでは代行出品は禁じられていません。

代行業者に任せる事のメリット

商品を送ってあとは落札されるのを待つだけなので単純に楽です。
個人情報を教えたり、トラブルもありません。
リピーターを抱えていたりストア出品の場合、信頼度が高いので個人で出品するより落札価格が上がる可能性があります。

また、特にブランド品の場合は、店舗で買い取ってもらうより手数料を引かれてもオークションの方が利益がでるケースが多いです。ネットオークション愛用者は使用感あってもがデザインなどが気に入れば購入する傾向にあることも、その理由のひとつです。

メルカリで『友達のもの』を代行出品する、ということ

今回のテーマは、実は2つの異なった問題点を含んでいます。

  • 友達のものを代行販売するのも、古物商許可は必要?
  • メルカリの規約で、代行出品は認められている?

たかが友達の洋服を何枚か代わりに売ってあげるだけで大げさな

ご飯代くらいしかお礼をもらっていないから問題ないんじゃない?

などと軽く考えてしまいがちですし、その気持もよくわかります。しかし、何かあってからでは遅いので、①②それぞれを一緒に確認していきましょう。

① 友達のものを代行販売するのも、古物商許可は必要?

友達が販売したいものはなに?

友達が販売したいものがハンドメイドの作品や海外から仕入れた品であれば、古物商許可は必要ありません。

友達が販売したいものが中古品であれば、古物商許可が必要になる可能性があります。
一度人手に渡ったものは、例えば買ったあと一度も着ていない新品の洋服であっても、新古品と呼ばれる古物(中古品)になるからです。

古物商許可は、ちょっとした取引にも必要?

では、自分のメルカリのIDで友達の服をニ、三枚代わりに売ってあげるだけで、わざわざ古物商の許可を取らなくてはいけないのでしょうか。

ポイントは、利益を得る目的で古物の取引をしているかどうか、です。
つまり、ビジネスとして古物を転売し、その差額として利益を生み出しているとみなされる場合に、古物商免許が必要になってきます。

どこまでが個人利用でどこからが職業としての転売か、明確な基準はありません。そのため、出品数や売り上げ金額が多くなれば、自分は個人利用の範囲だと思っていても、販売業者とみなされてしまうこともあります。

今回とりあげているケースに当てはめた場合、『友達の服を数着、ごくたまに代行出品している』ということであれば職業としての転売とみなされる可能性は低いですが、『友達がスタイリストをしていて、撮影でつかった人気ブランドの服を継続して大量に代行出品している』というケースについては、転売とみなされる可能性が高いということです。

古物商許可が必要ないもの
  • 自分で使っていたものを売る
  • 無料でもらったものを売る
  • 自分が海外で買ってきた物を売る
古物商許可が必要なもの
  • 利益が出そうな古物をどこかで買ってきて売る
  • 古物を買い取って修理することで、仕入れ値よりも高く売る
  • メルカリで買い取った古物をメルカリで売る(転売する)
  • 転売する目的で買い取った古物を一度自分でつかって売る

不安な方はぜひ古物商許可を取得しましょう

おどかすわけではないですが、もし古物商許可が必要な販売業者だとみなされた人が許可を取得していなかったら、無許可で古物営業をしたとして罰則を受けることになります。

古物商の無許可営業での罰則は3年以下の懲役または100万円以下の罰金です。

『友達のものを出品する』ことで、継続してまとまった利益が出る可能性がある方は、不安を抱えたままにせずに古物商許可をとってスッキリした気持ちで取引をすることをオススメいたします!

古物商は13品目に分類されており、いくつでも選択することは可能ですが、メインをひとつ決める必要があります。例えば洋服であれば「衣類商」、時計やアクセサリーであれば「時計・宝飾品商」、ブランドバッグは「皮革・ゴム製品商」がメインとなり、他の項目も同時に申請できます。

古物商の許可は19000円程度で取得できて更新料などがかからないので、持っていても損になることはありません。

メルカリで古物商の無許可営業で逮捕された事例はまだありません。

ですが、2017年に人気アイドルグループのコンサートチケットを転売目的で購入してネットオークションで高値で販売したとして、ネットを利用したチケット転売で初の古物商の無許可営業での逮捕者がでました。

このことにより、ネット上の転売も古物商の無許可営業で逮捕されるということが証明されました。

なぜ古物を扱うには古物商許可が必要なの?

