傷病手当を受給中でも古物商許可を取れますか?

この記事は専門家が監修しています

2018年に古物営業法が改正されました。そのため記事の内容に一部変更がある場合があります。詳しくは【2018年改正】古物営業法で何が変わる?いつから?をご覧ください。

傷病手当を受給中でも、古物商許可を取れるのかな?

唐突!

今、ケガで仕事を休んでて、傷病手当を受けてるんだ。
でも、古物商許可を取りたくて仕方ないんだよ!

どんな状況…

傷病手当を受給中でも、古物商許可の取得は可能じゃ。

欠格要件に該当しなければ古物商許可の取得は可能

傷病手当とは、健康保険(社会保険)の加入者が受けられる制度です。
自営業者などの、国民健康保険の加入者は対象ではありません。

病気やケガで仕事を休むと給料がもらえなくなります。
その保障として、健康保険協会や健康保険組合、共済組合から傷病手当金というお金が支給されます。

病気にかかったり、ケガを負ったりしたのが、仕事以外の場面のときに受けられるのが、傷病手当。
仕事中や通勤途中の場面のときに受けられるのが、労働災害保険、いわゆる労災です。

傷病手当を受給中であっても、古物商許可の取得は可能です

古物商許可の取得ができない要件を欠格要件(欠格事由)といいます。
欠格要件は以下のとおりです。

  • 成年被後見人、被保佐人、破産者で復権できない者
  • 犯罪者
  • 暴力団員、元暴力団員、暴力的不法行為をする恐れのある者
  • 住居の定まらない者
  • 古物商許可を取り消されてから5年を経過しない者
  • 許可取り消しとなり、聴聞から処分確定までの間に自主返納してから5年を経過しない者
  • 未成年者
  • 管理者の業務を適正にできない者を管理者に選んでいる場合
  • 法人役員の中に1~5に該当する者がある者

上記に該当した場合、古物商許可の取得ができません。

傷病手当に関する要件はありませんので、傷病手当を受給中でも古物商許可の取得は可能です

よかった~。古物商許可を取れる~!

そんなに取りたいんだね…

古物商許可に関しては問題ないが、傷病手当の方に影響があるかもしれんぞ…

…!?

古物営業を行うことによって、傷病手当が受給できない可能性がある

傷病手当は、単に病気やケガで仕事を休むときに受給できるというわけではありません。
傷病手当を受給するには、以下の条件を全て満たさなければなりません。

  • 業務外の病気やケガの療養のために仕事を休んでいること
  • 仕事に就くことができないこと
  • 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
  • 休んでいる間に給与をもらってないこと

3番目の条件がよく分からないんだけど…

傷病手当は、仕事を最低でも4日休まないと支給されません。
そして、初めの3日間は連続していなければなりません。

休んだ初めの連続した期間を待期(たいき)といいます。

「待機」の変換ミスだと思うかもしれんが、「待期」で正しい。
保険で用いられる概念なので、あまり一般的ではない言葉じゃな。

傷病手当は、待期が3日間成立して、4日目以降の休んだ日に初めて支給されます。
待期は、休んだ日が連続しないと成立しません

例えば、仕事を4日間休むといっても…

例1

1日目2日目3日目4日目5日目

例1のような並びだと待期は2日間しか成立せず、傷病手当は受給できない。

例2

1日目2日目3日目4日目5日目

例2の並びなら待期が3日間成立しているので、5日目の休みの日から傷病手当を受給できる。
例1例2、4日休むことは同じでも、日の並びによって傷病手当を受給できるかどうかが変わるんじゃな。

へぇ~。

土日祝日などで元々仕事が休みだった日や、有給休暇を取っている日も、待期にカウントされます。
待期中に給与の支払いがあったかどうかは関係ありません

本来、仕事をしている時間に、仕事以外のことで病気にかかったり、ケガを負ったりして休むことになった場合、その日が待期の初日にカウントされます。

傷病手当のことは分かったけど、古物商許可がどう影響するの?

そうだ!さっきドクターが言ってた!

傷病手当を受給する条件にあった、
仕事に就くことができないこと
これを満たせない可能性があるんじゃ。

傷病手当を受給中に、古物商許可を取得するだけなら問題ないでしょうが、古物営業を始めた場合、働ける状態だとみなされて、傷病手当を受給できなくなる可能性があります

仕事に就くことができないかどうかの判定は、医者の意見や、仕事内容によって判断されます。

そうか。古物商許可は取れても、傷病手当を受けられないかもしれないのか~。

傷病手当を受給したままでいたいなら、古物商許可の取得までにとどめておいて、営業開始は仕事に復帰してからにした方が良いでしょう

やり方を工夫すれば、傷病手当を受給したまま古物営業を行える

傷病手当の受給中に古物営業を始めると、傷病手当の受給ができなくなる可能性があると先述しました。

ですが、古物営業には様々な形態があるので、工夫次第で傷病手当を受給したまま古物営業を行うことができると考えられます。

店舗を構えて古物営業を行うとなると、傷病手当を受給する条件の『仕事に就くことができないこと』を満たせない可能性が高いです。

これじゃぁ、思いっきり働いちゃってるもんね。

ですが、古物営業は店舗を構えなくても、自宅に居ながらパソコンやスマホ一つで行うことができます。

ヤフオクなどのオークションサイトや、メルカリなどのフリマアプリを使って中古品を安く仕入れて高く売る。
これも、れっきとした古物営業です。

自宅でインターネットを使って営業する方法であれば、身体の状態や、休んでいる仕事の業務内容にもよりますが、傷病手当を受給する条件を満たせる可能性はあります

身体が悪くて仕事ができない状態でも、パソコンを操作するくらいならできる場合もあるもんね。

しかしながら、傷病手当を受給したままでいたいなら、古物商許可の取得までにとどめておいて、営業開始は仕事に復帰してからにした方が無難でしょう。

古物商許可の取得は行政書士に依頼すると便利

傷病手当を受給中でも古物商許可の取得は可能です。

しかし、許可申請にかかる作業は大変です。
必要な書類が多いですし、その多くは役所法務局へ出向いて手に入れなければなりません。
傷病手当の受給中は、仕事復帰できないほど身体を悪くしているわけですから、書類集めは容易ではないでしょう。

更に、いざ申請しても、書類に不備が見つかった場合、やり直しとなります。
自分で許可申請を行った場合、取得までに半年以上かかるケースもあります

そんなときは、行政書士に依頼すると便利です。

行政書士は面倒な書類集めを全て代わりに行ってくれますし、書類の内容も熟知しているので、不備なく用意することができます。
申請から取得までを最短期間で行うことが可能です。

これは行政書士に頼むっきゃない!

傷病手当を受給中でも古物商許可を取れますか? まとめ

古物商許可を取得できない要件を欠格要件といいます。
欠格要件の中に傷病手当に関するものはありません。
よって、傷病手当を受給中でも、古物商許可を取得することは可能です

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