【古物商 実務解説】スマートフォンの販売価格の相場・決め方

この記事は専門家が監修しています

中古スマートフォンは大きなビジネスチャンスが到来しております。

理由としては、SIMロック解除が義務化されたことで、若者を中心に中古スマホ+激安SIMに対する需要が伸びております。

また、訪日外国人の中古スマホの爆買いなども発生しております。

そこで、今回はビジネスチャンスが多い中古スマートフォンについて、販売価格の相場があるのかどうか、さらに相場の決め方について解説していきたいと思います。

これから、中古スマートフォンを扱いたい方はぜひ参考にしてください。

中古スマホの販売先には4つのパターンがある

中古スマホの販売先は、大きく4つのパターンに分けることができます。

そして、パターンごとにニーズも販売相場も異なってくるのです。

中古スマホの取引4パターン

  • 国内仕入れ → 国内販売
  • 国内仕入れ → 海外販売(輸出)
  • 海外仕入れ → 国内販売(輸入)
  • 海外仕入れ → 海外販売

例えば、人気機種であるiPhone7の中古スマホであれば、格安SIMを利用している国内利用者をはじめ、自国では未だ発売されていない海外客からの需要も見込めます。

さらに、中国人観光客らの爆買いのように、大量にスマホを買い取る爆買い需要も見込めるでしょう。

つまり、同じiPhone7においても、販売をする市場の動向によって、価格が大きく異なってくる可能性があるのです。

例えば、日本国内においては、iPhone7が発売されたばかりであれば、中古であっても状態がよければ新品価格とさほど変わらない価格です。

しかし、その後iPhone8が発売され、中古市場にもiPhone8が流通しはじめると中古iPhone7の価値は減少して値崩れがおきます。

しかし、iPhone8が未だ初売されていない海外においては、iPhone7の価値減少は、日本国内ほど落ちません。

このような価格差を狙って、訪日観光に併せて爆買いをする外国人もいるのです。

つまり、スマートフォンの販売価格は、国内市場をターゲットとするのか、海外市場をターゲットとするのかで、相場動向も異なってくる可能性があるのです。

そこで、一番重要なことは、販売対象は誰であるのかをしっかりと確認して、

店舗で販売をするのか、オンラインショップ限定とするのか、

さらに、店舗であれば、外国人観光客がよく訪れる観光地の近くであるかどうか、

オンラインショップにおいては多言語版サイトを用意しているかどうかなど、販売のための準備ができているか確認する必要があるのです。

それでは、具体的に中古スマホの販売価格相場について確認していきたいと思います。

スマートフォンは、販売価格の変動が激しい古物

中古のスマートフォンは、販売価格の変動が非常に激しい古物です。

理由は、新機種がメーカーから発売されると需要と供給のバランスが一気に崩れるからです。

この傾向は国内においても海外においても同様です。

そのため、今まで高値で販売できていた機種が、ある日当然値崩れする可能性もあるのです。

特に一番の人気機種である、iPhoneの発売動向は、常にチェックしておく必要があるでしょう。

古いスマートフォンでも新興国では需要あり

スマートフォン人気は、日本だけではありません。

人口の多い、中国やインドネシアなど、新興国においても、スマホは人気で毎年需要は高まっています。

しかし、iPhoneをはじめとする、人気スマホは価格も非常に高いです。

新興国は昔よりは豊かになったと言われてますが、それでも新品スマホを購入することができる層は限られているのです。

そのため、新興国を中心に、型落ちの中古スマホに対する需要は高く見られます。

例えば、2013年から2017年の日本から海外への中古スマホ出荷率は驚異的にのびております。

国別の伸び率は、中国が52%、ブラジルが129%、インド459%にも及びます。

人口の多い国で伸び率がここまで高まると、需要と供給のバランスは崩れ、販売価格にも影響が現れることは間違いありません。

そのため、日本では人気のない中古スマホ機種であっても、新興国では需要が高い人気機種である可能性もあるのです。

そして、この需要と供給の差は、スマホの買い取り相場や販売相場にも現れてくるのです。

逆に言えば、新興市場など有力な販売先を確保することができれば、国内において人気のないスマホを買い取り、利益を出すことができるでしょう。

世界的にiPhoneが人気であることは間違いないですが、中古スマホの価格と人気機種の関係性を国別に調査する必要があると言えるでしょう。

国内でも2015年から原則SIMフリー化で中古スマホ取引上向く

2015年5月より、日本でもスマートフォンのSIMフリーが原則義務となりました。

その結果、これまでは携帯キャリアの都合で機種変更をすることができなかった人々が、
自由に、気軽にいつでもスマホを機種変更できるようになったのです。

また、中古スマホを購入し、格安SIMを利用することで通信費用を安く抑えることができるようにもなりました。

大手通信キャリアも格安SIM利用に顧客が流れないように、『スマホ下取りキャンペーン』などを実施して顧客をつなぎとめているようですが、海外と同様にSIMフリー+中古スマホの利用が今後増えていく可能性は高いでしょう。

つまり、国内においても中古スマホ市場が活性化していく可能性はあると思います。

国内においては、通信キャリアの動向や格安SIMの料金相場など、消費者にしっかりと説明ができる知識を身につけている必要があるでしょう。

中古スマホ販売店が増えている理由

中古スマホ販売ビジネスは毎年右肩上がりに成長しております。

その結果、楽天やアマゾンといったネット大手モールをはじめ、BOOKOFFやソフマップなどの古物商大手も、取り扱いを開始しております。

実際に、MM総研(リサーチ会社)のデータによれば、2013年には、85万しかなかった中古スマホ市場が2018年には約3.5倍の300万台超えまで成長しております。

そのため、ドスパラ、ソフマップといったパソコンショップの中古携帯電話販売参入が相次いでいるのです。

また、消費者側としても、格安スマホを2台持ちしたり、1台はキャリアと契約、もう1台はSIMフリーのガラケーで通話専用にしたりと、ご自身の目的に応じて使い分けるケースも多いです。

また、キャリアから端末を購入する場合には、多くの条件をつけられたり、途中変更や解約ができなくなったりします。

そして、これらの条件を付けずににスマホ契約をする場合には端末代金が非常に高いです。

消費者側においても、この事情を把握しているため、中古スマホに対するニーズが高いのです。

そして、スマホになれた世代が増える今後、ますますこの傾向は強くなるでしょう。

さらに、先ほどご案内した通り、訪日外国人からのニーズや、新興国への輸出ビジネスなども含めると市場は大きく成長していくことが予想できます。

大手古物商などは、中古スマホの成長力に期待をして、参入しているのでしょう。

【古物商 実務解説】スマートフォンの販売価格の相場・決め方まとめ

中古スマートフォンの販売価格においては、相場表などはありません。

また、現在人気で、かつ高値で販売されている中古スマホであっても、新機種が発売され、中古市場にも流通されはじめると、需要と供給が一気に崩れる可能性すらあります。

しかし、上記はあくまで国内限定での動きであり、訪日外国人向けの販売価格や、新興国への輸出価格においては別の動きとなります。

そこで、もしあなたが中古スマホ販売に参入しようと考えている場合には、販売先を国内だけに絞らず訪日外国人や新興国へ分散すると良いでしょう。

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