【古物商 実務解説】ヤフオクで古物を仕入れる時の本人確認方法

この記事は専門家が監修しています

ヤフオクで仕入れるときって、みんなどうやって本人確認してるの?

それ…実は私もよく分からなくて…

だよね! ヤフオクの取引で「本人確認したいから身分証明書を見せてください」とか普通、お願いできないでしょ?

そう! そうなの!

君たち、困っているようじゃな。
たとえヤフオクで古物を仕入れるときであっても、本人確認は法律で定める正式な方法で行うべきじゃ!

いや、だからそれが無理なんだって~!

どの方法もヤフオクの取引には向いてないもん!

うむ、君たちの気持ちはよ~く分かる!
正式な本人確認方法は、確かにヤフオクでの取引には向かない。
実は、ワシもこの問題には困っておるんじゃ…

Dr.コブツも困ってるの!?

みんなはこの問題をどうしてるの?

うむ。
では、ヤフオクで古物を仕入れるときの本人確認について、古物商や行政はどのように対応しているのか解説しよう。

目次

ヤフオクでの本人確認については、情報が錯綜している

インターネットによる古物の取引は、相手と直接顔を合わせずに取引する。これを…

非対面取引!

そう! 正解。
非対面取引では、本人情報を偽って取引をする『なりすまし』が行われる恐れがある。
古物営業法に『非対面取引における本人確認』という項目があるが、ネット取引の普及に合わせて、新たに5つの非対面取引における本人確認方法が2018年に追加された。
しかし、どの確認方法もヤフオクで古物を仕入れる際には適さないものばかりなんじゃ

そうなんだよ~。
ヤフオクで出品者に「身分証明書を見せてほしい」ってお願いするわけにもいかないし…

実は、この問題については意見が分かれていて、
ヤフオクの取引では致し方ないので、可能な範囲での本人確認でよし!
という意見もあるし、
ヤフオクの取引であっても、正式な方法で本人確認するべきだ!
とする意見もあるんじゃ。

え~! じゃぁどっちを信じればいいのよ~!

うむ。
では、ここで2つの意見についてまとめてみよう。

『ヤフオクの取引では、可能な範囲での本人確認でいい』という意見は間違いです

古物商が相手方の本人確認が必要となるのは、古物を”買い受けるとき“じゃな。
この意見では、ヤフオクで古物を落札する行為は、”買い受けとはならない“と考えられている。

ただし、結論を先に伝えておく!ヤフオクで古物を落札する行為は、古物の買い受けになるのじゃ。 だから本人確認もする必要がある! この結論を間違えてはいけないから頭にいれておくように!!その上でインターネットに出まわっている情報を整理してみよう

ネットで出回っている間違った情報は、『ヤフオクで落札した』という解釈?

そうじゃ。かなり極端な解釈じゃが、インターネットを中心に出回っているようじゃ。
考え方としては、相手から「この古物を買い取ってください」と依頼を受けて買い取る場合が”買い受け“で、ヤフオクでは特定の古物商に対して買い取りを依頼しているわけではなく、不特定多数のユーザーに向けて売りに出しているので、この場合、”買い受けとはならない“。という主張のようじゃの。

かなり強引な考え方ね

うん!インターネットの情報を鵜呑みにするのは怖い

『ヤフオクの取引であっても、正式な方法で本人確認するべき』という意見が正解

『ヤフオクで古物を仕入れて、それを高値で売る』という行為はいわゆる『せどり』と呼ばれる行為じゃな。
ネット上では、『せどりは買い受けとはならない』という意見も出回っている。

先述の意見ね。

じゃが、『せどりを行うには古物商許可が必要だ』と、どこの警察も概ねそう発表している。
せどりを行っている者の中には、その話を聞いて慌てて古物商許可を取得したという者も多いじゃろ。

確かに、よく聞くね。

警察は『せどりを行うには古物商許可が必要だ』と言っているわけじゃろ。
言い換えれば、『せどりは買い受けに該当するので、古物商許可が必要だ』。
そうとも受け取れると思わないか?

