【古物商 実務解説】スマートフォンの買い取り価格の相場・決め方

この記事は専門家が監修しています

2018年に古物営業法が改正されました。そのため記事の内容に一部変更がある場合があります。詳しくは【2018年改正】古物営業法で何が変わる?いつから?をご覧ください。

世界的にものすごい勢いで普及しているスマートフォン。

今では生活に欠かせない存在となりました。

例えば、通勤や通学の移動時間や、ビジネスでのちょっとした調べごとまで、人々はスマホ1台あれば快適に過ごすことができます。

そして、スマートフォンは、『携帯電話』という存在を離れ、『携帯音楽プレーヤー』、『お財布携帯』、『スケジュール管理帳』等、多くの利用価値が付加されています。

スマ―トフォンの充電が切れてしまったり、家に忘れた場合には生活がままならない方が多いと思います。

そこで、今後も存在価値がより一層高まっていくことが予想されるスマートフォンであれば、古物ビジネスにおいても大きなチャンスがあると考えている方も多くいるのではないでしょうか。

そこで、今回は、中古スマホの買取価格や相場があるのかどうか。

さらに、中古スマホと古物ビジネスについて解説していきたいと思います。

スマートフォンの買い取り価格の相場や決め方

中古スマートフォンの買い取り価格や相場は『需要と供給』できまります。

例えば、中古車の場合には、買い取り、販売それぞれの価格表マニュアルが存在するため、瞬時に価格を把握することができます。

一方で、スマートフォンは、中古車のような価格表やマニュアルが存在しないため、購入者が多ければ価格は上がり、少ないスマホに関しては価値が低いのです。

また、中古スマートフォンの特徴としては、『最新機種の発売』が中古スマホの相場にも大きく影響する点です。

つまり、新機種が発売されると、これまで人気であった中古スマホにおいても、急激に価値が下がる可能性があるのです。

スマートフォンの買い取り相場を考える上では、製造メーカーの新商品サイクルを考えた買い取りをする必要があると言えるでしょう。

また、型落ちの携帯電話であっても、海外輸出訪日外国人への販売をすることができれば、あなた独自の相場を作ることも可能です。

中古スマホは、販売先ターゲットを誰にするかで、買い取り価格や相場が変動するのです。

それでは、中古スマホ市場や買い取り価格について確認していきたいと思います。

1年間に新機種が何回も投入されるスマホ市場

今や若い人からお年寄りまでスマートフォンを持つ時代となりました。

また、スマホは1日利用しないことはありえないほど、生活必需品となっています。

その為、スマホ製造メーカーとしても新商品を発表すれば、ある程度は売れることがわかっております。

だから、新機種の開発にも力を入れているのです。

例えば、アップル(アイフォン)のように徹底的にデザインにこだわりシェアを獲得したり、
SONYなどは写真撮影時の画素数をデジカメ以上の質にしたり、
メーカーによっては、防水機能を強化した機種を投入したりと・・・。

メーカー側も手を変え、品を変え、新機種をどんどん投入していくのです。

そしてユーザー側も、メーカー側の戦略に乗り、新機種へ乗り換え続けるヘビーユーザーも存在しているのです。

また、新機種に乗り換えると、機種変更前に使用していたスマートフォンは不要となります。

当然、このスマートフォンについては、古物商が引き取っていくのです。

また、この不要スマートフォンを購入する古物商人には大きく2つのパターンの業者があります。

1つ目は、買い取り業者で、2つ目は下取り業者です。

それでは、業者の違いを詳しく見ていきましょう。

スマートフォンの買い取りと下取り業者

中古のスマートフォンを取り扱う古物商人には2パターンの業者がいます。

1つ目は、リサイクルショップ(オンラインショップ含む)による『買い取り』です。
2つ目は、通信大手キャリアが行っている『下取り』です。

そして、この2つにおいて、スマートフォンに対する『買い取り価格の決め方や相場』に対する考え方が大きく異なってきます。

例えば、リサイクルショップ等による中古スマホの買い取りにおいては、キズ、画面の破損、人気機種や最新機種等であるかどうかで、価格が大きくことなります。

一方で、通信会社によるスマホの下取りについては、キズがいくらあろうが、画面が割れていようが下取り価格にはさほど影響がありません。

電源が付かない』または『水没した』、などの致命傷がない限りは下取り価格は同一となるのです。

なぜ、同じスマホであるのに、ここまで考え方に差が生まれるかの理由は、中古スマホを買い取りや下取りする目的が大きく異なるのが原因です。

1. リサイクルショップ(オンラインショップ)のスマホ買い取り

リサイクルショップ等による中古スマホの買い取りは、買い取った後にクリーニング等をして、高値で転売をして利益を出します。

純粋に中古スマホを安く買い取り、高く転売することで、利益を得るのです。

2. 通信キャリアの下取り

大手通信キャリアの場合は、中古スマホを下取りして、新しいスマホを渡します。

しかし目的はあくまでも、キャリアとしてスマホの継続利用なのです。

つまり、ボロボロのスマホを高く下取りし、さらに最新機種を渡すことを条件に、通信キャリアの契約が2年間しばられたり、4年間しばられたりするのです。

通信キャリアとしては、数年間にわたり毎月通信料が入るので、下取りで損をしても通信費用の獲得で大きな利益となるのです。

これが、通信大手が提供している、『スマホ下取りキャンペーン』なのです。

それでは、中古スマホにおいて、古物商への買い取りを依頼した場合と、通信会社へ下取りを出した場合にどちらが高く買い取ってくれるのでしょうか?

