神奈川で古物商許可を取得するときのポイント2つ

この記事はトラスト行政書士事務所が監修しています

2020年4月1日古物営業法が全面改正されました。詳しくは【2020年4月1日全面施行】古物営業法が改正されましたをご覧ください。

神奈川県で古物商許可を取得するときのポイントは、次の2つです。

  • 神奈川県で申請するのは、神奈川県に営業所を置く人
  • 神奈川県警察が指定した書類を用意する

神奈川で古物商許可を取りたいんだけど、神奈川ならではのポイントってある?

全国どこでも取り方は同じじゃ。ただ、書類は神奈川のものを用意しよう。

古物商許可を取得するときのポイントと、神奈川県で取得する場合ならではのポイントを、解説しましょう。

神奈川県で取得するときのポイント

古物商許可の取得方法は、基本的には日本全国どこでも同じです。

ですが、申請書類の様式は統一されていません

なので、他県で手に入れた書類では申請できないこともあります。

また、ローカルルールといって、都道府県ごとに独自のルールがある場合もあります。

神奈川だとどんな感じ?

神奈川で古物商許可を取得するときのポイントは、次の2つです。

それぞれ、詳しく解説しましょう。

① 神奈川県で申請するのは、神奈川県に営業所を置く人

神奈川県に住んでいるからといって、神奈川県で古物商許可を申請するとは限りません。

古物商許可を申請する場所は、営業所の所在地を管轄する警察署です。

こぶ吉はどこに営業所を置くんじゃ?

川崎と蒲田にいい物件があってね、どっちにするか悩んでるんだ~。

蒲田にするなら、古物商許可の申請は東京の警察署だぞ。

マジで!神奈川に住んでるから、てっきり神奈川で申請するもんだと思ってたよ!

神奈川県に住んでいても、営業所を東京都に置くのなら、東京都で申請することになります。

間違えないように気をつけましょう。

これは厳密に言うと、「主たる営業所の所在地を管轄する警察署」じゃな。

申請先は「主たる営業所の所在地を管轄する警察署」

古物商許可の申請は、複数の営業所を同時に申請することもできます。

そのような申請をするとき、営業所を同じ県に統一する必要はなく、いろいろな県に複数の営業所を置く申請もできます。

例えば、神奈川、東京、埼玉に1店舗ずつ、3つの営業所を同時に申請してもOKです。

そういうときって、神奈川、東京、埼玉、どこで申請すればいいの?

複数の営業所を同時に申請する場合は、主たる営業所の所在地を管轄する警察署で申請します。

主たる営業所とは、営業の中心となる営業所のことを指します。

複数の営業所を置く古物商は、必ず、主たる営業所を1ヶ所決めないといけないことになっています。

ちなみに、営業所が1つの場合、その営業所が主たる営業所とされます

なるほど~。主たる営業所が神奈川なら神奈川、東京なら東京で申請するんだね。

ただし、主たる営業所が神奈川なら、神奈川のどの警察署でもいいってことではないぞ。

申請先は警察署の管轄区域単位で決まる

神奈川県に主たる営業所を置くからといって、神奈川県の警察署ならどこでも申請できるわけではありません。

例えば、神奈川県に2つの営業所を置くとしましょう。

営業所Aの所在地は「川崎警察署」の管轄、営業所Bの所在地は「高津警察署」の管轄だとします。

同じ県に複数の営業所を置く場合でも、必ず主たる営業所を決めます。

もし、営業所Aを主たる営業所にすれば、古物商許可の申請は川崎警察署でしかできません。

営業所Bを主たる営業所にすれば、古物商許可の申請は高津警察署でしかできません。

古物商許可を申請する警察署は、都道府県単位で決まるわけではなく、管轄区域単位で決まるので注意しましょう。

おっ!そういうことか!