確かに!

じゃろ?
そうなると、ヤフオクでの仕入れはれっきとした”買い受け“となり、ヤフオクでの買い受けの際も本人確認の義務が生じる。
ならば、きちんと正式な方法で本人確認するべきだ。
という意見じゃ。

うわぁ~! どっちが正しいんだ~!

ヤフオクで古物を仕入れる際の本人確認は、『可能な範囲での本人確認でいい』とする意見や、『正式な方法で本人確認するべき』という意見など、情報が錯綜しています。
これについて現行の古物営業法に則れば、本人確認方法に例外はなく、『ヤフオクで古物を仕入れる際でも、法律で定める非対面取引における本人確認方法を取らなければならない』と解釈するのがベターです。

まぁ色んな意見があるが、法律に従えば、たとえヤフオクでの取引であろうと、正式な方法で本人確認するしかないじゃろう
間違った本人確認は、違反になる可能性もあるからな。

ちょっと待って!
可能な範囲での本人確認』ってどんな方法なの?

うむ、気づいたか。
ヤフオクでの取引でも本人確認は正式な方法で行うべきだ。
だが、現実的には難しい…
そこで、実務と法律とのはざまでどうしたらよいかわからない者たちが各々の意見をネットに書き込んでいるんじゃその中で、言わば妥協策が出回っている情報があるのじゃが・・・・。
誤った情報も多数あるのが実態じゃ

それでは、法律では認められていない方法をいまから伝える

ひどい!そんなの教えないでよ!
捕まっちゃうじゃない!

ワシだって積極的に教えたくはない!
しかし、正式な本人確認方法があまりにもヤフオクでの取引にはそぐわないということで、妥協策の方法を活用する古物商も多いんじゃ。みんなが真似しないようにするためにも今回は紹介するのじゃ

なるほど!

今回は一応、妥協策として取られている方法を紹介する、
しかし、その方法が法律で認められていないことは確かじゃ!
妥協策の本人確認方法を取ることは、最悪の場合、法律違反となり罰金や懲役が科せられる可能性もある!
そこは十分に理解するように!

はい!

分かりました!

法律では認められていないが、ヤフオクで古物を仕入れる際に妥協策として取られている本人確認方法

ヤフオクで古物を仕入れる際、正式な方法で本人確認を行うとなると、相手方に身分証明書を提示してもらうなど、一般的なヤフオクの取引ではあり得ないことを出品者に要求しなければならず、応じてもらえない可能性が高い。

そうそう!

そこで、妥協策が考え出されたようじゃな。
これから紹介する本人確認方法は、ヤフオクで古物を仕入れる際に多くの古物商が行っているようだが、法律では認められていない方法じゃ!
最悪の場合、この方法を用いることが違反となり、罰金や懲役が科せられる可能性もあるから、そこは十分に理解するように!

【間違い情報】送付伝票から相手方の情報を確認する方法

ヤフオクで商品が落札されたら、出品者は落札者に商品を送るために、必ず郵便局や宅配サービスを使うことになるじゃろ?

そうだね。

郵送や宅配サービスを利用する際には必ず送付伝票を書く。
送付伝票には送り先の住所を書くのはもちろん、送り主の情報を書く欄もあるじゃろ?

確かに。自分の住所や電話番号も書くよね。あれって名前だけでもいいような気がするけど、何で?

万が一、送り先の住所を間違えて書いてしまって、荷物を届けられなくなっても、送り主の住所を書いておけば、そこに送り返すことができるじゃろ? そういった役割があるんじゃ。

なるほどね!

送付伝票を見れば、相手方の氏名、住所、電話番号を確認することができる。
じゃが、法律で定められた本人確認では、相手方の職業も確認しなければならないとしている。
送付伝票で職業までは確認することはできないが、ヤフオクでの取引の場合、そこまで確認することは困難なので、送付伝票にある情報だけ確認すれば良いとウソの情報が伝えられておるのじゃ

じゃぁ、この方法は法的には認められていないんだね。

そうじゃ。法律上はOKではないただし、どうしても採用する場合には送付伝票は捨てずにきちんと保管しておくということじゃ!

