【古物商 実務解説】アンティークの販売価格の相場・決め方

この記事は専門家が監修しています

アンティーク品を取り扱いたい方にとっては、適正な販売価格を決めなければ商売をすることはできません。

しかし、13種類ある古物の中でも、アンティーク品は販売価格を決めることが非常に難しいです。

そこで、今回はアンティーク品の販売価格の決め方や相場感について解説していきたいと思います。

そもそもアンティーク品って何?

アンティーク品と聞くと、なんとなくイメージをすることはできると思います。

古くて、貴重な物、高価な物・・・。

多くの方のイメージだと思います。

しかし、古物商となった皆さんはプロの商人です

特にアンティーク品を取り扱おうと考えている方にとっては、一番はじめにアンティークの定義を知る事が必要です。

アンティークの意味

アンティークはフランス語(antique)で古美術品や骨董品の意味があります。

そして、製造から100年以上が経過しており、かつ品格希少価値がある物品のことをいいます。

また、アンティークに似ているフランス語でブロカントがあります。
ブロカントは使い古された風情のある物品を意味します。

つまり、アンティークは、100年以上経過しておりかつ価値がある物品のことをいい、アンティークに当てはまらない物品のことをブロカントというのです。

これから皆さんは、『アンティーク品』を扱うわけですから、

アンティーク品を見て、100年以上前の物品であるかどうか、また価値・希少性がある物品であるかどうかを見極めなければいけないのです。

また、どんなに古くても、希少価値がなければ単なるガラクタとなります。

古くて、珍しくてかつ価値がある物品だけが『アンティークと呼ばれる』点は必ず押さえておきましょう。

アンティーク品の定義まとめ

家具、食器、玩具、文具、宝石類や貴金属、衣類、カメラ、絵画など

上記の物品が製造されてから100年以上経過している。

さらに、なかなか市場には出回らないが、購入者が一定数以上いて価値がある(希少性と需要がある)

