フッ、僕の技術をもってすれば、壊れたゲーム機を修理して転売することも簡単さ…
中古ゲーム機を修理して転売するには、古物商許可が必要なんだよ。
へ?そうなの?
中古ゲーム機を修理して転売するには、古物商許可という許可が必要になる場合があります。
許可がいらない場合もあるので、どちらか判断するためにも、古物商許可のことを、もっと詳しく解説しましょう。
目次
中古ゲーム機を修理して転売するには古物商許可が必要
中古ゲーム機を修理して転売するには、古物商許可という許可が必要です。
古物商許可?
古物商許可とは、中古品を転売目的で仕入れるために必要な許可のことです。
中古ゲームショップや、リサイクルショップを営業するためには、古物商許可が必要となります。
中古ゲームショップは、お客様から中古ゲームを販売(転売)目的で買い取ってるでしょ。
なるほど、そういう許可なんだね。
仕入れた中古品を、修理して転売する場合も同じように、古物商許可が必要です。
なので、中古ゲーム機を転売目的で仕入れて、修理して転売するには、古物商許可が必要となります。
もっと詳しく説明すると、仕入れた中古品を転売するかどうかは、実は関係なく、中古品を転売目的で仕入れるだけでも、古物商許可は必要となります。
へぇ~。でも、僕は中古ゲーム屋さんじゃないから、関係ないでしょ。
古物商許可が必要になるのは、中古品を扱うお店だけではありません。
店舗を構えていなくても、インターネット上で中古品の転売ビジネスを行う場合にも、古物商許可は必要になります。
へぇ~。でも、僕のはビジネスなんかじゃないよ。趣味程度で、たまに転売するだけだから。
転売ビジネスの会社をおこしているわけではなくても、転売で少しでもお金を稼げば、立派なビジネスです。
転売ビジネスは、自宅に居ながらでも簡単にできるので、お小遣い稼ぎ感覚で行っている人も多く、そういった転売ビジネスは、せどりと呼ばれています。
せどりも、中古ゲームショップなどと規模は違えど、中古品を転売目的で仕入れているわけですから、せどりを行う場合にも、古物商許可が必要です。
そっか~。僕にも古物商許可が必要なのか~。
ゲーム機を修理して転売するとき、古物商許可が不要なケースもある
中古ゲーム機を修理して転売するとき、古物商許可が不要なケースもあります。
古物商許可は、中古品を転売目的で仕入れるために必要な許可だと、先述しました。
なので、転売目的で仕入れた中古品でなければ、転売するのに古物商許可は不要です。
例えば、こんなケースね。
- 自分が持っていた中古ゲーム機を(修理して)転売するとき
- 無料でもらった中古ゲーム機を(修理して)転売するとき
そもそも、『仕入れ』とは、販売する商品や材料を買うことです。
なので、古物商許可は中古品を販売(転売)する商売に必要な許可です。
上の例のような転売は、商売としての転売ではなく、不要品を処分するための転売です。
なので、誰でも中古ゲームショップに中古ゲーム機を売ることができるわけです。
なるほど~。
でもね、例外もあるの。
商品によっては、転売目的で仕入れていても、それを転売するときに古物商許可が不要なものもあります。
- 新品のゲーム機
- 海外で直接、仕入れたゲーム機
このようなゲーム機を転売目的で仕入れても、それを転売するときに古物商許可は不要です。
なんで~。
あらためて、古物商許可とは、“中古品”を転売目的で仕入れるために必要な許可です。
なので、新品の商品の転売に古物商許可は関係ないのです。
よって、新品のゲーム機を転売するとき、古物商許可は不要です。
ただし、法律上の『新品』は、一般的に考える新品とは解釈が異なるので、もう少し詳しい説明が必要です。
次に、海外で直接、仕入れたゲーム機について説明するわね。
古物商許可は、中古品を転売目的で仕入れるだけでも必要になると、先述しました。
つまり、古物商許可が必要な取引かどうかは、ものを転売する段階ではなく、転売目的でものを仕入れる段階で判断されます。
商品を海外で直接、仕入れる場合は、日本の法律はおよびません。
なので、海外で直接、ゲーム機を仕入れるときは、ゲーム機が中古品でも新品でも、古物商許可は不要です。
ただし、海外のゲーム機でも、日本の輸入業者を経由して仕入れる場合は、古物商許可が必要です。
この場合、日本の輸入業者から仕入れていることになるので、日本の法律が適用されるからです。
まとめるとこうなるわ。
- 自分が持っていた中古ゲーム機を(修理して)転売するとき
- もらった中古ゲーム機を(修理して)転売するとき
- 新品のゲーム機を転売するとき
- 海外で直接、仕入れたゲーム機を(修理して)転売するとき
上のようなゲーム機の転売には、古物商許可は不要です。
修理して転売する場合も同じです。
無許可には重い罰がある
中古品の転売ビジネスに、古物商許可が必要だということは、法律で決められています。
中古ゲームショップや、リサイクルショップを営業する人が、古物商許可を取り忘れることは、そうはないでしょう。
ですが、せどりは、気軽に始められることから、そもそも、許可が必要だと知らずに、無許可で行ってしまう人も多いです。
僕も知らなかったなぁ~。
無許可で中古品の転売ビジネスを始めると、逮捕される可能性があります。
無許可で転売ビジネスを行った場合の罰則は、結構、重く、3年以下の懲役または100万円以下の罰金、もしくは両方です。
うわぁ~!
