【古物商 実務解説】書籍・古本の買取価格の相場・決め方

この記事は専門家が監修しています

古物商で一番大事といっても過言ではない仕入れ。

古本を扱う上でも、初心者だとその値付けになかなか苦労しますよね。
相場がわからなかったり、意外な本が実は高く売れたり・・・。

今回は、古本の買い取りの「相場の掴み方」から「価格の決め方までを詳しく解説していきます。

古本の買い取り価格の決め方

まず値付けの大前提として、その本の定価を知りましょう。
定価を基準に、本の状態や需要から価格を決めていきます。

①年数

本の発行年数から時間が経てば経つほど、値段は安くなっていきます。

また、過去よく売れた本ほど価格は安くなります。

人気な本だったのに安くなるなんて・・・

と思われるかもしれませんが、人気だったということは市場に溢れているということ

そのため在庫も確保しやすく、よく古本屋で売られる状態になるので、一冊の価格は安くなるというわけです。

②ジャンル

本のジャンルによっても価値は決まりやすい傾向にあります。
価値が高くなりやすい本は、以下の通り。

参考書系
受験などで需要のある本。
英語系、資格系
TOEICや漢検などの本。特にマニアックなジャンルだと価値が高い傾向がある。
専門書
特に医学書の価値は高い。
児童書
絵本など。シリーズものや季節ものほど価値が高い傾向がある。

③話題性

ドラマ化やアニメ化など、話題になると需要が高まるので、一気の本の価値が高まります。

④保存状態

実は古本の買い取り価格を決める際に、一番大事な要素でもあるのが本の保存状態です。
保存状態とは、簡単にいえば「綺麗かどうか」ということです。

どんなに人気で需要の高い本でも、保存状態が悪ければ一気に価格は下がります。
お客側にまわって考えれば、汚い本は嫌に決まってますよね。

⑤プレミアム度

限定ものであったり、人気はあるがあまり出回ってない本であれば、その価値は高まります。

隠れた名品といったようなものもあるので、適切な価格で買い取る知識が必要です。

⑥買い取り時期

3月~4月の引越し時期は、一気に古本を仕入れる時期です。

大量に仕入れることができるので、普段高い本でもこの時期には安く買い取れる可能性が高まります。

ちなみにジャンルの話と少し被りますが、受験シーズンが終わった3月・4月であれば赤本も手に入り、夏ぐらいになると高い値段でよく売れるようになります。

買い取りができない古本

本であれば何でもかんでも買い取ればいい、というものではありません。
本の中には、買い取ることができない本もあります。

①外見が著しく悪い本

先に触れた保存状態の話に関連しますが、保存状態が悪い本は買い取らない方が良いです。

保存状態が悪いとは、水に濡れた本、ページが破れている本、カビの生えた本、シミがひどい本、日焼けがひどい本、書き込みのある本などです。

人気がある本だからといって買い取ったしても、ひどい状態の本はまず売れないと考えたほうが良いでしょう。

②違法性のある本

海賊版コピー紙、商品バーコードのない本>については決して買い取らないようにしましょう。
法にひっかかるような本を取り扱えば、最悪の場合警察に捕まってしまう場合があります。

③百科事典など価値のない本

昔の家庭には一家に一冊はあったといえる百科事典ですが、現代では価値がありません。

本自体が大きく無駄にスペースもないので買い取ることはしないようにしましょう。

古本を扱う大手古物商の買取価格査定を知ろう

大手古物商のブックオフは、古本について特に知識のないアルバイトでも買い取りができるようなシステムを取り入れています。

単品管理という商品管理方法をとり、文字通り商品一つ一つをデータで管理しています。

そのデータを参考に単行本の場合、S=200円、A=100円、B=50円、C=20円と買取価格を決めており、その本が人気があり保存状態がかなり良い場合などには、Sがつきます。

そうして買い取った本を売りに出すときは、定価の半値+50円で販売するというのが基本です。

ISBNコード、JANコードで価格査定

ここまで、古本の買い取り価格の方法について書いてきましたが、色々と理論はかかっても適切な価格で値段をつけるというのは難しいもの。

しかし、そんなときに役立つツールがあります。

そのツールの鍵となるのが、本の背表紙などに記載されているバーコード。
そこにはISBNコードJANコードと呼ばれるコードが記載されています。

ISBNコードとは9784からはじまる13桁の数字
JANコードとは4からはじまる13桁の数字です。

インターネットで古本の値付けについて調べれば、これらのコードから買い取り価格を掲示するサイトがたくさんでてきます。

古本の買い取りを始めたばかりの時には、そこで相場を確認し、値付けをすることが一番確実でしょう。

代表的なものを一つ紹介すると、モノレートというサイトがあります。
モノレートは、アマゾンで販売されている商品の過去の販売状況がわかるサイトです。

こういったサイトを使うことで、買い取ったあとに「いくらで売れるのか」がわかるので、自身で相場をつかめるようになるまでは、積極的に利用していきましょう。

他店の古物商サイトから買い取り価格を調べよう

オンライン買い取りを行っているサイトを見ることによって、買取価格の相場を確かめる方法もあります。

お客向けではありますが、買い取るときにつける価格なので、非常に参考になると思います。

以下は価格がわかるオンラインサイトです。

仕入れを安定させよう

相場をつかみ、いざ買い取る準備ができても問題は仕入れができるかという点です。

特に開業したての頃は、

売るための本がない

買い取りをしようにも客がこない

なんてことになりかねません。

まずは、本の仕入先を確保する、が最大の課題です。

最初に大量に本を仕入れるのであれば、古物商でしか参加できない古物市場に参加するのが良いでしょう。

そして売るための本を並べることができれば、次は買い取り強化です。

昔は店舗に足を運んで買い取りをお願いする・・・なんていうのは当たり前でしたが、インターネットが普及した現代では、実店舗だけの買い取りだけではお客に来てもらうことはなかなか難しいです。

オンラインでの買い取りは、もはや現代では必須ともいえるでしょう。

出張買い取りや宅配買い取りができるように環境を整えましょう。

またリピーターとして買い取りを行ってもらえるためにも、ポイント制を導入したり、お得なクーポンを用意するなどの工夫をすることも重要です。

ただ買い取りをし、販売するというだけではネットが当たり前の現代では生き残りにくいので、お客の目につくように利用しやすく、また利用してみたいお店を作ることが利益をあげるための大事なポイントといえます。

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