なぜ、ネット上で第三者の中古品を販売するのに古物商許可が必要なのでしょうか。

それは、古物商許可制度が、盗品の流通防止、犯罪組織の利用を防ぐ目的で作られているからです。古物商が身元を明らかにした上で取引した古物の記録を帳簿に記載しているのは、警察が盗品の流れを追ったり、盗品売買が犯罪組織の資金源になることを防いだりするためです。

ネット上での代行販売(委託販売)においても盗品が持ち込まれる可能性が高いため、行う場合は古物商許可が必要になるのです。

古物商許可専門のトラスト行政書士事務所に依頼すれば、古物商許可の取得がネットで完結できます。
相談は無料ですので、気軽に連絡できますね。

② メルカリの規約で、代行出品は認められている?

結論からお伝えすると、メルカリでは代行出品は規約で禁止されています。
そのため、古物商許可を持っていても、メルカリで友達のものを代行出品することはできません。

メルカリの公式HP内にあるメルカリガイドに、禁止されいる行為として『出品者とは別の第三者の商品を代理で出品すること』と明記されています。

メルカリガイド 禁止されている行為 ▼出品 
https://www.mercari.com/jp/help_center/getting_started/prohibited_conduct/

具体例:友人や家族の衣類などを私が代表して出品することは大丈夫ですか?

メルカリボックスという、メルカリ版Yahoo!知恵袋のような利用者同士でつくるメルカリのQ&Aのページに、まさに今回のテーマと同じ質問があったのでご紹介します。

『友人や家族のものを出品すること』

友人や家族の衣類などを私が代表して出品することは大丈夫ですか?
品物は手元にあり、自分で撮影し、説明文を書き、梱包・発送もしています。
「代行販売は禁止です!」というのを、この質問ボックスで見かけましたが、実際「〇〇のものです」と自分のもの以外も出品されている方もみえますよね??

メルカリボックス>出品>友人や家族のものを出品すること

詳しくはこの質問の解答欄をご覧いただければと思うのですが、友人や家族の衣類を出品することを『出品者とは別の第三者の商品を代理で出品すること』とみなすかどうか、ユーザーの間でもかなり意見が割れているようです。いくつか目立った意見を要約してみました。

代理出品がダメだといっても赤ちゃんや幼児の服はママが販売しているんだし、同居している家族(子どもや夫)の代理出品は認めるべきだと思う。

品物を受け取って検品(染みがないかなど)は自分で行った上で『委託販売なので値下げ交渉はやり取り時間頂きます』と書いて出品したら、出品を削除されてしまったことがある。

いつどこで購入したかなどの質問や値下げ交渉への回答について、その都度友達に確認してからコメント返しするのであれば、やり取りに時間がかかるから良くないと思う。

「友達からやっぱり値下げはしてほしくないと言われた」など、出品者の対応と商品の持ち主の要望が食い違ってしまって嫌な思いをしたくない。

返品・返金トラブルになった際に出品者が責任を持って対応してくれないのではないか、という心配がある。

そもそも、規約に禁止と書いてあるのに「友達のものなら」というのはおかしい。そういう出品を見つけたら必ず運営に通報している。

上でご紹介した以外にも様々な意見がありました。

意見を総合すると「品物を手元に引き取って、代行と明記せずに、値下げ交渉やクレーム対応なども引き受ける」ということであれば、メルカリで友達のものを代行出品することは可能なようです。そもそも、代行の明記がなく、かつすべての対応をする時点でお客様から見れば代行業者ではなく、販売者となんら変わりはないでしょう。

友達のものを代行販売する場合は、購入時期や値下げ幅など質問がきそうな内容はあらかじめ確認しておきましょう。また、「値下げ幅なども自分の判断で」という場合は、代行販売ではなく代理販売(意思決定までできる)にあたる可能性があります。自分が引き受けられるのはどこまでか、商品を預かる前にしっかり線引きしましょう。

ただし、あくまでも規約として禁止している事項です。もし運営側が違反と判断した場合、一番最悪のケースとしては、自分のものも含む出品の停止やあなたのアカウントが削除される可能性もあります。また、お金が絡むトラブルがあった際は、お友達との人間関係にも影響します。

そこまで大ごとになるケースは稀だと思いますが、リスクを承知の上で友達のものを代行出品されることをおすすめいたします。

もっと安全に友達のものをネットで代行出品できないの?

