カメラやレンズの転売に古物商許可は必要?

この記事は専門家が監修しています

中古のカメラを買ってみたんだけど、安いわりに意外と性能も良くて、結構気に入ってるんだ~!

へぇ~。
カメラの転売ビジネスでもやってみようかなぁ~。
結構、儲かるかも!?

カメラやレンズの転売ビジネスには古物商許可が必要よ。

古物商許可?何それ?

中古品の転売ビジネスには古物商許可が必要

今、中古品の転売ビジネスを始める人が増えています。

中古品の転売ビジネスをする人のことを古物商といいます。

古物商は一昔前なら、リサイクルショップや古本屋など、店舗を構えて営業するのが当たり前でした。

今は、ネットオークションやフリマアプリが普及したので、それらを活用することで、誰でも気軽に古物商になれるようになったのです。

確かに、気軽に古物商になれるのですが、営業を始める前に許可を取らなくてはいけません。

その許可とは、古物商許可です。

店舗を構える場合でも、インターネットだけで取引する場合でも、中古品の転売ビジネスを始めるには古物商許可が必要です。

ちょっと待って…!
リサイクルショップやネットオークションで、ものを売ったことがあるんだけど。
あれって、古物商許可が必要だったの!?

中古品を転売したことがあるという人は多いでしょう。
許可が必要だと聞いて、ドキッっとしたかもしれませんが、心配ありません。

このような中古品の転売例は、古物商許可がなくても行うことができます。

  • 自分で使っていたカメラを、要らなくなったので転売する。
  • タダでもらったカメラを転売する。

もし、上の例に古物商許可が必要だったら、気軽に不用品を売れなくなっちゃうもんね。

そっか。よかった~。

古物商許可が必要になるのは、中古品の転売を商売として行うときです。

もう少し具体的に言うと、転売するために中古品を仕入れるとき、古物商許可が必要です。

ものを売って商売をするなら、当然、売りものとなる商品を仕入れないといけません。

中古品の転売ビジネスは、中古品を商品にして行う商売なので、中古品を色々なところから仕入れます。
主な仕入れ先に、このようなところが挙げられます。

  • リサイクルショップ
  • ネットオークション
  • フリマアプリ
  • フリーマーケット

これらのようなところで、中古品をただ単に買うだけなら古物商許可は必要ありません。
ですが、転売するために買う(仕入れる)場合、古物商許可が必要になるのです。

無許可だと罰則が科せられる

中古品を転売するために仕入れるとき、古物商許可が必要だってことは分かったよ。
もし、許可を取らずに、転売のための仕入れをしたらどうなるの?

古物商許可を持っていない状態で、転売するための中古品の仕入れを行うと、逮捕される可能性があります。

これは、古物商許可を取り締まっている古物営業法という法律の、無許可営業という違反にあたります。

無許可営業には罰則もあって、3年以下の懲役または100万円以下の罰金、もしくは両方が科せられる可能性があります。

おぉ!無許可営業の罰って結構重たいんだね!

ちなみに、無許可営業の罰則は、古物営業法にあるいろんな違反の中で一番重たいの。

古物商が許可制である理由

なんで、中古品を転売するとき、わざわざ許可が必要なの?

中古品の転売に許可が必要な理由は、窃盗事件の早期解決
そして、盗品が流出するのを防ぐためです。

泥棒は、盗品をお金に換えるために、古物商のところに売りに来る可能性があるでしょ。

古物商許可は警察署で申請して取得する許可です。

なので、警察署には許可を与えた古物商のデータが保管されています。

窃盗事件が起きたとき、警察は古物商に捜査の協力を頼みます。

例えば、
「キヤノン製の◯◯というカメラが盗まれた。」という情報を警察は古物商に知らせておきます。
古物商のお店にそのカメラと同じものが持ち込まれたら、それは盗品の疑いがあります。
古物商は警察に連絡して捜査してもらうことで、事件の早期解決につながります。

そして、古物商は、盗品の疑いのあるカメラを他に売り渡さないようにしておきます。
そうすることで、もし、盗品であったとしても、それ以上の流出を防ぐことができるというわけです。

なるほど~。そんな理由があったんだね!

