自分で集めたグッズでも、高値で売れたら転売扱いされちゃう?

この記事は専門家が監修しています

アニメやアイドルやアーティストのグッズ。CDにTシャツ、キーホルダーに缶バッジにフィギュアにタオル・・・集めていたらグッズで一部屋まるごと埋まってしまった、なんていう話もめずらしくはありません。自分が好きなアイドルやキャラクターに囲まれて生活するのは幸せなことです。

けれど、ファンを卒業したり、生活環境が変わったり、他のことにお金が必要になったり・・・いろいろな事情で、グッズを手放さなくてはいけないこともありますよね。

そんな時、ヤフオクに出品したりメルカリで販売したりすることも選択肢のひとつです。

ところで・・・自分が集めていたグッズがヤフオクなどで高値で売れた場合、悪質な転売と勘違いされて、何かペナルティを負わされたりすることはないのでしょうか。

今回は、ご自身が集めたグッズをネットに出品しようか迷っている方に向けて、グッズが高値で売れた時に転売と勘違いされないかどうかについて、ご案内いたします。

ポイントは、『どのような目的で購入したのか』

転売とみなされるかどうかのポイントは、ズバリ、どのような目的でグッズを購入したかです。

自分が使う目的で購入した』⇨転売ではない(違法性なし/古物商許可の必要なし)

三千円で購入したTシャツが、ヤフオクで三万円まで値上がりして落札されたとしても、あくまでも自分が使っていて不要になったものを売っただけで転売にはあたりません。

利益を出す目的で購入した』⇨転売(悪質な場合は刑事罰も/古物商許可が必要)

定価3千円より高値でも欲しがる人がいることを理解して購入したTシャツが、ヤフオクで三万円まで値上がりして落札された場合は転売にあたります。

たとえ新品であったとしても、一度でも他人の手に渡ったものは「新古品」となり、古物として扱われます。そのため、購入してからもパッケージから取り出さず新品同様のグッズも、新古品という古物扱いになります。

そして、転売して利益をだす目的でグッズを扱うには、古物商許可が必要です。

古物商許可が必要な転売にもかかわらず、許可を取得しないで転売行為を繰り返していた場合には『3年以下の懲役または100万円以下の罰金』という重い罰則が科されることもあります。

正直グレーゾーンな部分も・・・

一回のみでは、転売かどうかを判断するのは正直難しいです。最初から転売目的であったとしても、「自分で使うためにたくさん購入したけれど、気に入らなかったので手放した」と言えば言い逃れることも可能なケースもあると思います。

ただし、継続してグッズの転売行為をしていた場合は、「高値で売れるグッズを継続的に大量に購入し、たまたま毎回気に入らなくて手放した」ということは考えにくいです。転売の意志があるかどうかは、継続性や累計金額などから警察が判断します。
そして、警察は犯罪捜査のプロですから、下手な言い訳は通じないでしょう。

自分が使う目的であれば、古物商許可が必要ないのはなぜ?

では、なぜ「自分が使う目的で購入した」場合は古物商許可は必要ないのでしょうか。

それは、古物商が許可制度になっている理由が、『中古品(古物)の売買・交換には、盗品等が混入するおそれがあるため』です。警察が盗品の流通経路を追えるように、古物商の取引は台帳に詳細に記載して3年間は保存をしておく義務があります。

自分であつめたグッズであれば盗品の可能性は少ないですし、利益を出すために買っていないので転売にもあてはまらないため、古物商の許可が不要なのです。

古物商許可が不要な取引

  • 自分の物を売る。(※ただし、転売を目的としない場合)
  • 自分の物をオークションサイトに出品する。(※ただし、転売を目的としない場合)
  • 無償でもらった物を売る。
  • 自分が売った相手から売った物を買い戻す。
  • 自分が海外で買ってきたものを売る。

古物商許可が必要な取引

  • 古物を買い取って売る。
  • 古物を買い取って修理等して売る。
  • 古物を買い取って使える部品等を売る。
  • 古物を買い取らないで、売った後に手数料を貰う(委託売買)。
  • 古物を別の物と交換する。
  • 古物を買い取ってレンタルする。
  • 国内で買った古物を国外に輸出して売る。
  • 上記の行為ををネット上で行う。

グッズの無許可販売とは?

