古本を販売するのに許可や資格は必要?

この記事は専門家が監修しています

2018年に古物営業法が改正されました。そのため記事の内容に一部変更がある場合があります。詳しくは【2018年改正】古物営業法で何が変わる?いつから?をご覧ください。

近年は本屋さんで新刊を購入するのではなく、古本屋さんや、インターネットなどで古本を購入する人が増加傾向にあります。

昔に比べ古本の質もよく、口コミも見ることができます。
読みたい本を購入し、早ければ翌日には自宅に届く便利な時代になりました。

そのような中、古本を販売して稼ごうと思っている人も多いはずです。

実は、古本を販売し商売するには、古物商許可が必要となります。

古物商許可を取得しましょう。
古本を売るなら「古本を売る資格」が必要です。これは古物営業法による「古物商許可」になります。
営業所を管轄する都道府県公安委員会(警察署)へ申請し許可を得ることになります。
自分で読むために購入した後、不要になって売る場合、許可は不要
利益をあげる為に購入するのではなく、自分が読む為に購入し、読み終わったら売る場合は許可など不要です。

例えば、自分が読む為に購入した古本が不要になり、メルカリやヤフオクなどに出品し販売するのであれば、何の許可も資格も不要となります。

継続的な利益を得る為に店舗を構えたり、インターネットにホームページを作成し、古物を転売目的で買取りする場合には、古物商許可が必要となります。

古本屋やブックオフなどは、営利目的の為、古物商許可を取得し営業しています。古物商許可の必要性の有無は「自身で読む為に購入」か「営利目的で購入」の違いがあります。

古本の売買ビジネスに古物商許可が必要な理由

なぜ、古本の売買ビジネスに古物商許可が必要なのか疑問に思う方もいると思います。
新書や新刊の書籍の場合には、盗品である可能性はほぼ皆無です。なぜならば、出版社から直接、本屋さんに搬入されるので盗難であるとは考えられません。

しかし、古本はというと、どんな経緯で古本屋に持ち込まれたのか買い取り側は分からないと思います。

実際に「自分が読んだ本を売りにきました」と言われたらそれを信じるしかありません。
不特定多数の人々からの買い取りはリスクも高く、盗まれた本であっても証明することはほぼ不可能です。

実際に、万引きや窃盗をして転売し利益をあげることを目的とした犯罪者も一定数います。

そのため、万引きや盗まれた古物の売買や換金を未然に防いだり、組織犯罪の利用防止、素早い発見、迅速な被害回復などの観点から、古物を頻繁に売買する業者においては古物商許可という許可を与える制度が設けられました

また、古物商許可を取得した後、一定の古物取引をした場合は古物台帳への記録などが義務付けられています

古本ビジネスと古物商の義務

古本を売買するには古物商許可の取得は必須です。取り扱い品目は複数でも構いませんが、13品目の中からメインを決定する必要があります。

書籍をメインに取扱いたいのであれば「書籍商」となります。

書籍商は、漫画、小説、専門誌、洋書まで、すべての古本を取り扱うことができます。もちろん一度しか読まれていないような新しめの古本から、いつの時代のものかな?と思うほど古くなった本まで取扱い可能です。

書籍売買で注意したいこと

古本を買い取る場合は、相手方(売り手)の本人確認と古物台帳への記録が必要になります。たとえ、1万円未満であっても必要なことなので忘れないように注意してください。

しかし、こちらが売る場合には、買い手の本人確認や台帳への記録は必要ありません。ブックオフや古本屋さんで本を売ったことのある人は、心当たりがあると思います。これは、古物営業法に基づき正しく営業を実施しているともいえます。

古本転売ビジネス【せどり】について

「せどり」という言葉を聞いたことがある人もいると思います。せどりとは、本や家電、おもちゃ、アパレル、化粧品、フィギュアなどを転売して利益を出すビジネスのことです。

