【小学生むけ】古物商(こぶつしょう)ってなに?

この記事は専門家が監修しています

みなさんは、古物(こぶつ)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

ふだんみなさんが生活している中ではあまり使われない言葉なので、「はじめて聞いた」という人も多いかと思います。

実はこの古物、みなさんの身の周りにたくさんあるんです。

みんなが今使っているこのパソコンスマートフォン。実はこれも古物なんです。

他にもマウスキーボードランドセル筆箱、ぜーんぶ古物なんです。

このページでは、古物に関係することについて、いっしょに学習していきましょう。

古物(こぶつ)ってなーに?


古物とは、

  • 一度使ったもの
  • 一度も使ってなくても使うために買ったもの
  • ①や②のものにしゅうりお手入れをしたもの

のことをいいます。

①の「一度使ったもの」はわかりやすいと思います。
一度使ったものなので、身の回りにあるものほとんどが古物です。

では②の「一度も使ってなくても使うために買ったもの」はどうでしょう。

たとえば、読もうと思って買ってもらったのに読んでいない本はありますか?

一度も読んでないから、新品だよ!」と言いたいところですが、実はこの読まれていない本も古物の一つになります。

一度も読んでいない(使っていない)けど、本当は読むために(使うために)買ったから、古物になるのね!

他にも一度も着たことがない洋服や、一度も使ったことのない色鉛筆も古物です。

では、デパートで売られている鉛筆はどうでしょう。古物でしょうか?
これはだれも使うために買っていないので、古物でなく本物の新品ということになります。

最後に、③の「①や②のものにしゅうりやお手入れをしたもの」にはどんなものあるか考えてみましょう。

みなさんは、何か物を買った場合にふりょう品だったことはありますか?

ここではたとえば、買ったばかりの自転車なのにタイヤがパンクしていたとしてみましょう。

パンクをしていると自転車に乗れないので、ほとんどの人が自転車屋さんにしゅうりにもっていくと思います。

そこで自転車屋さんに直してもらった自転車は、一度も使っていなくても「しゅうりやお手入れ」してもらったものなので、これも古物ということになります。

他にも、こわれたおもちゃを直してもらったり、やぶれた洋服を直してもらったりしたこともあるかもしれません。

これらもぜんぶ古物ということになるわけです。

古物商(古物商)ってなーに?


みなさんの身の回りにたくさんある古物。
この古物をつかって仕事をする人たちがいます。

古物という言葉ははじめて知ったかもしれませんが、古物が身の周りにあるだけでなく、おそらく一度は古物を使った仕事にかかわったことがあると思います。

ブックオフに行ったことはありますか?

だれかが読んだ本が古本として売られているお店です。

さて、ブックオフで売ってある本は新品でしょうか?古物でしょうか?

もうみなさんならおわかりですね。

一度使ったことのあるもの」が置いてある本屋さんなので、売られている本は古物ということになります。

ブックオフでは本を売るだけでなく、本を買い取ることもしています。

このように古物を売ったり買ったりしているお店や人のことを
古物商(こぶつしょう)といいます。

古物商ってどんなものがあるの?

それでは、みなさんの周りには他にどんな古物商があるでしょうか?
一緒に見ていきましょう。

GEO
使ったゲームソフトを売ったり買ったりする古物商
リサイクルショップ
昔の洋服や使わなくなったおもちゃ家具などを売り買いする古物商
中古車屋
もう乗らなくなったを買い取ったり、他の人に売ったりする古物商
チケットショップ
いらなくなった新かん線のキップコンサートのチケットを売り買いする古物商

お店だけでなく、古物商と呼ばれるもいます。

おじいちゃんの部屋によくわからない絵がいっぱいあったよ。
でもこの前知らないおじさんがやってきて、全部もってちゃったな。
おじいちゃんはそのかわりにお金をもらったみたい。

それはきっと古物商の人が買い取りに来たんだね
古物商の中には、価値のある絵とかをおうちまでやってきて買い取る人がいるんだよ。

うちはお父さんの車をだれかがもらっていっちゃったよ。

それも古物商の人かもしれないね。
お店に車を売りにいくこともあれば、引き取りにきてくれる古物商の人もいるんだ。

古物商ってどうやってお金をかせいでいるの?

この前ゲームを売りに行った時にとてもたくさんお金をもらえたけど、古物商の人たちってどうやってお金をかせいでるんだろう?

みなさんがいらないものを売ったことがあれば、こんなギモンをもった人もいるかもしれません。

商売のキホンはなんといっても「安く買って高く売る」です。

古物商でなくとも、このキホンはいっしょです。

みなさんがふだんコンビニに行った時にならんでいる商品。

これらの商品もコンビニの店員さんたちが別の場所で安く買って、それよりも高い値だんでみなさんに売ることで、コンビニの人たちはお金をかせいでいるわけです。

お店の人たちがだれかに売るために、安く商品を買うことを仕入れといいます。

古物商でいえば、たとえば遊びおわったゲームソフトをみなさんがお店に3000円で売れた(お店が3000円で仕入れた)とすれば、お店の人はそのゲームソフトを他の誰かに売るときは5000円で売るなどしてお金を稼いでいるということです。

物によっては、安く仕入れられるものでも売る時にはとても高い値だんで売れるものもあります。

古物商の人たちは、何が高く売れるかの知しきをたくさんもっているので安く仕入れることができるというわけです。

わたしも古物商になれるの?

古物商は20才になるまでは、ふつうはなることができません。

ただし、20才になればほとんどの人が古物商になることができます。

もしきょうみをもった人がいるのであれば、古物について勉強することはできるので、ぜひ知しきを身に付けてお金をかせぐじゅんびをするのもよいでしょう。

古物商の証こ 古物商許可証

古物商になるには、けいさつにお願いをして「古物商になっていいですよ」と許しをもらう必ようがあります

けいさつへお金をはらい、決められた用紙を出します。そして「あなたは古物商になっていいですよ」とけいさつからみとめられれば、晴れて古物商になれます。

古物商になると、古物商許可証というカードがもらえます。
これが「わたしは古物商です」という証こになる、大事なカードです。

このカードをもたないで、古物商をするとけいさつにばっきんをはらわなければならなくなるため、注意がひつようです。

他にも古物商プレートという大事なプレートがあります。
古物商プレート(寸法付き)

古物商カードはあまり見ることはないと思いますが、古物商プレートは古物商のお店にかならず見える場所にかざってあります

近くに古物商のお店があるという人は、お店にいったときに一度見てみると良いでしょう。

おわりに

スマートフォンをみんながもつようになり、古物の売り買いをする人はとても多くなっています。

しかし、みなさんに気をつけてほしいのは、古物商きょかをとらないで古物の売り買いをする場合です。

法りつい反として、ばっきんをはらうことにもなりかねないので、「しょうらい古物商でお金をかせいでみようかな」という人は、かならずけいさつにお願いをしてから古物の売り買いをするようにしましょう