古物商は自動車取得税が免除されるって本当?

この記事は専門家が監修しています

2018年に古物営業法が改正されました。そのため記事の内容に一部変更がある場合があります。詳しくは【2018年改正】古物営業法で何が変わる?いつから?をご覧ください。

車を買うときに自動車取得税っていう税金がかかるの知ってる?

知らな~い。車なんて買ったことないもん。

噂によると、古物商許可があれば自動車取得税が免除されるらしいんだよね

嘘~!じゃぁ、古物商なら車をお得に買えるってこと!?

待ちたまえ君たち。少し勘違いしているようじゃな。
古物商許可があれば自動車取得税が免除されるという噂は、ガセじゃ

え~。

ガッカリ…

古物商許可があれば自動車取得税が免除されるというわけではない

古物商許可があれば自動車取得税が免除される』という情報は間違いじゃ。
だが、あながち間違っていない部分もあるから、誤解されやすい。

全部間違っているわけではないんだね。

古物商許可を取得している者が自動車を購入するときに、自動車取得税がかからないケースが確かに存在する。
それは、中古車売買を行う古物商が、商品として自動車を購入するときじゃ。

なるほど。商品用の自動車か。

もし、商品車にも課税されたら、商売上がったりじゃ。
それじゃぁ可哀想だから、商品車として購入する自動車には、自動車取得税がかからないんじゃ。
たとえ古物商でも、自分で使う自動車を購入するするときは、当然、自動車取得税が課税される
これが誤解されて、古物商なら自動車をお得に買えると思う者が出てくるわけじゃな。

そういうことだったのか~。

古物商の中には、「商品車に自分で乗ったってバレなきゃ大丈夫」と、商品車として安く手に入れた高級車を自分で乗り回す、悪い者もおるらしい。
これは、やってはいけないことじゃから、真似しないように!

古物商許可を取得しているなら自動車取得税が免除される』という情報は間違いです。

ただ、古物商許可を取得していれば自動車取得税が課税されないケースが一つだけあります。

中古車売買を行う古物商(自動車商)が、商品車を購入する場合に限って、自動車取得税は課税されません。

自動車商であっても、自分で使用する自動車を購入する際は、通常通り、自動車取得税が課税されます。

自動車取得税について

自動車取得税とは、自動車を購入するときにかかる税金のことじゃ。
自動車取得税について、もっと詳しく解説しておこう。

安い中古車には自動車取得税がかからない

自動車取得税の税率は新車も中古車も同じで3%、事業車と軽自動車は2%じゃ。
ただ、中古車に関してはもう少し説明が必要じゃ。
中古車は古ければ古いほど価格が安くなるじゃろ。

そうね。

中古車の価格は、課税標準基準額という自動車の価格の基準となる数値に、残価率という数値をかけたものじゃ。

残価率?

残価率とは、自動車の経過年数からはじき出された掛け率のことで、新車で購入するときを1.0として、そこから経過年数によって数値が下がっていく。

経過年数1年1.5年2年6年
残価率0.6810.5610.4640.100

このように、古くなればなるほど残価率が下がっていくから、中古車は古ければ古いほど価格が安くなるわけじゃ。
この計算で導き出された中古車の価格を、取得価額という。

課税標準基準額 ✕ 残価率 = 取得価額(中古車の価格)

この取得価額の値が50万円以下になると、自動車取得税は免除されるという決まりがあるんじゃ。
要は、50万円以下の安い中古車には、自動車取得税がかからないということじゃ。

へぇ~。安い中古車には、そもそも自動車取得税がかからないのね。

中古車の取得価額(価格)は、自動車の価格の基準となる数値である課税標準基準額に、自動車の経過年数から算出された残価率をかけた値です。
取得価額が50万円以下となった場合、自動車取得税は免除されます

自動車取得税はもうすぐ廃止される

自動車を購入するとき、自動車取得税と消費税が二重に課税されていることが、しばしば批判となっていたんじゃ。
そこで、2014年の3月31日まで、一律、取得価額の5%に課税されていた自動車取得税を、消費税が8%に上がった2014年4月1日から3%に下げて、さらに事業車と軽自動車は2%とすることとなったんじゃ。

自動車取得税って、昔はもっと高かったんだ。

2019年の10月からは消費税は更に上がって10%となる。
この10%に上がるタイミングで自動車取得税を廃止して、環境性能割という新たな制度がスタートする予定なんじゃ。

割引制度みたいなもの?

まぁ、そのようなものじゃ。
燃費がいい自動車ほど、税率が割引されるといった感じじゃな。
中古車の場合、価格が50万円以下だと免除されるという点は、自動車取得税から変わらずに残る予定じゃ。
割引と聞くとお得になるように感じるが、燃費の基準が結構きびしく、よっぽどエコな自動車でないと割引の恩恵は受けられないんじゃよ。

え~。

しかも、自動車取得税より環境性能割の方が税率が安くなったとしても、消費税が2%上がる分、トータルで見ると、実質、増税となる車種も多いんじゃ。

え~。全然割引になってないじゃん!

これから自動車を購入するなら、増税前の方が比較的よいかもしれん。
値は張ってしまうが、環境性能の高い自動車なら免税されるし、その先の維持費も安く済むから、長い目で見るとこちらの方がお得じゃろうな。

現行の自動車取得税は、消費税が10%に増税される2019年10月から廃止される予定です。
それに伴って新たに、環境性能割という割引制度がスタートする予定です。
環境性能割は、自動車の環境性能が高ければ高いほど税率が低くなる制度で、非課税、1%、2%、3%の4段階に税率が分かれます。
環境性能のあまり高くない自動車は、たとえ税率が下がったとしても、消費税が2%上がる分、トータルで見ると、実質、増税となるケースもあります。

古物商は自動車取得税が免除されるって本当? まとめ

『古物商許可を取得していると自動車取得税が免除される』という情報は間違いです。

自動車取得税とは、自動車を購入する際にかかる税金です。

中古車売買を行う古物商(自動車商)が、商品として自動車を購入する場合に限って、自動車取得税は免除されます。

このケースがあることによって、古物商許可を取得していれば自動車取得税が免除されるとの誤解が生じていますが、古物商であっても、自分で使用する自動車を購入する際は、通常通り自動車取得税が課税されます。

現在、自動車取得税の税率は3%で、事業車と軽自動車は2%となっています。
中古車の場合、価格が50万円以下だと自動車取得税は免除されます

消費税が10%に増税される2019年10月から、自動車取得税は廃止される予定で、自動車の環境性能によって税率が割引される、環境性能割という制度が新たにスタートする予定です。

環境性能割は割引制度ですが、税率を算出する燃費の基準が高く設定されています。
そのため、よっぽど燃費のいい車種しか高い割引は受けられません。
環境性能のあまり良くない車種は、消費税の増加分を加味すると、現行の自動車取得税と比較して増税となるケースもあり、課題が多く残る制度です。

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