古物商許可を申請するときは品目を選ぶ

窃盗事件が起きたとき、警察は古物商に捜査協力を頼むと先述しました。

カメラが盗まれた事件の捜査協力なら、カメラを取り扱っている古物商に頼んだほうが効率がいいでしょ?

そりゃそうだ。
古本屋さんや金券ショップに頼んでも意味がないよ。

そう。
だから警察は、どこの古物商が、何を取り扱っているのかも、ちゃんと把握してるの。

中古品の転売ビジネスといっても、カメラもあれば、古本や古着、中古車や金券などなど…
商品の種類はたくさんあります。

そのため、古物商許可では、取り扱う商品をジャンルごとに分けています。
そのジャンルのことを品目といいます。

品目は13種類あって、下記のようになっています。
()内は、各品目に当てはまるものの例です。

美術品類
(絵画、工芸品、登録日本刀、など)
衣類
(洋服、敷物、布団、など)
時計・宝飾品類
(時計、宝石類、貴金属類、など)
自動車
(自動車本体、自動車のタイヤ、カーナビ、など)
自動二輪車及び原動機付自転車
(バイク本体、原付き本体、バイクのタイヤ、など)
自転車類
(自転車本体、自転車のかご、空気入れ、など)
写真機類
(カメラ、レンズ、望遠鏡、など)
事務機器類
(パソコン、コピー機、FAX、など)
機械工具類
(工作機械、ゲーム機、電話機、など)
道具類
(家具、楽器、おもちゃ、など)
皮革・ゴム製品類
(鞄、靴、毛皮、など)
書籍
(本、マンガ、雑誌、など)
金券類
(商品券、航空券、株主優待券、など)

 

警察署に古物商許可を申請するとき、必ず、取り扱いたい品目を選んで申請します。

中古のカメラやレンズの転売ビジネスを始めたければ、『7、写真機類』を選んで、古物商許可申請をします。

古物商許可が取得できたら、基本的には、許可申請のときに選んだ品目に当てはまるものだけを取引することができます。

もし、許可申請で選んでいない品目に当てはまるものを取引したら、2週間以内品目の追加の届出を警察署にする必要があります

写真機類を選んだら、カメラやレンズを取り扱うことができるけど、パソコンやゲーム機を取り扱うことはできないの。

ん?近所のリサイクルショップには、カメラもパソコンもゲーム機も売ってるけど?

古物商許可を申請するとき、選ぶ品目の数に制限はありません。

写真機類、事務機器類、機械工具類を一緒に申請すれば、カメラもパソコンもゲーム機も一緒に取り扱うことができます。

写真機類で取り扱える商品

中古のカメラやレンズの転売ビジネスを行う場合、写真機類という品目を選んで古物商許可を申請すると先述しました。

写真機類という品目で取り扱える商品は、カメラやレンズだけではありません。

古物営業法では写真機類をこのように定義しています。

プリズム、レンズ、反射鏡等を組み合わせて作った写真機、顕微鏡、分光器等

具体的には、カメラやレンズの他に、ビデオカメラ、望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡、分光器などです。

また、レンズが当てはまることからも分かるように、カメラや望遠鏡の本体だけでなくパーツも取り扱うことができます

分光器は、一般的に使われるものではないので、初めて聞く人も多いでしょう。

分光器とは、測定器具の一種で、光の特性や強度を測る装置のことです。

古物商許可の取得は行政書士に依頼すると簡単で便利

カメラの転売ビジネスをやってみたいけど、古物商許可を取るのって難しそうだなぁ…

古物商許可の取得は、それほど難しくはありません。

条件さえ満たしていれば誰でも取得できます。

ただ、満たすべき条件がたくさんあります。
そして、条件を満たしていることを書面で証明しないといけません。

そのため、書類の知識がないと、古物商許可を申請するのは結構難しい作業となります。

また書類がクセモノでね。
役所に取りに行かないといけなかったり、マンションのオーナーにサインしてもらうような書類なんかもあるの。

役所で取り寄せる書類を集める作業は、仕事などで平日の日中に時間が取れない人にとっては大変な作業ですよね。

そんな方のために、古物商許可の取得を簡単にする方法があります。

行政書士に依頼するという方法です。

行政書士とは、依頼者に代わって許認可の申請をやってくれる専門家です。

代わりにやってくれるわけですから、依頼者側がすることは特にありません。

役所に書類を取りに行く作業も、警察署に書類を提出する作業も、全部やってくれます。
作成するのが難しい特殊な書類を、代わりに作ってもらうことだってできます。

極端な話、行政書士に依頼すれば、待っているだけで古物商許可を取得できます。

すごい!行政書士ってこんなに便利なんだ!