ヤフオクで友達のものを代行出品するには?

今回のテーマは、『メルカリで友達のものを代行で出品するのも古物商許可が必要?』ですが、上の章でもお伝えした通り、自分のメルカリのアカウントが削除される可能性もあるなど、あまりオススメできる結論ではありませんでした。

そこで、もっと安全に代行出品できるサイトがあるかどうかと、その際に古物商許可は必要かどうかについてもご案内いたします。

メルカリより以前からあるサービス、ヤフオクでは代理出品は違反ではありません。

ただし、ヤフオクはオークションサイトなので、メルカリのように提示した値段=販売金額・コメントのやり取りで譲り先を決定する、ということはできません。オークション終了時の金額=販売金額・最高金額の落札者が譲り先、となります。

ヤフオクのフリマモードについて

最近、ヤフーオークションにもフリマモードと呼ばれる、提示した値段=販売金額のシステムが登場しました。ざっくり言うと、『ヤフオクアプリのフリマモードをONにすると、即決価格のみで出品してる商品だけを検索できるようになる』システムです。

月額が発生するプレミアム会員になっていない場合は一商品ずつしか出品できず、配送方法も決済方法も指定の一つのみのため、現状は即決で販売するならメルカリの方がメリットが大きいです。

そのため、この記事では、ヤフオクは「オークションの落札金額=販売金額」とし、メルカリは「提示した値段=販売金額」として、ご紹介させていただきます。

ヤフオクでの代行販売を引き受ける場合の方法は、主には次の二点となります。

① 安価な品物(高級ブランドなどではない)を数点のみ、一回限り代行出品

職業としての転売『継続して一定の利益を出す目的での転売』にはあたらないので、自分の個人アカウントで、「友人からの代行出品です」と明記して取引をするのが一番スムーズではないでしょうか。その際に気をつけるべきことをまとめました。

個人としての出品代行で気をつけること
  • 商品は出品前に友達から引き取って手元に置き、出品後の質問等にもすぐ回答出来る様にしておく(着丈や購入時期や使用頻度など)
  • 支払いに利用する口座は自分名義のものを使う(落札し取引開始後、出品者本人と振込先の口座名が明らかに違う場合、落札者が不安に感じるので)
  • 入金確認、発送等も全て自分で行い、差出人住所も自分のものを記載する(落札者はあくまでも出品者に送付先住所を伝えており、第三者である友達に教えるのは個人情報の管理として問題があるので)
  • 万一トラブルが起きた場合等の対応も全部、自分で責任をもって対応する

② 高価な品物(高価なブランド品など)をかなりの量、継続して引き受ける可能性あり

友人の代行出品が、継続的に一定の利益を出すもので、あなた自身もそれを職業として行いたい・すでに現在多くの品物を継続的に出品し利益を得ている、ということであれば古物商許可を取ることをオススメいたします。

また、1年以上月に100万円程度ヤフオク取引で利益を得ている実績があれば、ヤフオク内に小さな店舗を持つような意味合いの「ストア」を開設することができます。高級なブランド品を扱う場合、購入を検討している人が、個人のアカウントより審査が厳しいストアの方が安心でき、さらに古物商許可証を持っている方が信頼度が増すと言われています。つまり、入札される可能性が高くなるということです。

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相談は無料ですので、気軽に連絡できますね。

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まとめ

様々な角度から、友達のものを代行出品することについてご案内してきましたが、いかがでしたでしょうか。色々な方法をご提案しましたが、どんな方法であっても、代理出品であることを言い訳にしないで、何があっても最後まで全てに責任を持って対応する、ということが肝心ということは変わりません。

とはいえ、自分自身の持ち物の出品でも、トラブルの対応は疲れたり嫌気がさしたりしてしまいますよね。また、自分のアカウントが削除されるかも・・・というのはかなりの重大問題ではないでしょうか。そういうリスクの可能性も考えた上でも引き受けてもいいと思われる場合のみ、微妙な場合ははっきり断る、というのがよいと思います。

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