このような重い罰もあるので、転売ビジネスを始めるときには、古物商許可をきちんと取りましょう。
中古ゲーム機の転売ビジネスをする場合の、古物商許可の取り方
古物商許可の取り方を教えて~。
古物商許可は、必要な書類をそろえて、警察署に申請することで、取ることができます。
必要な書類のひとつ、申請書には、品目というものを選ぶ欄があります。
品目とは、古物商許可で扱う中古品のジャンルのことで、全部で13種類あります。
古物商許可を申請するとき、自分が行うビジネスモデルに合わせて、品目を選ぶ決まりになっています。
参考のために、品目をすべて紹介するね。
()内は、品目に当てはまる中古品の例です。
- 美術品類
- (絵画、彫刻、工芸品、など)
- 衣類
- (洋服、帽子、布団、など)
- 時計・宝飾品類
- (時計、宝石、アクセサリー、など)
- 自動車
- (自動車、自動車のタイヤ、カーナビ、など)
- 自動二輪車及び原動機付自転車
- (バイク、バイクのタイヤ、バイクのミラー、など)
- 自転車類
- (自転車、サドル、自転車のかご、など)
- 写真機類
- (カメラ、望遠鏡、顕微鏡、など)
- 事務機器類
- (コピー機、FAX、パソコン、など)
- 機械工具類
- (ゲーム機、工作機械、電話機、など)
- 道具類
- (ゲームソフト、家具、おもちゃ、など)
- 皮革・ゴム製品類
- (靴、バッグ、毛皮、など)
- 書籍
- (攻略本、本、マンガ、など)
- 金券類
- (商品券、乗車券、郵便切手、など)
中古ゲーム機を修理して、転売するビジネスを始めたいなら、ゲーム機が当てはまる、『9、機械工具類』の品目を選んで申請します。
また、品目は複数、選ぶこともできます。
中古ゲーム機を扱う転売ビジネスなら、ゲームソフトや、ゲーム攻略本なども一緒に扱うと、お客様に喜ばれるでしょう。
そのような商品も扱うのであれば、ゲームソフトが当てはまる『10、道具類』や、攻略本が当てはまる『12、書籍』の品目を、あわせて選びます。
古物商許可が取れたら、選んだ品目に当てはまる中古品の取引ができるようになります。
選ばなかった品目を、あとから追加することもできますが、変更届出という手続きが必要になります。
古物商許可の申請は行政書士にまかせると便利
古物商許可の申請って、品目のこととか、分かりにくいことが多いね。
品目のことなんて分かりやすいもんよ。もっと難しいことが、いっぱいあるんだから。
古物商許可の申請には、申請書の他にも、たくさんの書類が必要です。
書類は、どれも普段、使わないものばかりなので、知識がないと理解するのが大変です。
また、書類をそろえるためには、役所などを回る必要があるので、時間と手間もかかります。
いろいろと面倒なんだなぁ…
面倒な作業は、専門家にまかせるのがオススメです。
古物商許可の申請なら、行政書士という専門家がいます。
古物商許可を取りたくても時間が取れない人や、やり方が分からなくて困っている人のために、申請の作業を代わってあげるのが、行政書士の仕事です。
行政書士は、作業を何でも代わってくれるので、頼んだ側は、特に何もしなくてもいいです。
行政書士に丸投げすれば、古物商許可が取れます。
ステキな専門家がいるもんだなぁ~。
古物商許可の申請を行政書士に頼むと、もちろん、行政書士に代行の費用を払うことになります。
自分で申請する場合、費用はおさえられますが、時間と手間がかかります。
自分にはどちらの方法がメリットのある方法か、検討してみて申請するといいでしょう。
中古ゲーム機を修理して転売するには許可が必要です まとめ
転売目的で仕入れた中古ゲーム機を、修理して転売するには、古物商許可が必要です。
また、次のようなゲーム機の転売には、古物商許可は不要です。
- 自分が持っていた中古ゲーム機を(修理して)転売するとき
- 無料でもらった中古ゲーム機を(修理して)転売するとき
- 新品のゲーム機を転売するとき
- 海外で直接、仕入れたゲーム機を(修理して)転売するとき
上の例で、修理して転売する場合も同じように、古物商許可は不要です。
無許可で中古品の転売ビジネスを行った場合、3年以下の懲役または100万円以下の罰金、もしくは両方が科せられる可能性があります。
中古ゲーム機を修理して転売するビジネスを始める場合、古物商許可の申請では、機械工具類の品目を選びます。
古物商許可の申請は、行政書士にまかせると簡単に行うことができます。