古物商には、取引記録を古物台帳に記録しておく義務もあるじゃろ。
送付伝票は本人確認の証拠になるので、古物台帳の記録と一緒に保管しておく必要もある。
保管期間は記載から3年間じゃ

送付伝票が証拠になるのね。

うっかり捨てないようにしなきゃ!

が、しかし!
大切なことなので何度も言うが、この方法は法律では認められていない!
正式な方法ではない以上、むやみに活用してはいけない!
最悪の場合、この方法を用いることが違反となり、罰金や懲役が科せられる可能性もあるから、そこは十分に理解するように!

【間違い情報】Yahoo!JAPAN IDで本人確認する方法

ヤフオクに利用登録する際は本人確認が行われるな。
ということで、
ヤフオクに登録されている者はみんな、ヤフオク側で本人確認が済んでいる』とウソ情報が伝えられている。
現在の法律ではヤフオク運営者が本人確認をしても、古物商人側も別で、本人確認をする必要があるのじゃ

誤った考えじゃが、ヤフオクに登録している者はみんな、Yahoo!JAPAN IDを持っているじゃろ?

うん。IDが無いと登録できないもんね。

誰ひとりとして同じIDは存在しない。

ということで、IDはヤフオク側で済んでいる本人確認の判別材料とすることができる。
よって、古物台帳の本人確認に関する記載は、相手方のIDを記録しておけばよい
と、もっともらしく伝えている

もっともらしいから、騙されちゃうわね

うむ…
この方法は、法律上、本人確認を果たしているとはいえない

どんなところがダメなの?

確かにヤフオクでは登録者に対して本人確認を行っているが、それは『古物競りあっせん業許可』に基づいて行われている本人確認なんじゃ。
古物競りあっせん業許可とは、ネットでオークションサイトを開くために必要な許可である。
ヤフオクは当然、この許可を取得しているわけじゃが。
この許可に基づいて行われる本人確認と、古物商が売り主に対して行う本人確認は、そもそも別ものであって、ヤフオクが行う本人確認をもって、古物商が本人確認義務を果たしたとは言えない

じゃぁ、Yahoo! JAPAN IDを用いる方法は間違っているってこと?

そうじゃな…

じゃぁ教えないでよ!

この方法はネット上でまことしやかに出回っていて、信じている古物商も多いから、間違った情報だということを伝えておいたわけだ

なるほど、Drコブツ 親切~!

ヤフオクでの取引で、古物営業法で定められた確認事項、相手方の氏名、住所、職業、年齢を全て確認することは実務的には非常に難しい。
法改正がされることを祈っておる。

ただし、いくら難しくても法律は守らなければいけないのじゃ。
間違った情報も多く伝えられているので騙されないようにしよう

ヤフオクで古物を仕入れる際は、本人確認が免除されている古物を選ぶようにすればよい

諸君、古物を買い取る際の本人確認が免除されるケースがあることを知っておるか?

えっ!?そんなケースがあるの!

知らなかった!

ヤフオクで古物を仕入れるときは本人確認が困難なわけだ。
ならば、本人確認が免除されるケースに絞って取引を行えば、ヤフオクであっても恐れることはないということだ!

おー!それはイイ!

早く教えて~!

本人確認が免除されるケースは2つある。

一つ目は、古物商自身が売った物を、売った相手から買い戻す場合
このケースでは商品が盗品である可能性がほぼ無いじゃろ。
だからこの場合、本人確認は免除されている。

もう一つは、買取価格の総額が1万円未満の場合じゃ
このケースは買取価格が少額なので犯罪の可能性が低いと考えられる。
よって、この場合も本人確認が免除されている。
このケースには注意点があって、買取価格の”総額“が1万円未満だということ。
古物、一個一個の買取価格が1万円未満でも、合計で1万円を超えてしまえば免除の対象とはならんぞ

じゃぁ、ヤフオクで古物を仕入れるときは、総額1万円未満に抑えておけば、本人確認はしなくていいんだ!

