【古物商の品目】自転車類とはなにか完全解説・申請時の注意点

この記事はトラスト行政書士事務所が監修しています

近年、健康志向の高まりからか自転車通勤をするようになる方が増えましたね。

本格的なロードバイクに乗っている方もよく見かけるようになりました。

また、観光客に効率よく地元のいいところを巡ってほしい、との思いで
レンタル自転車をはじめる観光地もぞくぞくと出てきているようです

今や、車の渋滞から開放され、小回りも効く自転車は、単なる乗り物ではなく、健康維持にも観光地巡りにも利用されるようになりました。

今後も続いていきそうなこの自転車ブーム

自転車ブームにのって、中古自転車屋さんでもはじめようかな、
と考えている方はいらっしゃいませんか?

そこで今回は、古物商免許を取得しようとしていて、自転車類、という品目に興味がある!という方に、自転車類とはなにか、申請時の注意点はなにか、などなど、
さまざまな角度からお話していきたいと思います。

古物商における自転車類とは?

古物商における自転車類に含まれるものは、
自転車本体と自転車の一部として利用される部品です。

かご、タイヤ、サドル、空気入れも含まれます!

自転車の一部として利用される部品とは、かご、タイヤ、サドルなどです。
また、自転車の空気入れも含まれます。

一輪車や三輪車、乗用玩具も含まれます!

自転車類には一輪車三輪車乗用玩具も含まれます。

乗用玩具とは、小さい子供が足蹴りで進むおもちゃなどを指します。
イメージは下の図のようなものです。

乗用玩具

電動付き自転車は含まれる?!

結論から言いますと、今主婦に大人気の電動付き自転車は自転車類に含まれます!

ただし、原動付き自転車(原付)は自動二輪・原付類に分類されるので注意が必要です。

間違いやすいところですが、自転車かオートバイかの判断ポイントは、
エンジンが付いているかどうか、です。
電動付き自転車はエンジンではなくモーターなので、自転車類、となります。

自動車をあつかう古物商は自転車を扱えるの?

結論だけ先にいうと、答えはNOです。

自動車の運転免許を取ると自動的に原付が運転できるようになるので、勘違いされる方も多いかもしれませんが、

古物商の品目申請の場合、なにか1つの品目を取れば、他の品目も自動的に扱える、という制度はありません

つまり、”自転車(電動付自転車)、原付、バイク、自動車の全て扱った古物商がしたい!!”

と思っている方は、古物商の品目における、自転車類、自動二輪・原付類、自動車の3つの品目を選択し、申請する必要があります

※ただし、取り扱わないのにとりあえず品目申請をすることはやめましょう。
許可申請の際に警察から指摘され、許可取得に影響がでる可能性があります。

今回は、自転車類に特化してお話していきますが、自動二輪・原付類、自動車も申請を検討している方は、それぞれ申請時に注意しなければならないことが変わってきますから、そちらも調べてから検討してみてください。

【古物商の品目】自動車とはなにか完全解説・申請時の注意点
【古物商の品目】自動二輪車及び原動機付自転車とはなにか完全解説・申請時の注意点

自転車商とオートバイ商の境はどこ?

古物商における自転車商とは自転車類をあつかう人、オートバイ商は自動二輪・原付類をあつかう人のことを指しますが、では、この両者の境目はどこなのでしょうか。

ざっくりというと、”原動”といった言葉がつき、エンジンで動くものはオートバイ商があつかう商品として分類されていることが多いです。

例えば、原動付自転車はオートバイ商があつかう商品となります。

モペットやスクートマンは?

最近、さまざまな乗り物が増えてきていて、自転車ともオートバイとも取れるような乗り物が増えてきていますよね。

モペットはペダル付きのオートバイで、原動機だけで走行することも、ペダルをこいで進むこともできる乗り物です。

日本では、モペットは自動二輪・原付類、すなわちオートバイ商があつかう商品になります。

ベトナムなど国によっては自転車類に含まれるところもあるみたいですが、日本では、バイクと同じ扱い、となります。

スクートマンは”折りたためる電動スクーター”で、公道も走れる乗り物です。

”電動”という言葉から、エンジンではなくモーターが用いられていると考えられるので、おそらく自転車商が扱えると思います。

ですが、”スクーター”という言葉からは、オートバイに近いニュアンスも感じるので、オートバイ商に取れなくもありません。

このように、他にも、”あれ、じゃあこの乗り物はどっちなんだろう?”
というものが浮かんできた方は、まずはその乗り物が、エンジンなのかモーターなのか、を確認してみてください。

そして、わからない場合は自分で判断をせずに管轄の警察署へドンドン聞いてしまいましょう。

日本ではだいたい、”原動機”、すなわちエンジンがつく二輪類は、オートバイ商のあつかう商品であることが多いです。

自転車商と合わせて取得したほうがいい許可、登録、資格は?

自転車商として商売をするには、古物商許可を行う際、”自転車類”という品目を選択して申請する必要があります。

申請が通ると、晴れて自転車商として働けるわけですが、合わせて取得しておくと良い許可、登録、資格というものもあります。

取得しておくことで効率的なビジネスが行えたり、収入源を増やすこともできるので参考にしてみてください。

金属くず商許可、金属くず行商登録

自転車商と合わせて取得しておくといい許可として、金属くず商許可、金属くず行商登録があります。

金属くず商許可、金属くず行商登録は、地域によって規制されている条例に由来するもので、古物商免許だけで金属くず営業を行える地域もあります。

過去には条例で規制していたが、今は廃止になった、という場合もあります。

ですので、まずは、ご自身が商売を行う地域に金属くず営業における規制があるかどうか、を確認してください。

金属くず営業が条例で規制がされていることから、以下の都道府県においては金属くず商許可が必要となります。(北海道、茨城県、長野県、静岡県、福井県、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、広島県、岡山県、島根県、山口県、徳島県)

そもそも、金属くず商、金属くず行商ってなに?古物商との違いは?

