古物商許可の資格を取る4つのメリット

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リサイクルショップや中古車販売店の営業をするためには『古物商許可』が必要です。

また、古物商許可を取得することができれば、4つのメリットを得ることができます。

古物商許可を取得するために費用は発生してしまいますが、許可が取得できれば費用以上のメリットが得られるでしょう。

一方で、古物商の許可が必要にもかかわらず取得せずにいた場合は、多くのデメリットがあるので注意が必要です。

許可が必要な方は1日でも早く申請手続きをスタートさせることをおススメ致します。

古物商許可を取得した場合のメリットとは

古物商許可を取得すると、4つのメリットを得ることができます。

古物商許可4つのメリット

  • 古物市場に参加ができる
  • 税金を抑えることができる
  • ビジネスとして古物の売買ができる
  • 信用力がUPする

メリット1 古物商許可取得で古物市場へ参加が可能

古物市場は、古物を『大量かつ安価に仕入れる』には最適な市場です。

しかし、古物商許可』がなければ、古物市場へは参加することはできません。
なぜならば、古物市場は古物商許可を取得している者しか入れない、プロ同士の市場であるからです。

古物市場への参加を検討している方は、必ず古物商許可を取得しましょう。

古物を大量かつ格安で仕入れるチャンスがある古物市場

古物市場とは、古物商許可を取得した者が取引を行うプロの市場です。
つまり、『リサイクルショップのオーナーが商品の仕入れを行う市場』が古物市場なのです。

古物市場は全国に約1500カ所程度あり、取り扱っている商品ジャンルも様々です。

『車』、『家具』、『ブランド品』、『古美術品』、『電化製品』など、皆さんの欲しい商品が決まっていれば、その商品を取り扱っている古物市場へ参加する必要があります。

逆に皆さんが欲しい商品を取り扱っていない古物市場へ参加してしまった場合には、商品の仕入れができない結
果となりますのでご注意ください。

そして、古物市場のリストが欲しい場合は、最寄りの警察署へ問い合わせることで無料で貰えます。

古物商の許可を取得したタイミングで、リストを入手してみると良いでしょう。

古物市場を活用する3つのメリット

メリット1 古物ビジネス成功の秘訣は商品の仕入れ

古物の取引で利益を上げるのに一番大切なことは、『古物を安く仕入れる』ことです。

当然ですが安く仕入れた商品を、高く販売することで『利益』が出ます。

また、安く仕入れることができれば、ライバルより安く販売することも可能となるため『早く販売すること』が可能となります。

このように、古物を安く仕入れることが成功への近道となります。

もしも、皆さん独自のルートで古物を安く仕入れることができれば非常に有利となりますが、独自のルートがない場合には、古物市場を活用することを検討されてはいかがでしょうか。

メリット2 大量の古物を並べてお客様の購買意欲を高める

皆さんのリサイクルショップが魅力的に見えるためには、多くの商品が大量にかつ安く販売されている必要があります。

皆さんがお客さんとなった場合を想像してみてください。
もし、リサイクルショップへ買い物に行った場合に、商品が数点しか並んでいなかった場合、そのお店から購入したいと思うでしょうか?

よっぽど商品の値段が安い場合は別として、おそらくは『買いたい』、『買い物が楽しい』『またこのお店に来よう』と思うことはないでしょう。

一方で、広い店舗いっぱいに商品が激安で並べられていた場合には、来店した皆さんは買い物が楽しくなり、つい財布のヒモが緩んでしまうはずです。

必要な商品を安く仕入れる事ができる古物市場を活用することで、訪れたお客さんの購買意欲を確実に高めることが可能となるのです。

メリット3 古物市場で不要品を一括処分

皆さんがリサイクルショップをスタートさせる場合にも、初めは比較的小さな店舗からスタートし、徐々に拡大していくと思います。

そして、当然ですが小さな店舗では、商品を並べることができるスペースには限りがあります。
そのため、一定期間に売れない商品は処分することも検討しなくてはいけません。

その際に活躍するのも『古物市場』です。

皆さんの店舗では売れない処分品であっても、他の古物商店舗では不足している商品である可能性もあるため、すぐに購入してもらえる可能性があるからです。

古物市場は、『大量に仕入れができる市場』であると同時に『大量に在庫を処分することができる市場』でもあるのです。

メリット2 古物商許可取得で税金を安く抑える

古物商ビジネスとして行う皆さんにとって、『税金』は避けては通れません。

せっかく古物の取引で得た利益に対して、大きな税金が発生してしまったらビジネスとしては成功することは難しくなるでしょう。

また、古物商許可を得た上で古物の売買を行う場合』と『許可なく行う場合』とでは税金面では天と地ほどの差が発生します。

ビジネスとして古物取引』を検討されている方は、古物商許可を取得すると税金面でもメリットが出るでしょう。

古物商許可を取得していない場合

古物商許可を取得せずに古物を転売した場合は、売上金額すべてに税金が課されます。

古物商許可を取得し税務署へ届出をしている場合

古物商許可の取得と税務署への届出をしていれば、売上金額から仕入れ費用を差し引いた金額に対して税金が課されます。

古物商許可を取得している場合と取得していない場合とでは、課税金額に50万円もの差が生じました。

税金対策としても古物商許可の取得を検討する価値は十分にあると言えるでしょう。

メリット3 ビジネスとして古物の売買ができる

古物商許可が必要にもかかわらず無許可で営業をしていた場合には『3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されるリスクがあります。

そのため、許可を得ていない方は『大きな取引をためらう』、『継続取引ができない』等とビジネスチャンスを逃してしまうこともあるでしょう。

しかし、『古物商許可』を取得すれば、古物の営業を堂々と行うことができるようになります。

継続的に古物ビジネスを行っていく方にとって、古物商許可は必須の資格ではないでしょうか。

メリット4 信用力がアップする

皆さんがリサイクルショップで商品を買う場合に、『古物商許可を取得しているお店』と『取得していないお店』ではどちらから商品を購入したいでしょうか?

仮に少し値段に差があったとしても、『安心して取引ができるお店』から商品を購入するのではないでしょうか?

そして、インターネットで古物の売買を行う場合には、『取引相手の顔が見えない』ことから、さらにこの傾向は高まります。

逆に言えば、古物商許可を取得することで、『許可を得ていないライバル業者との差別化』を図ることができるのです。

古物商許可取得のデメリット

古物商許可を取得する上でのデメリットとしては、許可の申請に手数料が発生することです。

すべてご自身で手続きをすれば、警察署で購入する証紙19,000円と必要書類を集めるための数千円の手数料で済むでしょう。

代行業者へ依頼した場合にはプラス50,000円程度の手数料が発生しますが、書類を集めたり、警察署と打ち合わせる手間を省くことができます。

また、古物商許可の取得は一度取得できれば更新制度がないため、取り消されない限りは一生有効となり、その後は大きな手数料は発生しません。

新規で古物商許可を申請するには多少の費用が必要ではあるものの、取得してしまえば継続的に多くのメリットを得ることが可能な許可なのです。

ビジネスとして古物の取引をしていかれる方は早めに取得することをおススメします。

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古物商許可の資格を取る5つのメリットまとめ

古物商許可を取得すると、デメリットよりもメリットが多くあることが分かったと思います。

また、古物商をビジネスとして行う方にとっては『古物商許可』は必須の資格ではないでしょうか。

古物商許可を取得するまでには最低2か月程度の手続き期間が必要です。

メリットを受けるためにも必要な方は早めに手続を開始しましょう。