いらなくなったコンサートグッズを売って収入を得るのは違法ですか?

この記事は専門家が監修しています

ついつい買ってしまうコンサートグッズ。

好きなアーティストがいる方や、ライブに行くのが好きな方は手元にたくさんのグッズがあるのではないでしょうか。

とはいえ、熱が冷めてしまったとき、手元にあるコンサートグッズは不要なものへと変わってしまいます。

だからといって、そのまま捨ててしまうのもなんだか・・・。
そんな思いから、不要なコンサートグッズを他のファンに売る人も多いと思います。

「ネットオークションにかけたら、想像以上の値段がついた。」

「定価よりも高く売れ、収入を得た。」

なんてこともあるかもしれません。

今回は、

  • いらなくなったコンサートグッズを売って、収入を得るのは違法かどうか
  • なにか許可がいるのかどうか

心配している方のために、違法になる場合、ならない場合について説明していきたいと思います。

いらなくなったコンサートグッズを売って収入を得るのは違法?

不要なコンサートグッズを売っても違法ではありません!!

結論から言うと、いらなくなったコンサートグッズを売って収入を得ることは違法ではありませんし、特別な許可も必要ありません。

転売し、利益を得る目的で新品のコンサートグッズを購入・販売した場合も違法にならない!?

転売するために購入しているんだから違法じゃないか、と思うかもしれませんが、実はこれも今の段階では、罰せられることがありません。

人気アイドルグループのコンサートチケットのように、悪質なチケットの買い占め・転売が目立つようになれば、迷惑防止条例として今後罰則が作られるかもしれませんが、今の所、コンサートグッズにはこうした条例もありません。

2018年9月に引退を発表している安室奈美恵さんのコンサートグッズが、10倍の値段でフリマアプリに出品されている、なんて話も耳にしました。

本当のファンが正規の値段でグッズを手に入れることができない一方で、
お金儲けのためにグッズを大量に購入し、ファンに高値で売る人がいることは、あまり気持ちのいいものではありませんが、それぞれのマナーに委ねるしかないのが現状です。

転売する目的で、中古のコンサートグッズを購入・販売する場合は、古物商許可が必要になります!!

新品のコンサートグッズを購入し、販売することは、不要になったあとだろうと、転売する目的だろうと、今のところ違法ではありません。

しかし、転売する目的で中古のコンサートグッズを購入し、それを販売した場合は、古物商免許が必要になってきます。

少しややこしいですが、ようするに、自分で新品を買い求めて、販売するのは違法ではありませんが、中古品を買い集めて、利益を得ようと販売する行為は、古物商許可が必要となります。

そもそも古物ってなに?古物商ってなに?

そもそも古物とは、一度使用された物品、新品でも使用のために取引された物品、又はこれらのものに幾分の手入れをした物品を指します。
いわゆる中古品です。

古物商とは、古物(いわゆる中古品)をビジネスとして売買する人のことを指し、古物商になるために必要なのが古物商許可です。

身近な例を挙げると、大手古本チェーン「BOOK OFF」や中古バイク店「バイク王」などが古物商にあたります。

なぜ古物商許可が必要なの?

一言でいえば、盗品の出回りと犯罪組織の古物市場利用を防止する目的で必要とされています。

古物商には、

  • 取引相手の身分を確認する義務
  • 不正品を申告する義務
  • 古物のやり取りを記帳する義務

防犯三大義務がかせられるため、古物商の一人一人がこの義務を果たすことで、盗品の出回り防止、犯罪組織の古物市場利用の防止ができるというわけです。

もっと詳しく!!古物商許可が必要な場合はどんなとき?

古物をビジネスとして取引する場合、古物商許可が必要です!!

古物をビジネスとして取引する、とはつまり、中古品を仕入れて、中古品を売ることで利益を上げることを指します。

例えば、新品のコンサートグッズを正規のルートで自ら買い求めて、それをネットオークションなどで販売する場合は、古物商許可が必要ありません。

しかし、誰かが買ってきたコンサートグッズをネットオークションなどで買い集め、販売することによって利益を得ようとした場合は古物商許可が必要です。

誰かが買ってきたコンサートグッズは、使用の有無にかかわらず、
購入する時点で古物だという認識がされるからです。

また、古物を買い取って

  • 修理して売る
  • 使える部品だけを売る
  • レンタルする
  • 国外に輸出して売る

場合も、同様に古物商許可が必要になります。

古物を買い取らず、委託売買をして手数料をもらう場合も古物商許可が必要です!!

簡単に言うと、古物売買の仲介者も古物商許可が必要だということです。

古物を買い取るのではなく、いったん古物を預かり、買い取ってくれる人を探すこと、が委託売買で、それにより手数料をもらうとき、古物商許可が必要となります。

まとめ

いらなくなったコンサートグッズを売って収入を得るのは違法ではなく、また特別な資格も必要ありません。心配されなくて大丈夫ですよ。

また、新品のコンサートグッズの転売も違法ではありませんでした。(マナー的な面であまり良いことではありませんが・・・。)

しかし、これから、中古のコンサートグッズを買い集めて、販売することで利益を得よう、と思うことがあれば、古物商免許が必要になってきます

いらないものを売った経験が、古物商への第一歩になるかもしれません。

コンサートグッズだけではなく、中古品をあつかって利益を上げたい、古物商に興味が出てきた、なんて思った方は、以下の記事も読んでみてくださいね。