【古銭・古札】昔のお金の販売・転売には古物商許可が必要?

この記事は専門家が監修しています

2018年に古物営業法が改正されました。そのため記事の内容に一部変更がある場合があります。詳しくは【2018年改正】古物営業法で何が変わる?いつから?をご覧ください。

古銭や古札には歴史とロマンがあります。

なぜなら、古銭や古札は、数十年から数百年という長い年月において、その時代を生き抜いた方々の手を通じて現代に受け継がれてきたからです。

だからこそ、古銭や古札には、歴史を身近に感じることができる不思議な魅力があるのだと思います。

また、古銭は「古いお金」であり、現在は流通しておりません。

その結果、発行数が少ない古銭や古札においては希少価値が高いものも多く、高額で取引されるケースもあります。

そこで、「古銭や古札」の転売ビジネスは儲ける事ができると考える方も多くいると思います。

しかし、古銭や古札の販売、転売ビジネスをする上で、古物商許可が必要となるのかどうか、迷われる方も多いるのではないでしょうか?

そこで、今回は古銭や古札の販売や転売には古物商許可が必要となるのかどうかを完全解説していきます。

古銭や古札の販売や転売をする場合には『古物商許可は原則不要』

古銭や古札の販売や転売に関しては原則として古物商許可は不要です

ただし、『原則』と記載させてもらったのには理由があり、例外的に古物商許可が必要となる可能性があることには注意してください。

それでは、なぜ古銭や古札を販売・転売する場合に古物商許可が原則として不用なのか、例外規定とは一体どんなケースがあるのかを4つの事例で確認していきたいと思います

事例① 趣味で集めた古銭や古札を高値で販売する場合

古銭や古札をコレクションとして収集する方は数多くおります。

最近では、日本を訪れる外国人などの間でも日本の歴史を感じることができる古銭や古札は人気となっております。

そして、コレクションとして集めた古銭や古札を、ご自身で購入した時の価格よりも高値で販売する場合は古物商許可は必要となるのでしょうか?

結論としては、『古物商許可は不要』です。

理由は、ご自身のコレクション用として購入した古銭や古札を販売する場合は、古物商許可はそもそも必要ないからです。

もちろん、古銭や古札が購入時の2倍や3倍の高値で売れる場合であっても、古物商許可は不要です。

また、古銭や古札以外に他の物であっても、ご自身のコレクション用に集めたものを販売する場合においては、古物商許可が不要となります。

つまり、ご自身のコレクション品を販売する場合には、物品に関係なく古物商許可は不要です。

事例② 古銭や古札を安く仕入れて、高く転売する場合

例えば、ヤフオクなどで安く仕入れた古銭や古札を訪日外国人向けに転売するビジネスなどはもうかるかもしれません。

そこで、古銭や古札を安く仕入れて高く売る『転売ビジネス』においては、古物商許可は必要となるのでしょうか?

中古品の転売だから、古物商許可が必要となるのでは?と考える方も多くいると思います。

しかし、結論としては、『古銭や古札を転売する場合には、原則として古物商許可は不要』です。

なぜ古物商許可が不要となるかの理由は、『古銭や古札は、古物の法律で定められている13種類のどれにも原則はあてはまらない』からです。

また、原則と記載しているのは例外規定があるからです。

例外規定については事例③にてくわしく記載をしますが、取り扱う古銭や古札に関し『美術的価値』がある場合には、古物商許可が必要となる可能性があることには注意しましょう。

事例③ 『古銭や古札』に美術的価値がある場合

古銭や古札は原則として古物商許可が必要となる古物には該当しません。

しかし、古銭や古物に『美術的価値がある』と認められる場合には、古物商許可が必要となります。

理由は、古物法で定められている品目の一つ、『美術品類』に該当するからです。

それでは、『美術的価値』とは、いったいどのような価値なのでしょうか。

美術的価値が認められる古物の例としては、絵画・油彩・水彩・書・リトグラフ・工芸品・版画・銅版画・彫刻・石版画などがあげられます。

一方で古銭や古札であれば通常は美術的価値はありません。

また、美術的価値と考えると難しく考えがちですが、古銭や古札に価値があるのは発行枚数が少ないことでプレミアムがつくからです。

美術的価値があるから、高額となるわけではありません。

プレミアムが付くことと美術的価値があることとは異なりますので注意しましょう。

しかし、世界で10枚しかない古銭であったり、新しく発見された古札などであった場合には美術的価値が認められる可能性も出てくるでしょう。

いずれにしても、通常取り扱う古銭や古札であれば美術的価値があるとはいえませんので、原則として古物商許可は不要となるのです。

事例④ 『古銭や古札』と一緒に記念切手も転売する場合

古銭や古札を転売する場合には、原則的には古物商許可は不要でした。

しかし、古銭や古札の転売に加えて他の古物の転売を行う場合には、古物商許可が必要となるケースがあります

そこで、古銭や古札と一緒に取り扱う場合に、古物商許可が必要となる例を確認していきます。

骨董屋として、古銭・古札と一緒に、掛け軸や絵画、彫刻などの取り扱いをする場合

古銭や古札と一緒に、掛け軸や絵画を取り扱う、『骨董屋』を営む場合には、古物商許可が必要となります

そして、お店の前に『美術品商』という古物商プレートを掲げる事になります。

古銭や古札と一緒に、記念切手やテレホンカードの転売をする場合

古銭・古札と同様に『切手やテレホンカード』も、発行数が限定されているものはプレミアムが付くことがあります

例えば、明治5年発行の『桜切手』は幻の切手ともいわれており、コレクターの間では取引価格が数千万円にも及ぶともいわれております。

そして、消印のない切手や未使用のテレホンカードを転売する場合には、古物商許可が必要となるのです

また、切手やテレホンカードは古物法で定められた13種類の1つ、『金券類』に該当するため、皆様のお店の入り口には、『チケット商』という古物プレートを掲げることとなります。

また、補足ですが切手においては消印済のものや、使用済のテレホンカードの場合には、古物商許可は不要となりますので注意しましょう。

古銭・古札昔のお金の販売・転売には古物商許可が必要?まとめ

古銭や古札を販売・転売する場合には原則として古物商許可は不要です。

多くの方においては、取り扱う古銭や古札は美術的価値がないケースであるため、原則通り許可は不要となるでしょう

しかし、古銭や古札と一緒に、『絵画や掛け軸、日本刀などの骨董品』を扱う場合や、『記念切手やテレホンカード』などを取り扱う場合には古物商許可が必要となります

通常、古物をビジネスとして取り扱う商人においては、様々な種類の古物の取り扱いをしているケースが多いため古物商許可を取得するケースが大半です。

古銭や古札のみを販売をするのみなら古物商許可は不要となりますが、
その他の古物も取り扱う場合には、古物商許可が必要となる可能性が高いです

古物の転売をスタートさせる前に、許可が必要な古物を取り扱うかどうかを十分に確認されることをおすすめ致します。

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