では、2つ目のポイントにいってみよう。

② 神奈川県警察が指定した書類を用意する

古物商許可の取得方法は全国どこでも同じですが、申請書などの様式が、都道府県によって異なることがあります。

ここで、神奈川県警察が指定する申請書と、警視庁(東京都の警察)が指定する申請書を見比べてみましょう。

【神奈川県警察が指定する古物商許可申請書】

【警視庁が指定する古物商許可申請書】

パッと見はほとんど同じですが、よく見ると神奈川県警察の方は、「神奈川県公安委員会 殿」という表記があります。

これが、警視庁の方は、「公安委員会 殿」という表記になっています。

わずかな違いですが、神奈川県で古物商許可を申請するなら、神奈川県警察が指定する申請書を使うのがベストです。

細かいな~。

警視庁が指定する申請書は、「公安委員会 殿」のところを、そのままにして提出するわけではありません。

申請する人が「東京都公安委員会 殿」、「神奈川県公安委員会 殿」など、おのおので記入して提出します。

つまり、どこの県にも対応できる様式になっています。

じゃぁ、どこで申請するときも警視庁の申請書でいいじゃん。

でも、神奈川県で申請するなら、神奈川県警察が指定する申請書を使うのがベストです。

警視庁が指定する申請書を使っても、問題なく申請できる可能性は高いです。

しかし、100%認められるとは言い切れません。

古物商許可を申請するとき、担当の警察官が書類をひと通りチェックします。

そのチェック基準は、担当の警察官に委ねられていることが多いです。

警察官によっては、「神奈川なら神奈川の書類を使わないとダメ!」という人もいるかもしれません。

他の県が指定する書類では、確実に申請できるとは言えないのです。

万が一認められない可能性も考えて、神奈川県で申請するなら、神奈川県警察が指定する書類を使いましょう。

なるほど~。神奈川で申請するときのポイントがよく分かったよ。

せっかくじゃから、どの県にも共通するポイントも教えておこう。

古物商許可を取得するときのポイント

神奈川県での申請に限らず、全国で共通する、古物商許可を申請するときのポイントも解説しましょう。

① 欠格要件に当てはまらないか

古物商許可には、欠格要件(欠格事由)というものがあります。

欠格要件とは、当てはまると古物商許可を取得できなくなる要件のことです。

10の要件が定められていて、1つでも当てはまると、古物商許可を取得することができません。

古物商許可を取得したくても、欠格要件に当てはまっていては何も始まりません。

申請準備を始める前に、欠格要件のチェックをしておきましょう。

1つでも当てはまったらダメ!?厳しくない?

まぁ、こぶ吉は大丈夫じゃろ。どんな要件かザッと見てみよう。

【古物商許可の欠格要件】

  • 破産手続き開始の決定を受けて復権を得ない者
  • 犯罪者
  • 暴力団員、元暴力団員、暴力的不法行為をする恐れのある者
  • 住居の定まらない者
  • 古物商許可を取り消されて5年経過しない者
  • 許可取り消しとなり、聴聞から処分確定までの間に自主返納してから5年経過しない者
  • 心身の故障により古物商の業務を適正に行えない者として、国家公安委員会規則で定めるもの
  • 未成年者
  • 管理者の業務を適正に行えない者を管理者に選んでいる
  • 法人役員の中に1~8に該当する者がいる(法人で取得する場合)

「破産」、「犯罪」、「暴力団」といった単語が並んでいることからも分かるように、よっぽどのことがなければ当てはまる心配はないでしょう。

この前、シートベルトの締め忘れで切符を切られちゃったんだけど…これも犯罪だよね…?

広い意味では犯罪じゃが、これぐらいなら大丈夫じゃ。

軽微な交通違反などの経験がある人は多いでしょうが、その程度であれば、「犯罪者」の要件には当てはまりません。

基本的に、禁錮(きんこ)以上の刑を受けた人が対象なので、そんなに心配することはありません。

犯した罪によっては、禁錮刑より軽い罰金刑でも対象となります

では、2つ目のポイントに移ろう。

② 品目を選ぶ

古物商許可を申請するとき、品目(区分)を選びます。

なんだそれは?

品目とは、中古品のジャンルのことです。

古物商許可では、中古品をジャンルごとに13の品目に分類しています。

古物商許可を申請するときには必ず、扱いたい品目を選ぶことになっています。

ちなみに、「品目」という呼び方が一般的ですが、申請書には「区分」と書かれています。

品目を選ぶことって、そんなにポイントになることなの?

