動物の転売に古物商許可は必要ですか?

この記事は専門家が監修しています

変わった転売ビジネスをしたいんだけど、動物の転売なんてどうかな?

“動物”の転売…私たちがそれを言うと色々ややこしい気が…

それはさておき。
動物の転売に古物商許可は必要なのかな?

うーん、どうだろう?

動物の転売に古物商許可は必要ないぞ。

そうなんだ。じゃぁやってみようかな。

動物の転売は簡単ではないぞ。古物商よりもずっと難しい。

倫理的な問題もありそう…

動物の転売に古物商許可は不要

動物は、法律では物として扱われるって聞いたことがあるんだけど。

確かに民法では、動物は物として扱われる。
じゃが、中古(…と呼ぶのははばかられるが)の動物は、古物営業法で定める古物には当てはまらない

中古品なら何でも古物に当てはまるわけじゃないのよね。

そうじゃ。
古物営業法上の古物に当てはまらないものは、こんなものがある

古物営業法上 古物に当てはまらないもの

  • 動物
  • 食品
  • 20トン以上の船舶
  • 航空機
  • 鉄道車両
  • 1トンを超える機械で、取り外しできないもの
  • 5トンを超える機械で、自走または牽引できないもの
  • 大きい庭石、石灯籠
  • 空き缶、鉄くず、繊維くずなど、そのままでは利用できない廃品類

結構、色々あるんだね~

ということで、動物の転売に古物商許可は必要ない

動物は、民法上はとして扱われます。

古物商許可を取り締まる古物営業法では、古物を定義しています。
中古品であっても、古物営業法上の古物に該当しないものであれば、転売に古物商許可は必要ありません。

動物は古物営業法上の古物に該当しません。
ですので、中古(敢えてこう表現します)の動物を転売するのに古物商許可は必要ありません。

そもそも動物の転売はやめるべき

動物の転売に古物商許可は必要ない。
動物を販売するには、古物商許可とは別の許可が必要じゃ。

じゃぁ、その許可を取得すれば動物の転売ができるの?

ん~、理論上はそうなんじゃが…
動物の転売ビジネスには色々と問題があるんじゃ。

どんな問題があるの?

飼い主の事情などで、止むをえず手放すことになったペットを引き取り、里親募集をする施設や、飼い主が自ら書き込んで里親募集をするサイトなどがあります。

これらは、手放された末に行くあてが無くなり、殺処分されてしまうペットをなくすための意義ある活動です。

しかし、利用者の中には悪質な者もおり、その行いが社会問題となっています。

善意を装って里親募集でペットを引き取り、そのペットを虐待したり、実験用動物を販売する業者に転売したりする者がおるんじゃ。

かわいそう…

それはひどい…

もし、動物の転売ビジネスを、全く違法性のない方法で運営したとしても、あまり信用は得られないかもしれんな。

動物の転売ビジネスって実際あるの?

ワシの知る限りでは無いな。
里親募集の施設やサイトも、無償で取引するのが基本じゃ。
そもそも、動物を販売するには許可が必要だから、一般の人がお金と引き換えに里親募集をするのは禁止されている。

そうなんだ~。

動物愛護団体などが里親募集をかける際に費用を請求することもあるが、それは去勢手術や、ワクチン接種の費用などじゃ。
里親募集で、動物自体を有料で取引することは認められていない。

それじゃぁ、動物の転売ビジネスなんてやるべきではないわね。

うん。別の転売ビジネスを考えるよ。

転売ビジネスを始めるなら、古物商許可で扱えるものにするのがよい。
古物商許可は比較的、簡単に取得できるから、転売ビジネス初心者にも手が出しやすいぞ。

動物の販売は様々なかたちで行われていますが、動物の転売を違法性なく行っている業者は恐らくありません。

『動物の転売』と聞くと、ダークなイメージが強いのでおすすめできる商売ではありません。
倫理的な問題もあるため、動物の転売はやめるべきです。

動物を扱うビジネスに必要な許可

動物の転売ビジネスには手を出すべきではない。
動物を扱うビジネスをやりたければ、他の形態を考えよう。

ペットショップ…動物園…

ペットシッター…猫カフェ…

今、挙げた動物ビジネスを行うには、共通してある許可が必要となるんじゃ。

動物を扱うビジネスを始めるには、第一種動物取扱業という許可の登録が必要です。
第一種動物取扱業は、以下の7つの業種に分けられています。

  • 販売(ペットショップ、ブリーダーなど)
  • 保管(ペットホテル、ペットシッターなど)
  • 貸出し(ペットレンタル、撮影モデル派遣業など)
  • 訓練(ペット調教業など)
  • 展示(動物園、猫カフェなど)
  • 競りあっせん業(動物オークションなど)
  • 譲受飼養業(老犬老猫ホームなど)

これらの業種を反復、継続して営利目的で行う場合、第一種動物取扱業の登録が必要です。
一つの事業所で複数の業種を行う場合は、それぞれ登録が必要です。

例えば、ペットショップの中でペットホテルのサービスを行うのなら、『販売』と『保管』の2つの登録が必要だということじゃな。

第一種動物取扱業の登録は、営業開始前に行わなければなりません。

また、事業所ごとに動物取扱責任者を、専属の常勤職員の中から1名以上配置しなければなりません。
動物取扱責任者は、登録後も年に一回以上、研修の受講が必要です。

動物取扱責任者になるには、以下の3つの条件を満たさなければならない。

動物取扱責任者になるための条件

  • 実務経験がある、専門技術を学ぶ学校を卒業している、専門資格を取得している、いずれかに該当していること。
  • 動物取扱責任者研修の受講歴があること。
  • 動物取扱責任者の欠格要件に該当しないこと。

もう少し詳しく教えて~。

①の実務経験ですが、営もうとする業種と同じ業種の実務経験が半年以上必要です。

ただ、関連する業種なら別の業種でも実務経験として認められます。
例えば、動物の販売の実務経験が半年以上ある場合、『販売』と『貸出し』の2つの実務経験
が認められます。

認められる実務経験の幅は業種により異なります。
例えば、『訓練』と『展示』はそれぞれ、『訓練』、『展示』の1つしか認められません。
最も幅の広い『保管』は、『販売』『保管』『貸出し』『訓練』『展示』の5つの実務経験が認められます。

①の学校ですが、営もうとする業種にかかる知識、技術を1年間以上教育する学校であれば、高校、大学、専門学校、その他の学校、どれでも構いません。

①の資格ですが、第一種動物取扱業にかかる知識、技術を習得していることの証明として、環境省が認めている資格を取得していることが必要です。

国家資格はなく、ジャパンケネルクラブ、全国ペット協会といった、いくつかの団体が試験を行っている民間資格が27種類あります。

③の動物取扱責任者の欠格要件は、以下のようになっています。

  • 成年被後見人もしくは被保佐人、または破産者で復権を得ない者
  • 動物愛護法や狂犬病予防法などの法律に違反して、罰金以上の刑に処せられてから2年を経過しない者

と、まぁこのように、動物に関するビジネスを始めるには必要なことが多い。

気軽に始められるビジネスではないね。

転売ビジネスを始めたければ、古物商許可で可能なビジネスにしよう。
動物ビジネスより、ずっと気軽に始められるぞ。

動物の転売に古物商許可は必要ですか? まとめ

動物の転売に古物商許可は必要ありません。

しかし、動物の転売は倫理的な問題が多いため、やめるべきです。

ペットショップなど、動物の販売を行うには、第一種動物取扱業の登録が必要です。

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