そう思うじゃろ?
しかし、この免除が適用されない例外の古物も中にはあるんじゃ!

例外!?そんなの聞いてないよ!

例外となる古物は、
・書籍
・CD・DVD類
・ゲームソフト
・オートバイ・原付バイク
・オートバイ・原付バイクの部品

これらの古物を買い取る場合は、買取価格が1万円未満であろうと本人確認が必要じゃ。

なんで?

こういった商品はたとえ金額が少額でも、小遣い稼ぎの万引きや盗難がよく起こるからじゃ。

じゃぁ、じゃぁ!ヤフオクで古物を仕入れる時は、例外の商品を避けつつ、総額1万円未満に抑えておけば、本人確認はしなくていいんだね!

そうじゃな。
選べる商品は限られてしまうが、こうすることで、万が一違反になるリスクを避けられる。
確実に違反にならないようにしたいなら、ヤフオクで古物を仕入れる際は、本人確認が免除される古物だけに留めておくとよい

これからはそうしよう!

売り主が18歳未満かどうかの確認はしなければならない

補足情報を一つ!
古物を買い取る際、買取価格の総額が1万円未満でも、本人確認が免除される古物でも、売り主が18歳未満かどうかの確認はしなければならないことになっておるんじゃ!

えっ!? 聞いてないよ~!

法律や条例で、18歳未満の者からの買い取りが規制されているからな。
本人確認免除のケースであっても、年齢確認は必要なんじゃ。

さて、ヤフオクは会員登録自体は15歳から可能じゃが、出品に関しては18歳以上に制限されている。
そのためヤフオクに出品している者はみな18歳以上で、こちらに対して古物商は年齢確認する必要は無いという誤った情報が伝えられている

ヤフオクの規約と古物法は別物じゃ!
ヤフオク側で確認をしていても、古物商側の確認義務は免除されないので、年齢確認は必ず行わなければいけないのじゃ

なるほどね~!

古物の買い取りの際、本人確認が免除されるケースがあります。

  • 古物商自身が売った古物を、売った相手から買い戻す場合
  • 買取価格の総額が1万円未満の場合

これらのケースでは、本人確認は要りません。
しかし、例外として、書籍、CD・DVD類、ゲームソフト、オートバイ・原付バイク(と、その部品)これらの商品は、買取価格の総額が1万円未満であっても本人確認が必要です。

ヤフオクで古物を仕入れる際は、本人確認が免除されるケースに限定して取引を行えば、本人確認のことで違反になることはありません。

たとえ本人確認が免除されるケースであっても、相手が18歳未満かどうか年齢確認を行わなければなりません
ヤフオクの場合、出品を18歳以上の者だけに制限しているようですが、あくまでヤフオクの規制です。 

たとえヤフオク側が確認したからといって、古物商の確認義務がなくなるわけではありませんので注意しましょう。 

正式な非対面取引における本人確認方法

インターネット上を中心に誤った情報として伝えられている本人確認方法を解説したが、結論として本人確認は正式な方法で行うべきじゃ
ここからは、正式な非対面取引における本人確認方法から、代表的な8パターンを紹介するとしよう。

① 相手方から地方公共団体情報システム機構が発行した電子証明書と電子署名を行った住所、氏名、職業及び年齢に係る電磁的記録の提供を受けること

電子署名とは、文書に押す判子のデジタル版だと考えてほしい。
そして電子証明書とは、電子署名が本人のものだと証明するもので、デジタル版の印鑑証明書のようなものだと考えると分かりやすい。
電子署名と電子証明書があれば、その文書が本人によって作成されたものだと証明され、本人確認になるというわけじゃ。

なるほど~。

そういうことなのね。

この方法は、ホームページ内に本人情報の入力フォームを設けたり、カードリーダーを接続したパソコンでマイナンバーカード使って電子証明書を送信するのだが、ヤフオクでの取引の場合、いずれの方法も行うことができない。
ヤフオクでの取引に用いることはまずないが、参考までに覚えておこう