始まりは古本と言われています。せどりは副業としても人気があり、会社員や主婦の方々が隙間時間などを使いお小遣いを稼いだりしています。

もちろん、せどりをビジネスとして営んでいる人もたくさんいます。この場合は古物商許可が必要となりなす。店舗から仕入れた古本に利益を上乗せして販売します。

仕入れ先も、店舗だけでなくフリマアプリで購入したりと様々です。

せどり(電脳せどり)の流れは以下のようになります。

① 実店舗、ネットなどで商品を探す

古本を購入する前に、どのような古本が人気があるのか、価格上昇している古本の情報をキャッチしましょう。そして目当ての古本があったら相場価格ツールなどを利用しアマゾンの中古相場を調べます。

② 商品を購入する(仕入れ)

仕入れ価格と送料などの計算も忘れずにしてください。送料や手数料を差し引いても利益の出る古本を仕入れてください

また、価格相場ツールに表示されるのは、アマゾンランキング、出品数、定価、中古最安値などになります。

仕入れた古本は、値札をはがし、綺麗に汚れを除去し、書き込みがないか、付属品に不備はないかなどのチェックを忘れずにしてください。

③ 販売価格を決めアマゾンやヤフオクなどのオークションサイト出品する

アマゾンですと、価格の安い順に上から表示されます。誰でも上に表示されたいと思いますよね。この場合、出品者同士が最安値を奪い合うことが予想されます。

ここで事前に調べておきたいのが「よく売れる時間帯」です。この時間帯に合わせ出品することをおすすめします。

アマゾンは24時間、販売価格の変更ができます。よく売れる時間帯に適宜販売価格の調整などもおすすめです。

④ 購入されたら発送する

梱包には気を使ってください。雨が降っても商品が濡れないようしっかり梱包しましょう。

古本転売ビジネスとして一番シンプルなのがせどりです。メリットとしては、リスクが低いことが上げられます。初期費用も少なく済み、あらかじめリサーチして利益が計算できるので、在庫もコントロールすることができます。
また、最初は古本から、次はフィギュアなどビジネスの拡大も見込めます。

デメリットとしては、誰でも参入することができるので競争率も高いビジネスともいえます。キャッシュフローをシビアにしなければ資金繰りに困窮するケースもあります。

書籍ビジネス仕入れのコツ

古本に掛ける資金は人それぞれなので一概に全員が稼げるとは言えないのですが、
古本などの書籍ビジネスの仕入れ先の狙い目は、専門書を取り扱う専門店です。

専門書は非常に利益率の高い書籍でもあります。専門書を扱いたい方は専門店へ行くことをおすすめします。

専門書は値崩れもなく、その書籍自体に価値があるので長期的な利益を見込めます。専門書がほしい人は高額でも購入する傾向にあります。

専門書を一冊でも多く並べたい方におすすめな仕入れ先は、古書交換会です。

これは、古書組合会員同士が古書の交換を行う場所です。取引は入札で行われます。この交換会に参加するには古物商許可を取得後、古書組合に加盟する必要があります。

古物商許可を取得したら、必ず訪れたいのが交換会です。掘り出し物やお目当ての古本にも出会えるチャンスの場所でもあります。

古本販売をするには、とにかく古物商許可を取得しましょう。書籍商になる第一歩でもあります。許可を得たら、どんな書籍を集めるのか、専門書専門でも、せどりでも、とにかくしっかりリサーチすることが重要です。

書籍はすべての古本を扱える幅の広いビジネスでもあり、安く仕入れて高く売るとてもシンプルな商売でもあります。だからこそ奥が深く知れば知るほど楽しくなる商売ではないでしょうか。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

当サイトおすすめ 【取得率100%】古物商許可専門のトラスト行政書士事務所
http://kobutsudaikou.com/
古物商許可取得がネットで完結!トラストなら即日着手&古物営業に必要な特典付き(15,000円相当)