中古カメラの転売ビジネスについて

中古カメラの転売ビジネスの豆知識を紹介します。

今どきのデジカメよりも昔のカメラの方が稼げる

古いものよりも、新しいものの方が魅力的に思えますよね。

ですが、中古カメラの転売ビジネスでは、今どきのデジカメよりも、昔のカメラの方が利益を得やすいんです。

中古品の転売で利益を得るためには、できるだけ安く仕入れて、仕入れた値段よりもできるだけ高く売ることに尽きます。

デジカメはどんどん新商品が発表されるので、古いものは機能も劣りますし、価値も下がります。

そのため、中古のデジカメを安く仕入れても、売り値をあまり高くつけられません。

中古のデジカメが高い値段で売られていたら、最新のデジカメを新品で買ったほうがいいって思うもんね。

一方、昔のカメラは、ものによっては古いほど価値が高まる傾向にあります。

フィルム時代のカメラで撮った写真には、現代のデジカメには出せない味があります。

そして、昔のカメラは素材に金属を多く使っていて重厚感があります。
これは、昔はカメラが高級品だったため、高価な素材で作っていたからです。

カメラが趣味の人たちは、古いカメラならではの写真の味を楽しんだり、カメラ自体の見た目を楽しんでコレクションしたりするのです。

そのため、古いカメラには売り値を高めにつけても、マニアの方に買ってもらえる可能性が高いのです。

レンズだけでも人気がある

中古カメラ市場で意外とよく売れているのが、カメラのレンズです。

レンズの中でも特に、フィルム時代のカメラのレンズは実は人気があります。
古いレンズ、特にフィルム時代のレンズはオールドレンズと呼ばれています。

写真を撮るのが趣味だという人は、昔から一定数いました。
最近はインスタグラムなど、写真をSNSに投稿する文化が広まったことで、写真が趣味という人は昔よりも増えています。

オールドレンズには、デジタルには出せない味があります。
そんな写真はインスタ映えを狙えます。

なので、オールドレンズが見直されていて、レンズだけ買っていくお客さんも多いんです。

いや、レンズだけ買ってもどうしようもないでしょ。

えー知らないのー?
レンズって、好きなものを付け替えできるんだよ。

それぐらい知ってるよ!僕もデジカメぐらい持ってるし!
でも、オールドレンズをデジカメに付けるなんて、それは無理でしょ~

オールドレンズをデジカメに取り付けることはできます。

カメラ本体と同じメーカーのレンズなら、そのまま取り付けられる場合もあります。

そのまま取り付けられない場合でも、専用の器具を使って取り付けることができます。

マウントアダプターという器具を使うことで、レンズとカメラの接合部分の形が違っていても、取り付けることができます。

マウントアダプターを使えば、違うメーカーのカメラとレンズをつなげることもできます。

カメラ、マウントアダプター、レンズを組み合わせることで、自分好みのカメラを何通りもカスタマイズできるんです。

知らなかった…。
デジカメで、フィルム時代の写真を撮ることができるんだね!

品目に写真機類を選んで古物商許可を取得したら、カメラの部品であるマウントアダプターを取り扱うこともできます。

レンズやマウントアダプターは種類が多いので、たくさん取り揃えると喜ばれるでしょう。

カメラやレンズの転売に古物商許可は必要? まとめ

カメラやレンズの転売には古物商許可が必要です。

自分が使っていたカメラを売る、もらったカメラを売るといった転売には、古物商許可は必要ありません。

転売するために中古のカメラを仕入れるとき、古物商許可が必要です。

古物商許可を取らずに中古カメラを転売すると、3年以下の懲役または100万円以下の罰金、もしくは両方が科せられる可能性があります。

古物商許可の取得は、行政書士に依頼すると簡単で便利です。

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