② 相手方から特定認証業務を行う署名検証者が発行した電子証明書と電子署名を行った住所、氏名、職業及び年齢に係る電磁的記録の提供を受けること

これは、とほぼ同じじゃな。
は、電子証明書に使用するICカードが地方公共団体情報システム機構が発行しているマイナンバーカードであるのに対し、こちらは民間業者が発行しているICカードというところが異なる点である。

③ 相手方からから印鑑登録証明書及び登録した印鑑を押印した書面の送付を受けること

この方法で言う、印鑑を押してもらう書面のフォーマットに決まりはない。
主な例としては、買取申込書に判を押してもらい、それと一緒に印鑑証明書を送ってもらうという方法がある。

ヤフオクで出品者に「本人確認したいから印鑑証明書を送ってください」ってお願いするの!?

そんなお願い、普通はできないよ~!

そうじゃな。だからこの方法もヤフオクでの取引に用いるのは難しい
一応、参考までに。

④ 古物商が相手方に対して本人限定受取郵便等を送付して、その到達を確かめること

本人限定郵便とは、配達員が郵便物を受け渡す際に、相手に身分証明書などを提示してもらい、本人である確認が取れたら受け渡すという配達方法の郵便じゃ。
この方法の主な例としては、相手方が送ってきた古物と引き換えに、見積書などを本人限定郵便で送付する。
その際、見積書に受付番号などを記載しておいて、相手方から電話やメールで受付番号を連絡してもらうという方法がある。

ヤフオクでの取引だと見積書を送る必要はないから、何を送ったらいいんだろう。

ただのハガキでいいでしょ。「本人確認のためこちらに連絡ください」とか書いてさ。

こぶ吉の考えるハガキでも間違いではない。
じゃが、ヤフオクは古物商に限らず多くの人が利用している
みんながみんな古物商の事情を理解しているわけではないので、事情を知らない相手にいくら説明しても協力してもらうのは難しいだろうな。

⑤ 古物商が相手方に対して本人限定受取郵便等により古物の代金を送付する契約を結ぶこと

これはとほぼ同じじゃな。
この方法は、買い取った古物の代金を、本人限定受取郵便の現金書留で送付するということじゃ。

ヤフオクでの落札時の代金の支払い方法には、銀行振り込み、クレジットカード、コンビニ払いなど他にもあるが、現金書留は認められておらん。
よって、この方法はヤフオクでの取引に用いることはできないんじゃ。

⑥ 相手方から住民票の写し等の送付を受け、そこに記載された住所宛に簡易書留等を転送不要の取り扱いで送付して、その到達を確かめること

まず、『書留』の説明からするとしよう。
書留は、受け取る際に印鑑か署名が必要になる郵便なので、ポストなどへの配達は認められておらず、必ず配達員が直接届けるように決められている。

ふむふむ。

そして、『転送不要の取り扱いで送付』とあるな。
転送とは、引っ越しの際にあらかじめ申し込んでおくと、前の住所宛てに送られてきた郵便物を、引っ越し先の住所に届け直してくれるサービスのことじゃな。

そんなサービスがあるの!

私は引っ越しのときにやってもらったことがあるよ。

転送不要の取り扱いで送付した郵便物は、送り先に誰も住んでいないことが分かった場合、送り主に返還することになっている
つまり、郵便物がちゃんと届けば、相手方は住所を偽っていないということが分かる。
書留』と『転送不要』の合わせ技で本人確認ができるという仕組みじゃな。

おー!

