古物市場主とは何ですか?古物商と何が違うのですか?

この記事はトラスト行政書士事務所が監修しています

『古物市場主』と『古物商』は密接に関連しているものの、全く異なる商売です。

しかしインターネットで『古物市場』や『古物市場主』を検索しても有力な情報がなかなか出てきません。

そこで今回は、『古物市場』や『古物市場主』に関して確認をしていきます

古物市場主と古物商の違い

古物市場主』と『古物商』、
言葉はすごく似ておりますが、全く異なるビジネスです。

そして、『古物商は、古物の売買で利益を出す商売』なのに対して、

古物市場主は、古物商同士が取引する場所の提供と、オークションの運営を通じて、入場料や手数料で儲けを出す商売』となります。

古物商

古物商は、『ビジネスとして中古品(古物)の売買等をするために警察署(公安委員会)から古物商の許可を得た者』をいいます。

そして、『古物商の商売は、安く仕入れた中古品(古物)を高く売って利益を出す』ことです。

例えばですが、Aさんから中古のゲームソフトを500円で仕入れて、Bさんへ1,500円で販売することができれば、1,000円が古物商の利益となります。

また、古物商の許可を取得している者は全国に約77万人います。

そして、以下のグラフを見てもわかる通り毎年右肩上がりに古物商許可を取得している者が増えております。

古物商の許可件数の推移(グラフ)

古物市場主

古物市場の運営者のことを古物市場主』と呼びます。

また、古物商の許可と同様に、警察署(公安委委会)の許可を得た者だけが、古物市場主となることができます。

そして、古物商許可をもっている者だけが参加することができる取引市場のことを古物市場と呼びます。

つまり、古物市場主とは、『古物商の許可を得ている業者を対象に、古物市場という名の取引場所を提供していて、その取引を管理している者』をいいます。

また、古物市場主もビジネスとして古物市場を管理しているので、『古物市場の参加者から入場料を取ったり、取引が成立した場合に手数料を取ったりすることができます

そして、古物商との違いとしては、古物市場主は『場所の提供と取引の管理のみを行い、古物自体の取引には参加しないのです

古物市場主許可件数(グラフ)

日本に登録されている古物市場は全国に約1,500件

古物市場に参加するには、古物商許可が必要です。

そのため、古物市場に参加した事がある方は少ないでしょう。

また、多くの方がフリーマーケットのことを古物市場だと勘違いしておりますが、フリーマーケットは古物市場ではありませんので注意しましょう。

そして、古物市場は、『全国に約1,500の市場があり、取引ができる商品の種類も市場ごとに決められております

その為、例えば、『ブランド時計やバッグ』の仕入れを目的としているのに、『美術品』の古物市場に参加しても目的物を仕入れることはできないでしょう。

皆さんが求める仕入れができる古物市場に絞って参加されるとことをおススメ致します。

古物市場はリサイクルショップの仕入れ先

皆さんがリサイクルショップを経営する上で一番大切なことは、『お店いっぱいに魅力ある商品が並べられていること』ではないでしょうか。

皆さんがお客さんになった場合を想像してみればわかると思いますが、リサイクルショップやオンラインショップを覗いた場合に、商品が数点しか販売されていなかった場合には、そのお店から購入してみようと思うでしょうか?

おそらくは、購入する意欲が沸かないと思います。

そして、そのお店には二度と行くこともないでしょう。

つまり、『リサイクルショップが成功するには、いつでも魅力ある商品がお店に溢れている必要があるのです

そして、古物商である皆さんは、『常に魅力ある商品を仕入れ続けなければいけないのです

しかし、継続的に商品を仕入れていくことは想像以上に難しい事です。

それでは、古物商となった後にはどのようにして古物を安定的に仕入れていくのでしょうか?