地域によって多少定義に差はあるのですが、金属くず商とは、営業所で金属塊や金属製品、その他金属の取引する者のことで、金属くず行商とは、取引相手のもとまで出向き、金属塊や金属製品、その他の金属を取引する者のことを指します。

金属くず商許可、金属くず行商登録を取ることのメリットとしては、本来の目的とは違う方法で金属の取引ができるようになること、にあります。

例えば、自転車本体は売れそうにないボロボロの自転車を引き取ったとします。

他の部分は全く使い物にならなそうですが、ハンドルの金属部分(アルミ製)だけはきれいでした。

古物商免許しか持っていない場合、ハンドルを、ハンドルとしてしか販売することができません。

しかし、古物商免許に加え、金属くず商許可を取得していると、ハンドルのグリップの部分を取って単なるアルミ管、アルミの塊として販売することができるようになります。

ハンドルだけを購入する一般のお客さんはあまりいないかもしれませんが、アルミの塊として売ることができれば、金属業者の人などに販売することができるようになります。

つまり、金属くず商許可、金属くず行商登録を取ることで、買い手の幅が広がり、収入につながりやすくなります

決して申請が難しかったり、届け出が面倒なものではないので、規制のある地域で営業される方は取得することをおすすめします。

金属くず商許可と金属くず行商登録は申請窓口、登録窓口が違う

注意してほしいのは、金属くず商の許可申請窓口と、金属くず行商の登録窓口が違う点です。

金属くず商許可申請窓口→営業所のある場所を管轄する警察署
金属くず行商登録の届け出窓口→営業者の住所がある場所を管轄する警察署

となっていますので、確認の上、申請、届出をしてください。

自転車技士、自転車安全整備士の資格もオススメです!!

自転車技士とは、自転車販売の際に組立・整備および点検を行う技術職で、「JISマーク」、「SGマーク」、「BAAマーク」といった品質を保証する自転車の組立・検査を行うことができる資格です。

自転車安全整備士とは、自転車の点検・整備、自転車における交通安全指導を行う専門家で、安全を確認した自転車に「TSマーク」を貼ることができる資格です。

自転車利用者は自転車安全整備士に有料で点検してもらい、TSマークをつけてもらうことで、万が一事故にあった場合などの賠償責任保障、傷害保障が受けられるようになります。

つまり、自転車技士、自転車安全整備士の資格を持っていることで、お客さんに安心感や信頼感を持ってもらいやすいだけでなく、点検整備を有料で行うことができるようになります。

自転車技士、自転車安全整備士の資格取得には実務経験が必要です!!

自転車技士、自動車安全整備士の資格取得には、自転車の安全利用に関する指導と自転車の点検整備について2年以上実務経験が必要です。
また、18歳未満の方は取得することができません

自転車技士、自転車安全整備士の試験内容は?

自転車技士の試験内容は、実技と学科の2つで、自転車安全整備士の試験内は、実技、学科、面接の3つです。

2つの資格を同時に取得する人も多いので、試験日が同日に設定されます。

実技試験の内容は自転車技士、自転車安全整備士共通で
自転車の点検及び整備の技術を試されるものです。

学科試験の内容は、自転車技士の場合、自転車の組立・整備・検査に関する知識を問うもので、自転車安全整備士の場合、自転車の構造・整備に関する知識および安全に関する知識を問うものになっています。

自転車安全整備士の面接では、自転車の安全利用を指導する能力が問われます。

自転車安全整備士のほうが比較的入手しやすい?!

自転車安全整備士は、実技、学科、面接の3つも試験があるから難しそう、と思われる方もいるのではないでしょうか。

でも実は、自転車安全整備士のほうが自転車技士よりも合格率を維持していて、受験者の約70%が合格しています

実技が受かってしまえば、学科と面接は比較的簡単に合格できるようです。

ちなみに、自転車技士の合格率は約55%です

実技は共通の試験なので、自転車技士の試験は学科が難しい、といえます。

もちろん対策をすれば合格できますが、しっかりと試験勉強をする必要があるでしょう。

受験もおすすめ!!

自転車技士、自転車安全整備士は実技試験が同じなので、勉強する時間さえ取れれば、両方一緒に取得してしまうことをおすすめします

実務経験が2年以上必要な資格ですが、”自転車技士、自転車安全整備士なんてものがあったな”
という程度だけでも頭に入れといていただければ、計画的に勉強でき負担も少なくすむかと思いますので覚えておいてくださいね。

最後に・・・

健康志向の高まり、交通渋滞を避けるため、観光の目的、環境のため、などの理由から、近年自転車を利用する人が増えています。

自転車は運動不足の解消にもなりますし、移動時間もよみやすい。
小回りがきくから、狭い道でも通り抜けられるし、車のように広い駐車場もいらない。
そういった点に魅力を感じているようです。

自転車人気が高まる分、自転車を購入する人も増え、また、もう少し自分好みの自転車に乗り換えようと、今乗っている自転車を売りに来る人も増えることが考えられます。

自転車商は今の時代に合った古物商、と言えるかもしれません。

古物商免許申請の際、自転車類は特段厳しい審査もありません
一緒に取得したほうがいい「金属くず商許可や金属くず行商登録」や「自転車技士や自転車安全整備士」も取得できる可能性が高いので、ぜひ挑戦してみてください。

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