この方法の主な例としては、あらかじめ相手方の氏名、住所などを確認した上で、住民票の写しなどを送ってもらい、確認していた内容と、住民票の記載が一致しているかを確かめる。
一致していれば、の要領で受付番号などを記載した見積書などを、転送不要の取り扱いで送付し、相手から連絡をもらうという方法がある。

でも結局、これもと同じで、ヤフオクでの取引の場合だと、相手が素直に協力してくれるとは思えないなぁ。

そうだよね。

⑦ 古物商が相手方から住民票の写し等の送付を受け、そこに記載された本人名義の預貯金口座等に古物の代金を入金する契約を結ぶこと

この方法は、相手方から送ってもらった住民票の写しに記載された氏名と、相手方の預貯金口座の名義が同じであるかで本人確認をし、その口座に買い取り代金を振り込むという方法じゃ。

これもやっぱり、ヤフオクでの取引となると、住民票の写しを送ってもらうなんて協力してもらえないだろうから、難しいよね。

⑧ 相手方から身分証明書、運転免許証、国民健康保険被保険者証等のコピーの送付を受け、そこに記載された住所宛に簡易書留等を転送不要の取り扱いで送付して、その到達を確かめ、併せてそのコピーに記載された本人の名義の預貯金口座等に古物の代金を入金する契約を結ぶこと

この方法は、をミックスしたものじゃ。
でも、この方法は、相手方から送ってもらう書類の例が住民票の写しではないじゃろ?

あっホントだ!

免許証などの場合、住民票の写しと比べてなりすましの可能性が高まる。
そのため、の確認を併せて行い、本人確認の精度を高めているんじゃ。

この方法もやっぱり、ヤフオクでの取引となると難しそうね。

そう。正式な本人確認方法をヤフオクでの取引に用いることは、これほど難しいことなんじゃ。
だから、先述した妥協策が取られるのも無理はないわけだな。

しかーし!

うむ!
大切なことなので何度も言うぞ。
妥協策として取られている、送付伝票を用いる本人確認方法、Yahoo! JAPAN IDを用いる本人確認方法は、法律では認められていない!
インターネット上では認められているような記載が見られるが、鵜呑みにしない方が身のためじゃ。
インターネット上の情報を信じてしまって罰則を受けるのは自分じゃしな。

正式な非対面取引における本人確認方法は、どれもヤフオクでの取引に用いるのは難しいものばかりです。

なので、送付伝票を用いる本人確認方法や、Yahoo! JAPAN IDを用いる本人確認方法の情報が出回っているのが現状です。
しかし、これらの方法は法律では認められていませんので、やはり、本人確認は正式な方法で行うべきです。
間違った方法で本人確認を行うと、罰金や懲役が科せられる可能性があります

【古物商 実務解説】ヤフオクで古物を仕入れる時の本人確認方法 まとめ

古物商には本人確認の義務があるわけですが、ヤフオクで古物を仕入れる際に、正式な方法で本人確認を行うのは困難です。

この問題は古物商の間でも、

ヤフオクでの取引でも正式な方法で本人確認するべき
ヤフオクの場合、正式な方法での本人確認は現実的に無理なので、略式の方法でもいい

などと、意見が分かれています。

後者の意見で言う、略式の本人確認方法とは、

  • 商品の送付に使用した送付伝票に記載された情報で本人確認する
  • ヤフオク登録者が持つYahoo! JAPAN IDで本人確認する

といった方法です。

しかし、これらの方法は法律で認められておりません
間違った本人確認を行えば、罰金や懲役が科せられる可能性だってあります

ですので、やはりヤフオクで古物を仕入れるときであっても、本人確認は正式な方法で行うべきです。

とは言え、現実的に難しいですので、ヤフオクで古物を仕入れる際は、本人確認が免除されるケースに限定して取引を行うという手段があります。
選べる商品は限られてしまいますが、これなら本人確認のことで違反となる心配はありません。

本人確認が免除されるケースは、

  • 古物商自身が売った古物を、売った相手から買い戻す場合
  • 買取価格の総額が1万円未満の場合

です。
しかし、例外として、

  • 書籍
  • CD、DVD類
  • ゲームソフト
  • オートバイ、原付バイク
  • オートバイ、原付バイクの部品

これらの商品は、買取価格の総額が1万円未満であっても本人確認が必要ですので注意しましょう。

たとえ本人確認が免除されるケースであっても、相手が18歳未満かどうかの年齢確認を行わなければなりません

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