古物の仕入れをするには多くの方法がありますが、『大量かつ安価に仕入れることができる可能性がある』のが古物市場を活用した仕入れです。

また、古物市場で仕入れるイメージがわかない方がいると思いますが、
古物市場での取引イメージは、『魚』や『野菜』のセリ取引をイメージすると良いでしょう。

古物市場での取引の流れ

古物市場はそれぞれの市場ごとにルールが決められております。

例えば、『参加するだけで1万円の入場料』が必要であったり、
入場料は無料だが取引が成立した際には、取引金額の5%の手数料の支払い』が必要な場合もあります。

また、大きな古物市場の場合には、参加する前に入会審査が必要な場合や、事前に保証料を支払わなければ入会できない市場もあるのです。

皆さんが古物市場に参加する場合には事前に参加条件を確認すると良いでしょう。

古物市場に参加する前に確認すべきこと

古物市場に参加するには『古物商許可が必要』です。

しかし、『古物商許可を持っていれば、すべての古物商が無条件に古物市場に参加できるわけではありません

まずは、皆さんが持っている古物商許可証をチェックした後で、さらに古物市場主が決めた参加ルールをよく確認されることをおススメ致します。

古物商許可証の確認ポイント
古物商許可証には『行商をする、もしくは行商をしない、のどちらかにマルがつけられております。

また、『行商とは、古物商の営業所以外の場所で古物の取引をすることを言います
そして、『古物市場で古物の取引を行うことも、行商にあたるのです

その為、古物商許可証を既に持っている場合でも、『行商をする』と許可書に記載がなければ、古物市場で取引をすることはできません。

もしも、ご自身の許可書が『行商をしない』にマルがつけられている場合には、『古物商許可書の書き換え申請と変更申請手続き』が必要となりますので注意しましょう。

古物商の従業員が古物市場に参加する場合のポイント

古物商の許可業者の従業員が古物市場に参加する場合には、『行商従業者証』が必要となります。

また、『行商従業者証』は、手作りでも構いませんが、サイズ(縦55m、横85m)や記載事項が決まめられております。

もし、正しい行商従業者証を作成したい場合には、都道府県の防犯協会で作成することをおススメ致します。

また、そもそも『行商従業者証』をもった従業員では参加できない古物市場がありますので注意しましょう。

皆さんが参加を希望する古物市場が決定した場合には、事前に参加条件を確認することをおススメ致します。

①古物市場の参加条件を満たすか確認

古物市場によっては、電話やウェブで事前予約をしないと参加ができない市場もあります。

また、厳しい参加条件がある場合がありますので、事前に必ず確認をしましょう。

事前確認事項

  • 事前予約が必要かどうか
  • 入場料、取引手数料の金額
  • 参加条件
  • 雨天中止となるかどうか
  • 駐車場の有無

②参加会場での受付(入場料などの支払い)

古物市場に参加するには、『古物商許可証』の提示が必須となります。

その為、当日参加される場合には、許可証を必ず持参しましょう。

また、従業員が参加される場合には、『行商従業者証』も持参されると良いでしょう。

そして、入場料が必要な場合には受付で支払いをします。

無事に受付手続きが終わると『皆さん個別の番号が書かれた番号札やパンフレット、当日のスケジュール案内』を貰うことができます。

もし、オークションが開始されるまでに、時間の余裕がある場合には、利用規約やスケジュールをしっかりと確認しておくと良いでしょう。

③古物市場でのオークション開始

古物が次々とオークション(セリ)に出されます。
オークションのイメージとしては、進行役の方がはじまりの値段を参加者に伝えます。

すると、商品を購入したい参加者が希望の購入価格を次々と進行役に伝えます。

そして、一番高い価格を付けた者が落札者となります。
その際に、古物市場主は、『落札者の番号』と『落札金額』をしっかりと把握して落札後に清算をします。

オークションは非常に活気がありテンポよく進みます。

その為、参加者の声が小さかったり、入札するテンポが良くないと、参加しても1品も購入できない可能性すらあるのです。

もし、初めて参加する場合には、ベテランの古物商と一緒に参加されると良いでしょう。

④オークションでの取引を清算

オークションで落札した代金を清算所にて支払い、商品を受け取ります。

また、支払いにおいては、現金』しか受け付けていないケースもありますので、カードが使えるかどうかは事前に確認しておくと良いでしょう。

古物を仕入れる4つの方法

古物の仕入れ先としては大きく4つの方法があります。

古物を仕入れる4つの方法

  • 古物市場で仕入れる
  • 一般のお客さんから直接買い取りを行う
  • 卸売業者を活用する
  • 引っ越し業者や不用品回収専門の業者から仕入れる

古物市場で仕入れる

古物市場は、『古物商同士が古物の売買や交換をするための市場』です。

そして、全国に約1,500の市場がありますが、皆さんにとって、良い古物市場を見つける事ができれば、『大量にかつ安く仕入れることができる魅力ある市場』となるでしょう。

また、『入場料』が必要な場合や『取引が成立した場合に手数料』を取る古物市場もありますので参加する前に条件を確認することをおススメ致します。

一般のお客さんから直接買い取りを行う

古物商の商品仕入れ先として、一番ポピュラーなのが、買い取りを希望している一般のお客さんからの買い取りです。

そして買い取った商品を他のお客さんへ高く販売することができれば利益が出ます。

また、皆さんの中でも大手古物商である、『ブックオフ』で商品買取りの申し込みをされたこともあるのではないでしょうか。

その時の店舗の様子を思い出すと判ると思いますが、
成功している古物業者は商品の仕入れと販売が盛んに行われております

もし皆さんが一般の方からの買い取りを仕入れの中心とする場合には、広告やホームページなどで積極的に宣伝をする必要があるでしょう。

また、『出張買取り』や『郵送での買い取り』など間口を広げておく事も重要となるでしょう。

卸売業者を活用する

古物を専門に扱う卸売業者もいます。 

そして、卸売業者は『独自のコネクションを活用して、未使用品の商品を大量に仕入れていたり、海外で大量に買い付けたりしております

また、参考ではありますが、一度も使用されたことのない未使用品であっても使用のために取引されたことがある商品は古物となります。

こうした、独自のネットワークを使って古物を大量に仕入れることができる卸売業者と提携をしておくことは古物商を営む上では非常に有効となるでしょう。

また、皆さんが仕入れのネットワークを持っている場合には、小売業に加え卸売業もビジネスの一つに加えてみると良いかもしれません。

引っ越し業者や不用品回収専門の業者から仕入れる

皆さんが取り扱う古物商品によっては、『引っ越し業者』や『不用品回収業者』さらには『解体業者』と提携すると大量にかつ安く良品を仕入れることができるかもしれません。

古物市場主とは何ですか?古物商と何が違うのですか?まとめ

古物商は中古品(古物)の売買を繰り返して利益を上げる商売』です。

一方で、『古物市場主は、古物商同士の取引場所とオークション運営を提供し、入場料や手数料で儲けを出す商売』となります。

古物商と古物市場は、密接に関連はしているものの、ビジネスモデルは大きく異なっている点は押さえておくと良いでしょう。

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