買い取りVS下取り どっちが高い買い取り?

古物商の許可書では、買い取りと下取りのどちらが高い価格を付けるか、調査を実施しました。

調査結果はあくまでも独自調査ですし、今後の新機種発売状況や対象の機種の状況により結論が異なる可能性がありますのであくまでも参考としてください。

IPHONE7 の買い取り価格と下取り

※保存状態が良い場合

リサイクルショップでの買い取り価格 ¥33,500円
通信業者での下取り
ドコモ、au,ソフトバンクショップでの価格範囲
¥27,000~¥29,000円

結論としては、スマホが最新機種であるほど、かつ保存状態が良いほど『リサイクルショップ等による買い取り』の方が価格が有利となる傾向がありました。

一方で、機種が古い、または保存状態が悪いスマホの場合、『通信業者による下取り』の方が価格が有利である傾向がありました。

買い取りと下取りでは、販売希望者のニーズも異なってきますが、この傾向を抑えておくと、有利に買い取りすることができるかもしれません。

中古スマホ市場は今後も活性化が期待

このサイトをご覧になっている読者の多くは、古物商としてリサイクルショップを経営されていたり、これから古物商の許可を取得して中古スマホ販売を検討されている方だと思います。

そこで、中古スマホの転売ビジネスを検討している方向けの情報をお伝えしていきます。

中古スマホは外国人に人気

中古スマホの流通は全部で4パターンあります。

  • 国内仕入れ → 国内販売
  • 国内仕入れ → 海外販売(輸出)
  • 海外仕入れ → 国内販売(輸入)
  • 海外仕入れ → 海外販売

また、①国内仕入れ→国内販売でも、訪日顧客をはじめたとした、外国人が中古スマホを大量に購入していくケースも多く見られます。

理由は、日本ではすでに型落ちのスマホであっても海外では最新機種に近い機種であったり、
中国など人口が多い国ではスマホが手に入らずプレミアが付いている可能性があるからです。

そのため、都心で中古スマホを販売している店舗の中では、国内販売での売り上げの3割が外国人で、1人で10台~20台のスマホを爆買いしていく外国人もいるようです。

皆さんの店舗でも、スマートフォンの買い取りを強化する場合には、外国人を販売対象にするのかどうかも重要なポイントとなってきます。

例えば、外国人観光客が多く訪れる立地であるのかどうか、また、多言語版の販売サイトがあるのかどうかも検討しながら買い取り価格を決めると良いでしょう。

2015年5月からSIMロック解除が義務化

2015年5月から、スマホSIMロックの解除が原則義務化されました。

その結果、対象機種においては、携帯電話キャリアに併せて、スマホ端末を買い替える必要がなくなったのです。

つまり、気軽にスマホの機種変更ができるようになったのです。

例えば、中古のスマホを購入して、格安SIMを利用すれば、通信費用を大幅に押さえることができるようにもなりました。

消費者の中には、10万円近くしてでも最新機種を利用したい顧客もいますが、通信代を安く抑えたい消費者も多くおります。

中古スマホ+格安SIMへのニーズも高まっており、より一層中古スマホに対するニーズは高まって行くと思われます。

中古スマホ買い取りは、iPhoneが一番人気

スマホの買い取り価格は、最新機種発売などで相場は変動します。

しかし、圧倒的な人気機種が存在します。

それは、『iPhone』 です。

スマホ買い取りをしている古物商の中ではiPhoneの機種の買い取りを強化していない業者は少ないと思います。

理由は、国内外においてiPhoneに対する強い需要があるからです。

中古スマホの販売をこれから開始したい方は、iPhoneを中心に取り扱ってみるとリスクが少ないかもしれません。

【古物商 実務解説】スマートフォンの買い取り価格の相場・決め方まとめ

スマートフォンには、買い取り価格に関する価格表は存在しません。

しかし、国内外からも高いニーズがあり、今後期待できる市場です。

そして、海外市場や外国人顧客など一定の顧客を抱え込むことができれば、積極買い取りをしても十分ビジネスになるでしょう。

最新機種の発売状況やクリーニングなど最低限の知識や技術は必要とはなりますが、チャンスの多い古物商材であることは間違いありません。

通信キャリアの下取りキャンペーンなど、業界動向に特に注意をしながら買い取り強化をしていくと良いでしょう。

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