古物商許可があれば何でも転売できる?

この記事はトラスト行政書士事務所が監修しています

2020年4月1日古物営業法が全面改正されました。詳しくは【2020年4月1日全面施行】古物営業法が改正されましたをご覧ください。

古物商許可があれば何でも転売できるというわけではありません

お酒やペットなど、古物商許可があっても転売できない商品があるのです。

これらの商品を転売すると、法律違反で警察に逮捕されてしまうかもしれないので注意しましょう。

え~、古物商許可があれば何でも転売できるんだと思ってたよ

危なかったわね、こぶ吉。そこで今回は、古物商が転売できる物とそうでない物について詳しく説明するわ

古物商許可があれば何でも転売できるというわけではありません

中古品の転売ビジネスでお金を稼ぐためには、古物商許可という資格を取得しなければなりません。

ただし、古物商許可があれば何でも転売できるというわけではないので注意しましょう。

古物商許可があっても「古物に当たらない物」「法律で転売が禁止されている物」を転売することはできません。

古物に当たらない主な物としては、

  • お酒
  • 化粧品
  • ペット
  • 医薬品や医療機器

などがあります。

これらの物を転売するには、古物商許可とは別の特殊な免許や資格を取得しなければなりません。

免許や資格なしで転売をすると、法律違反として警察に逮捕されることもあるので注意が必要です。

古物商が転売できる物とできない物をもっと具体的に教えてほしい~

わかったわ。じゃあまずは、古物商が転売できる物から説明をしていくわね

古物商許可で転売できるのは「古物」です

古物商許可を取得したからといって、何でも転売できるわけではありません。

古物商が転売することができるのは「古物」です。

古物とは主に「中古品」のことですが、その範囲は古物営業法という法律によって定められています。

古物商は古物営業法で定められた13種類の古物しか、転売をすることはできないのです。

13種類って何だかとっても少ない気がするなぁ

安心して。身の回りの物はだいたいその13種類に含まれているわ

古物商が転売できる13種類の古物とは?

古物商許可で転売することができるのは、古物営業法によって定められた13種類の古物です。

この13種類の古物のことを専門用語で「品目」といったりします。

古物商が扱うことのできる13品目は次の通りです。

  • 美術品類
  • 衣類
  • 時計・宝飾品類
  • 自動車
  • 自動二輪車及び原動機付自転車
  • 自転車類
  • 写真機類
  • 事務機器類
  • 機械工具類
  • 道具類
  • 皮革・ゴム製品類
  • 書籍
  • 金券類

いくつか、よく内容のわからない品目があるね

おそらくそれは、「8、事務機器類」「9、機械工具類」「10、道具類」じゃない?

うん。他のはだいたい名前からイメージできるけど、その3つはよくわからないな~

「8、事務機器類」とは、計算や記録など、事務作業の効率を上げるために使用される機器などのことをいいます。

主なものとしては、パソコンやファックス、シュレッダーなどがこれに含まれます。

「9、機械工具類」は、電気で動く機械や器具で、事務機器類に該当しないもののことをいいます。

例えば、テレビや冷蔵庫、家庭用ゲーム機などの家電から、電気ドリルや電気のこぎりといった工作機械もこれに含まれます。

「10、道具類」の範囲はとても広く、他の品目に該当しない身の回りにある物品の多くがこれに含まれます。

例えば、日用雑貨やおもちゃ、楽器や家具などが道具類に含まれます。

古物商ってとってもたくさんの商品を転売することができるんだね~

ただ、申請した品目以外の古物を扱う場合は、変更届出っていう手続きが必要になるから注意してね

申請した品目以外の古物を転売する場合は変更届出が必要です

古物商が転売できるのは、古物営業法で定められた13種類の古物です。

そして、古物商は自分で扱う品目を13種類の中から選んで、警察に申請をしなければなりません。

もし、申請した品目以外の古物を転売するときは、品目を追加するために「変更届出」という手続きが必要になります。

変更届出は申請した品目以外の古物を仕入れてから、14日以内に管轄の警察署で行わなければなりません。

期限を守らないと「10万円以下の罰金」が科せられることもあるので注意しましょう。

ちなみに、品目は複数申請することが可能

だったら、始めから13品目ぜんぶ申請しておけばいいんじゃない?

品目を増やすと審査が厳しくなる可能性があるから、それはやめておいた方がいいわ。最初は品目を少なく申請して、後から必要に応じて追加する方が効率的

古物商が転売することができない物とは?

次に、古物商許可で転売することができない物について説明をします。

古物商が転売することができない物には、「古物に含まれない物」「法律で転売が禁止されている物」の2つがあります。

古物に含まれない物ってどんな物があるんだろう?

古物商は古物に含まれない物を転売することはできません

古物商が転売できるのは、法律によって定められた13種類の古物です。

逆に言うと、古物商許可を取っても「古物に含まれない物」は、転売することはできません。

古物に含まれない主な物としては、

  • お酒
  • 化粧品
  • ペット
  • 医薬品や医療機器

などがあります。

これらの物品を転売するには、古物商許可とは別の許可や資格が必要になります。

例えば、お酒の転売でお金を稼ぐには、酒類販売業免許という許可が必要になります。

この許可を持たずにお酒の転売をすると、酒税法違反として警察に逮捕されます。

他の化粧品やペット、医薬品などについてもお酒と同じように、許可や資格などを取得しないと原則として転売をすることができません。

気になる人は、転売を始める前に、役所や保健所などの関係機関に問い合わせることをおすすめするわ

古物商許可があっても法律で転売が禁止されている物の転売はできません

古物商は、「法律で転売が禁止されている物」の転売をすることはできません。

よく転売で問題になるのが、次の2つの物品です。

  • チケット
  • 偽ブランド品

チケットについては、2019年(令和元年)6月14日に「チケット不正転売禁止法」が施行されました。

この法律によって、「転売を禁止する旨が記載されたチケット」「不正転売」が禁止されました。

不正転売とは、ざっくりいうと、コンサートチケットなど転売が禁止されているチケットを転売することをいいます。

そのため、急用で行けなくなったイベントのチケットを、知り合いに定価で譲り渡す行為は禁止されていません。

この法律に違反した場合には、「1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金またはその両方」が科せられます。

次に偽ブランド品については、転売をすると「商標法」という法律に違反します。

その場合、「10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方」というとても重い罰則を科せられる可能性があります。

さらに、購入者やブランドの運営会社から詐欺や不法行為などで多額の損害賠償を請求される可能性もあるので注意しましょう。

古物商許可があれば何でも転売できる? まとめ

古物商が転売できるのは、法律によって分類された13種類の古物です。

そのため、古物商許可を取っても「古物に当たらない物」を転売することはできません。

古物に当たらない物を転売するには、古物商許可とは別の許可や資格が必要になります。

どうしても転売したいという方は、役所や保健所など関係機関に問い合わせるとよいでしょう。

また、古物商は「法律で転売が禁止されている物」を転売することはできません。

チケットや偽ブランド品などを転売すると、法律違反として警察に逮捕される可能性があるので扱わないように注意しましょう。

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