「転売はよくない!」という認識は広まりつつありますが、具体的にどうしてよくないのか、言葉で説明するのはむずかしいという方も多いのではないでしょうか。
色々な理由がありますが、主なものをまとめてみました。

グッズの無許可転売がよくないとされる理由は?

犯罪組織の収益源となりやすい

組織ぐるみで転売を行っている場合も多く、犯罪組織の大きな収益源となってしまうため

定価よりずっと高い値段を出さないと買えない

グッズの値段が不当につり上がってしまい、主催者が設定した値段よりずっと高額な金額を払わないと希望者が購入できなくなってしまうため

悪意が混じるのが簡単だから

主催者側で禁止事項にしていなければ、先着順で100個限定販売の品物を先頭の人が100個購入して転売しても法律上の問題はないが、多くの人はその行為を不快に感じるため。

悪質な転売ではないかとされる実例

京都高島屋が、画家の故中原淳一氏の絵を再現した「ロリーナ」という名前の女の子の人形を『1人2体まで』100体限定で、1体12万円で受注販売しました。受注販売の受付日は開店前から約200人の行列ができ、先着50人に整理券を配布しました。

 ところが、最初に購入した男性客が、他の人が受注申込みを済ませるたびに「この人の分も払います」と言って精算を代わりました。整理券を受け取った50人全員が同一グループの関係者だったとみられ、後日、中国のオークションサイトで4万円程度上乗せして出品されました。完売したら、出品者はおよそ400万円の利益を手にすることになります。

悪質なグッズ転売への対策って?

上の章でご案内したような、いわゆる転売目的の買い占めについて、最近よくニュースで話題になりますよね。

限定グッズ販売に関しては『申込者だけでなく支払い者も一名につき一個限定』など、販売元で条件をつけるなどして、対策をしています。

グッズ転売対策の実例

2014年に東京駅開業100週年記念suicaが、東京駅の特設ブースのみで販売されました。徹夜での場所取りは禁止されていましたが、実際は駅員からの注意喚起などもなく、朝の時点で数千人の大行列ができていました。駅構内の混雑がひどく事故を起こす可能性もあったため、東京駅では急遽販売を中止し、一時は購入希望者が暴徒化する騒ぎとなりました。

徹夜をして並んでいた人の多くは転売目的だと言われており、実際にネットオークションで数十倍の値段で出品が相次ぎました。ところが、JR東日本から、再発売し希望者全員に販売すると発表があったため、ネットオークションでの入札は極端に減り、多くの転売屋は当てが外れる結果になったと言われています。

転売で逮捕されることはある?

グッズの転売をしていて古物商許可の無許可営業とみなされた場合は、3年以下の懲役または100万円以下の罰金という重い罰則が科されます。

いきなり抜き打ちで逮捕されるケースもありますが、あらかじめ警察から調査や警告を受けるケースが多いです。警察からの警告を無視して転売を繰り返していたを場合には、重い罰則が科されてしまいますので免許が必要な方は必ず取得しましょう。

また、警察の逮捕まではいかなくても、『違法な出品』としてネットオークションの利用者から運営に通報されたら、自分のアカウントが削除されてしまう可能性もあります。

また、取引相手とトラブルで裁判となり、古物商の免許がなかった事が原因で敗訴してしまったというケースもあります。悪徳業者の中には、古物商免許なしで転売をしている人に目をつけて、落札してからわざとクレームをつける業者もいるようです。

おわりに

心境の変化でファンを卒業する時、やむを得ず他のことのためにお金が必要な時、グッズを売ることは当然ですし、せっかく売るなら高値で売りたいですよね。

アーティストやアニメのグッズは、タイミングによって売れる値段が大きく変動します

自分がかつて購入したグッズが高値で取引されていて、その時は売るのを思いとどまったら、数カ月後には定価の半額まで値下がりしてしまったというケースもあります。

今売ってしまうべきか、しばらく様子を見たほうがよいか、ネットオークションなどに出品する前に現在の相場を調べてみることをオススメします。

今回の記事を参考にしていただければ、悪質な転売と間違われてしまうことはありません。迷っている方は、ぜひ一歩踏み出して出品してみてください

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