アンティーク品の販売価格の決め方

今回の記事のテーマでもあるアンティーク品の販売価格の決め方に関して確認をしていきます。

はじめに、アンティーク品には明確な相場表や販売価格表などはありません。

逆にいえば、相場や販売価格がわからないからこそ、古物商売が成り立つのです。

つまり、アンティーク品は常に一定の需要があるが、購入者自身では探すことが難しくさらに相場を把握することができない物品が多いのです。

古物商である皆さんは、一般人がなかなか購入することができないアンティーク品を仕入れ、利益を乗っけて販売をするのです。

販売価格や相場感を身に着けるというよりは、販売力があるアンティーク品を安く仕入れることができるかが勝負となるのです。

それでは、実際にアンティーク品を仕入れてから販売価格がどのように決まっていくのか、アンティーク家具の実例で考えてみたいと思います。

需要が高いアンティーク品を仕入れていけば失敗する可能性も低いので、ぜひ挑戦してみてください。

実例 アンティーク家具の販売価格の決まり方

アンティーク家具は、幅広い方からニーズがあります。

しかし、海外のアンティーク家具を購入するには、関税為替送料商品の状態など多くのリスクが伴うため、個人では手出しすることが難しい商品です。

そのため、日本にある専門店を訪れ家具を見て購入するケースが多いです。

需要あるアンティーク家具を仕入れることができれば、利益を載せても十分に販売できる可能性があるのです。

しかし、海外から仕入れるにはリスクがあるのも事実です。

そこで、以下の項目に注意しながら、有力な仕入れ先を見つけてみてください。

さらに、仕入れ価格に諸経費と利益を足して販売価格がいくらになるのかも事前に試算してみると良いでしょう。

アンティーク品の販売価格計算式
アンティーク家具販売価格=①仕入れ価格+②為替変動+③送料+④関税+利益

① アンティーク家具の有力仕入れ先を確保

一番大切なことは、アンティーク家具の仕入れ先を確保することです。

特に、日本で好まれるアンティーク家具であっても、海外では格安で販売されていることも珍しくありません。

理由は日本と外国との価値観には差があるからです。

そしてこの価値観の差こそが古物商の利益となるのです。

仕入れにeBay活用のすすめ

アンティーク家具を仕入れるために、海外へ直接買い付けに行かれる方も少なくありません。

しかし、海外への買い付けとなれば渡航費用移動時間を費やしてしまいます。
そこで活用したいのがeBayです。

eBayは世界最大のオークションサイトで世界中から6億人が参加しております。

そのため、スマホ一つあれば、アンティーク家具を購入することができるのです。

しかし、インターネットでの取引となるため、信頼できる出品者であるかどうかを見極める必要があります。

特にeBayの取引に慣れていない方の場合には、以下のポイントに注意しながら取引すると良いでしょう。

eBay取引前のチェックポイント

① パワーセラーから仕入れる

eBayでの仕入れを開始したとたんに、トラブルが生じると気持ちもやる気もなくなってしまいます。 
そこで、はじめのうちはパワーセラーと呼ばれる販売者からの購入に限定すると良いでしょう。

eBayは、取引相手から評価をすることが可能です。

取引件数が多くかつ評価が高い販売者(パワーセラー)から購入することで、トラブルを防ぐことが可能となるでしょう。

② オークションで安く仕入れるテクニックを活用

eBayはオークションでの落札サイトです。

そのため、購入希望者がいれば、落札価格は自然と上がります。

一方で、古物商である皆さんの目的は、購入したアンティーク家具に利益を載せて転売することが目的です。

くれぐれもオークションに熱くなり、落札価格を上げることがないように注意しましょう。

eBayで落札するポイントとしては、オークション終了ギリギリで入札することです。

なぜなら、eBayには自動延長機能がないため、安値で落札できる可能性があるのです。

また、出品者に直接交渉するのも方法の一つです。

② 為替レートには常に注意が必要

アンティーク家具は海外取引が基本となるため、為替レートにより仕入れ価格が
変動する可能性があります。

また、為替相場に関しては日々意識をしてチェックする他ありません。

タイミングをみて、購入することができればそれだけ利益が増えることになるのです。

為替に関しては苦手な方も多いとは思いますが、日ごろから意識してチェックをしましょう。

③ 送料を把握する

海外からアンティーク家具を購入する場合に重要となるのが送料です。

家具の場合は重量があるため、想像を超える送料が必要となるケースがあります。
たとえ商品を安く落札することができても、送料や関税が高い場合には日本で購入した方が安くなるケースすらありえます。

また、送料が高い場合には、販売価格も高くせざるをえません。

プロの古物商としては、物流費用をどこまで安くできるかどうかが勝負であると考えておきましょう。

④ 関税を把握する

アンティーク品に限定されたことではありませんが、輸入取引をする場合には関税がかかります。

税関では、主に3つ(関税、消費税、通関手数料)の税金がかかります。

詳細は割愛しますが、関税は商品価格の6割が課税対象です。

さらに、16,666円以下の物品は免税品となります。

関税は非常に細かいですが、販売価格にも影響がある部分です。

財務省の貿易統計の実行関税率表をチェックして事前に把握しておきましょう。

⑤ 利益を上乗せして販売価格を決定する

仕入れ価格やその他諸経費(送料、関税、為替変動)が把握できた段階で、販売価格も決まってくるでしょう。

初めのうちは、利益は少なかもしれませんが有力な仕入れ先物流コストを押さえるコツがわかってくれば大きな利益が出てくると思います。

【古物商 実務解説】アンティークの販売価格の相場・決め方 まとめ

アンティークの販売価格については、相場表や販売価格表などはありません。

販売価格が把握しにくいからこそ、古物商としての商売が成り立つのです。

今回の記事でアンティークに関する理解と販売価格を形成する要因(仕入れ、送料、関税、為替)が把握できたと思います。

アンティークの転売は利益を出せる商売なので、今回の記事を参考にぜひ挑戦してみてください。

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