古物商許可を取得したのですが、古物はどこで仕入れれば良いですか?

この記事は専門家が監修しています

古物商許可を取得したぞ!

早速儲けよう!

意気揚々と古物商許可を取得したところで、一つ大きな問題があります。

それが
仕入先の確保

です。

安く買って高く売る」が商売の基本ですが、古物を仕入れるにはどんな場所があるのでしょうか?

古物商で儲けていくためにも、どんな仕入れの場所があるのかをしっかり把握していきましょう。

色々あるよ!古物の仕入れ場所!

古物の仕入れ場所を大きく4つに分けて見ていきましょう。

① 一般のお客から(買い取り希望者)

古物の仕入先として最も代表的なものといえます。
身近な例でいうと、ブックオフやハードオフのようなお店の経営の仕方をイメージしてもらえると良いです。

一般の人がいらなくなったものを買い取り、販売するわけですが、店舗での買い取りだけでなく出張買取を行うことで、買い取り間口を広げることを行う店舗も多くなっています。

最も代表的な仕入れ方ではありますが、「仕入れを安定させる」ということと「大量に仕入れる」という点では不安もあります。

特に開業したての段階では集客がうまくいかない場合もあるので、広告を出すなど一定以上の努力が必要になってきます。

② 古物市場

古物市場」というものをご存知でしょうか。
その名前の通り古物をかなり安く仕入れることができる市場なのですが、なんと一般の人では利用することができません

じゃあ、自分には関係ない場所か・・・

と、ちょっと待ってください!

今この記事をお読みいただいている方であれば、利用できる可能性があります。

古物市場を利用する条件は大きく2つ。
古物商許可を有している。
市場主催者への参加承諾を得る。

この古物市場について詳しくは後述しますが、古物の仕入れにおいて大きく役立つこと間違いないので、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。

③ 卸売業者

古物を扱う卸売業者があります。
業者の中には未使用の品を大量に保有していたり、海外から買い付けた品を他業者に対して卸売を行っている業者があるので、積極的に卸売業者とネットワークを組んでおくとよいでしょう。

④ その他(引っ越し業者、解体業者、回収業者など)

どんな古物を扱うかにもよりますが、古物の卸売業者だけでなく、引っ越し業者や解体業者、回収業者などからも仕入れ場所として設定することができます。

良品を大量に仕入れるチャンスにもなるので、可能ならばこういった業者と関係を築くことも視野にいれるといいでしょう。

古物市場活用のメリットと特徴

さて、大きく4つの仕入れ場所を見てきましたが、ここで前項でもお伝えした古物市場について詳しく見ていきましょう。

古物市場の活用メリット

古物市場のメリットとは、なんといってもとにかく安く仕入れられることです。

どれくらい安いかというと、実際にあった例でいえば新品の冷蔵庫3台が約4万円で仕入れちゃったりできます。
一般的に考えると、ちょっと異常ですよね・・・。

どうしてそんなに安く仕入れることができるのでしょうか?

それは古物市場が、古物商同士で在庫品を売買するための場だからです。
売る側は同業者で、在庫調整のために売りに出しているのです。
簡単に言ってしまえば、いらないものを処分しているということですね。

安く仕入れるだけでなく、取引相手が同業者であることから、大量に古物を買うことができます
しかも定期的に開催される市場なので、仕入れルートとしての安定性も高いです。

また、仕入れという点だけでなく、後々にはご自身のお店の在庫整理にも使うことができます

まとめると、古物市場の活用のメリットは

  • とにかく安く仕入れられる
  • 大量に仕入れられる
  • 仕入れルートの安定化
  • 在庫整理にも活用できる

のようなメリットがあるのです。

古物市場のデメリット

安く大量に仕入れられるなんて、古物市場は最高じゃないか!

そうお思いかもしれません。

しかし、そんな古物市場にも実は注意したい点があります。

古物市場のほとんどがオークション形式で売買がなされています。
そして、そこに参加する古物商はプロばかりです。
こうなってくると、古物商を始めたばかりの人は損をしてしまうことも少なくなりません。

ある程度の相場感がないと、相応の金額で落札するのは難しいからです。
慣れない内は、これくらいの値段がいいだろうと落札した商品と同じものが、もっと安い金額で出品されることも多いです。

ここがオークションの性質上難しいところなのですが、慣れない内は大量な取引をせずに、相場観を養う訓練だと思って取引することも大切です

古物市場の参加条件

前述しましたが、古物市場に参加するにはまず古物商許可がいります。
参加する際には、古物商許可証が必要で入り口で確認されます。

また、古物市場主催者に参加申し込みをして参加許可を得なければなりません。
参加条件が設定されていることもあり、その条件を満たしていなければ古物商許可を有していても参加はできなくなってしまいます。

参加条件は古物市場によって違いますが、たとえば業歴などで参加条件を絞ったり、参加者からの紹介が必要であったりといった条件があります。

古物市場の開催場所

古物市場のメリット・デメリット、参加条件がわかったところで気になるのは、自分が住んでいる場所でも古物市場が開かれているかどうかですよね。

あまり一般にはなじみのない古物市場ですが、全国にはなんと約1500箇所もの場所で開催されています。

インターネットで検索するとたくさんの古物市場がでてきますので、お住まいの近くの会場を探してみてください。

古物商許可で仕入れが変わる!

ここまで仕入れ場所について見てきましたが、せっかく取得した古物商許可。
しっかり利益を出すためにも最大限に利用していきましょう。

ビジネス目的で大量に仕入れが可能

古物商の許可を得るまでは、ビジネス目的で仕入れることも、大量に仕入れることも罰則の対象となるため不可能でした。

しかし、古物商許可を得た今、利益をあげるために可能な限り堂々と仕入れることが可能になっています。

許可番号と仕入れの信憑性

古物商許可を取得すると、許可番号というものが発行されます。

古物商許可証にも記載されており、「しっかり許可を得て古物商を行っている」証となります。

この業者は違法な古物商ではないだろうか・・・

といった売買する上での不安も、この許可番号を掲げることによって信憑性を得ることができます。

仕入れが経費になる!

古物商許可を得るとあなたは一個人ではなく業者として扱われます。

この場合、古物の仕入れにかかった費用はすべて「経費」として扱われます。

例をあげて考えてみましょう。
古本屋で50万円分の本を買って100万円で売ったとします。
個人使用目的で買ったものとして売った場合は、100万円の所得として計算されその分の税金がかかってきます。
しかし、古物商許可を取得した業者としてならどうでしょう。
なんと本を買った50万円は経費として判断され、売った50万円分だけが所得として計算されます。
つまりかかってくる税金が個人と業者とでは大きく変わってくるということです。

ちょっとしたメリットかもしれませんが、これだけでもかなりオトクな点になっています。

古物を仕入れる際に注意したいところ!

古物を買い取る際には、相手方の住所、氏名、職業及び年齢の確認をし、古物台帳への記入をしなければなりません。

なぜならば古物営業法にも定められているとおり、盗品などの不正品は流通させないようにしなければならないからです。
そしてもし不正品を仕入れてしまった場合には、すぐに警察にそのことを知らせなければなりません。

そのためその古物が誰から仕入れたものなのかは重要な情報となります。

取引台帳には、以下の項目を記入します。

  • 取引の年月日
  • 古物の品目及び数量
  • 古物の特徴
  • 相手方の住所、氏名、職業及び年齢

犯罪に巻き込まれないためにも古物台帳の記入を行い、本人確認をしっかり行いましょう。