古物商許可を取得したら、いろんな中古品を売り買いできると思われがちですが、実は、そうではありません。

基本的には、申請のときに選んだ品目のものしか、取引してはいけないことになっているのです。

えぇっ!?なんでも買い取っていいんじゃないの!

厳密に言うと、選んでいない品目のものを取引してもいいのですが、その場合は、取引から14日以内に、品目を追加する届け出をしないといけません。

そうなんだ~。

13の品目をザッと紹介しよう。

【古物商許可の品目】

美術品類
(絵画、彫刻、工芸品、など)
衣類
(洋服、帽子、布団、など)
時計・宝飾品類
(時計、アクセサリー、宝石、など)
自動車
(自動車、自動車のタイヤ、カーナビ、など)
自動二輪車及び原動機付自転車
(バイク、バイクのタイヤ、バイクのミラー、など)
自転車類
(自転車、サドル、自転車のかご、など)
写真機類
(カメラ、望遠鏡、顕微鏡、など)
事務機器類
(コピー機、FAX、パソコン、など)
機械工具類
(電化製品、ゲーム機、電話機、など)
道具類
(家具、楽器、雑貨、など)
皮革・ゴム製品類
(バッグ、靴、財布、など)
書籍
(本、マンガ、パンフレット、など)
金券類
(商品券、乗車券、郵便切手、など)

古物商許可を取って、中古カメラの転売をやりたいなら「写真機類」。

古本の転売をやりたいなら「書籍」という風に、扱いたいものが分類される品目を選んで申請します。

CDの転売をやりたいんだけど、どこにも載ってないよ。

CDは道具類じゃな。

CDのように、品目が分かりにくいものもあります。

古物商許可を取得するときは、自分が扱いたいものがどの品目に分類されるのか、調べておく必要があります。

ちなみに、品目はいくつ選んでも構いません。

じゃぁ、全部選んどけば、いちいち調べなくて済むじゃん。

選びすぎは良しとされていないんじゃ。

品目をたくさん選んで申請すると、担当の警察官に、本当に扱う予定があるのかを疑われて、たくさん質問を受ける可能性があります。

選んだ品目を、本当にすべて扱うのであれば問題ありません。

ですが、ただ選んでおいただけなら、扱いそうにない品目は省くように言われるでしょう。

特に、「美術品類」と「自動車」は専門性の高い品目なので、簡単には選ばせてくれません。

そういうもんなのか~。

お次は、ポイント③じゃ。

③ 自動車を扱うなら駐車場を用意する

古物商許可を取得して自動車を取引したいなら、商品を保管するための駐車場を用意しないといけません。

自動車は大きいからのぉ、営業所で保管するのは難しいじゃろ。

古物商許可を申請するときに、「自動車」の品目を選んでいたら、駐車場は用意できているのかを必ず尋ねられます。

場合によっては、駐車場の図面や、賃貸借契約書のコピー(賃貸の駐車場の場合)が必要になることもあります。

そうなんだ~。

駐車場は、営業所の敷地内に置く必要はありません。

営業所から何km以内といった決まりもないので、どこに置いても構いません。

駐車場の広さにも決まりはありません。

一台しか保管できるスペースがなくても、営業の形態によっては認められることもあります。

では、4つ目のポイントにいってみよ~う。

④ 管理者を選ぶ

古物商許可を申請するとき、営業所の管理者を選ばないといけません。

管理者とは、取引の管理や、従業員の監督をする人のことです。

簡単に言えば「店長」じゃな。

僕、ひとりでお店をやるつもりだったんだけど、管理者を雇わなきゃダメなの?

管理者は、古物商許可を申請する人が務めることもできます。

なので、自営業の方や、副業でせどりをやっている方などは、自分で管理者になっていることが多いです。

なんだ。じゃぁ僕は、自分が管理者になればいいね。

複数の営業所を申請する場合は、注意が必要です。

管理者の人は基本的に、他の営業所の管理者を兼任することはできない決まりになっています。
(※例外として兼任が認められるケースもあります)

そのため、複数の営業所を申請するとなると、自分ひとりが管理者になることはできません。

必ず、誰か管理者になってくれる人を用意することになります。

そうなんだね~。

先述したように、欠格要件に当てはまっていると、古物商許可の取得はできません。

これは、管理者になる人も対象になります。

申請する人が欠格要件に当てはまっていなくても、管理者が欠格要件に当てはまっていれば、古物商許可の取得はできません。

えぇ~。

古物商許可を申請するとき、欠格要件に当てはまっていないことを証明するために、住民票などの証明書類が必要です。

この証明書類は、管理者になる人の分も必要になるので、注意しましょう。

誰かに管理者になってもらうと、必要な書類が増えるんだね。

最後に5つ目のポイントじゃ。

⑤ 法人で申請する

古物商許可は、「個人の許可」と「法人の許可」の、2種類あります。

そうだったのか!

会社として許可を取ることもできるんじゃ。

古物商許可を取得するとき、申請する人と管理者になる人は、欠格要件に当てはまってはいけないと、先述しました。

法人の古物商許可を申請する場合、さらに、法人の役員も欠格要件に当てはまってはいけません。

しかも、役員が複数いれば、全員が対象です。

さらに、監査役も役員に含まれます。

また、証明書類の用意も、役員全員の分が必要です。

うわぁ~。法人の古物商許可を取るのって大変そうだな~。

古物商許可の取得には、気をつけるポイントがたくさんあるじゃろ?

うん。一回聞いただけじゃ忘れちゃいそうだよ。

取得が難しそうだと思ったら、行政書士に頼むといいぞ。

行政書士に頼めば簡単

古物商許可の取得は、行政書士に頼むと簡単にできます。

行政書士とは、古物商許可などの取得に必要な書類を、代わりに用意してくれる専門的な職業です。

えっ!代わりに用意してくれるの!

行政書士に頼めば、古物商許可の取得で気をつけるポイントを、あれこれ考える必要はありません。

行政書士はプロなので、あらゆるポイントを押さえつつ、手際よく書類を用意してくれます。

さらに、欠格要件に当てはまっている場合など、取得に問題があるときは、的確なアドバイスもしてくれます。

実は、欠格要件に当てはまっていても、対策をとれば解決できることもあるんじゃ。

そうなんだ!

神奈川県での古物商許可の取得を行政書士に頼むときは、神奈川、東京、千葉などを拠点にしている行政書士事務所にするといいでしょう。

その方が、神奈川県のローカルルールのことも熟知している可能性が高いです。

神奈川で古物商許可を取得するときのポイント2つ まとめ

神奈川県で古物商許可を取得するときのポイントは、次の2つです。

  • 神奈川県で申請するのは、神奈川県に営業所を置く人
  • 神奈川県警察が指定した書類を用意する

また、神奈川県での申請に限らず、古物商許可を取得するときは、次のポイントも押さえておくといいでしょう。

  • 欠格要件に当てはまらないか
  • 品目を選ぶ
  • 自動車を扱うなら駐車場を用意する
  • 管理者を選ぶ
  • 法人で申請する

古物商許可の取得は、行政書士に頼むと簡単にできます。

当サイトおすすめ 【取得率100%】古物商許可専門のトラスト行政書士事務所
https://kobutsudaikou.com/
古物商許可取得がネットで完結!トラストなら即日着手&古物営業に必要な特典付き(15,000円相当)

こちらは、これから許可を取得したい、取得すべきかどうか迷っている方向けの窓口です。
古物商許可の取得以外に関するご相談や、個別具体的なご質問、書類の記入方法にご回答は致しかねます。

※ご質問はお一人様一つとさせて頂きます。

よくお問い合わせいただく内容について、以下記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

よくある質問と答え



必要書類や書類の記入方法に関するご質問は、当サイトにて詳しく解説しておりますので各記事をご覧ください。

※ 無料相談での回答によって生じる一切の損害につき、当所は責任を負いかねます。無料相談の回答(録音データ・メール・LINE等)を弊所に無断で転用することを固く禁じます。