非再販本(バーゲンブック)の販売に古物商許可は必要?

この記事はトラスト行政書士事務所が監修しています

2020年4月1日古物営業法が全面改正されました。そのため記事の内容に一部古い情報がある場合があります。詳しくは【2020年4月1日全面施行】古物営業法が改正されましたをご覧ください。

非再販本(バーゲンブック)を販売するのに、古物商許可は不要です。

非再販本は、中古品ではないからです。

古物商許可は、転売(販売)目的で中古品を仕入れるための許可なので、中古品ではない、非再販本の販売には、古物所許可は不要なのです。

本屋さんって、非再販本を販売することがあるけど、古物商許可は取ってるのかな?

何を言っておる。中古品の販売ではないから、古物商許可はいらんぞ。

非再販本って、中古品じゃないの!?

本屋が非再販本を販売するとき、古物商許可が不要な理由を、詳しく解説しましょう。

非再販本(バーゲンブック)は新品なので、販売に古物商許可は不要

本屋が、非再販本(バーゲンブック)を販売するとき、古物商許可は不要です。

古物商許可とは、転売(販売)目的で中古品を仕入れるための許可です。

古本屋のように、古本(中古品)を仕入れて販売(転売)する本屋は、古物商許可を取らないといけません。

非再販本って古本でしょ?じゃぁ、販売に古物商許可が必要でしょ。

違うぞこぶ吉。非再販本は古本ではない。

非再販本(バーゲンブック)は中古品ではない

非再販本(バーゲンブック)は、傷がついていたり、変色していたりするものもあるので、中古品だとする見方もありますが、中古品ではありません。

これは、あくまで、古物商許可の決まりを定めた法律、古物営業法の定義では、中古品ではないということです。

古物営業法の定義に当てはまる中古品を、転売(販売)目的で仕入れるときに、古物商許可が必要となります。

それって、どんな定義なの?

一度でも消費者の手に渡れば中古品

古物営業法では、傷や色など、物の状態で中古品を定義しているわけではなくて、『一度でも消費者の手に渡っている物は、中古品とみなす』と定義しています。

ん?どういうこと?

例えば、消費者が本屋で本を買ったとき、その本は、消費者の手に渡った瞬間に、古物営業法では中古品とみなされます。

どんなに傷だらけの本でも、本屋で売られている間は新品とみなされて、逆に、どんなにキレイな本でも、消費者の手に渡った瞬間に中古品とみなされるのです。

メーカーと小売店の取引、卸売店と小売店の取引など、消費者の手に渡らない取引では、買われた商品でも、新品とみなされます。

そうなんだ!

非再販本(バーゲンブック)は新品だから販売に古物商許可は不要

非再販本(バーゲンブック)とは、売れずに出版社に返されたものの、値下げして、再び販売される本のことです。

出版社本屋(売れ残って)出版社(値下げして)本屋

という風に、非再販本は流通の過程で、消費者の手には一度も渡っていないので、古物営業法では新品とみなされます。

古物商許可は、転売目的で中古品を仕入れるための許可なので、新品の仕入れは対象外です。

よって、本屋が、非再販本(バーゲンブック)を販売するのに、古物商許可は不要となるのです。

非再販本(バーゲンブック)とは?

非再販本(バーゲンブック)とは、値引きされた新刊本のことです。

なぜ、非再販本という、意味が分かりにくい呼び方をするのかと言うと、新刊本の販売には、再販制度(再販売価格維持制度)という制度があるからです。

再販制度?

再販制度とは?

再販制度とは、本屋が新刊本を販売するときに、必ず定価で販売しないといけないという制度です。

世の中で販売されている大抵の商品は、販売価格を、お店の判断で自由に決めることができますが、新刊本は、出版社が決めた価格でしか、販売することができないのです。

へぇ~!そうなんだ!

本、雑誌、新聞、音楽ソフト(音楽CD、音楽レコード、音楽カセット)、タバコの5点が、再販制度の対象となっています。
対象の商品は、必ず定価で販売しないといけません。

本の流通の仕組み

本屋は、売れ残った本を、お店でずっと保管しているわけではありません。

本屋で売れ残った本は、出版社の倉庫に返される仕組みになっています。

倉庫に返された本は、注文があれば、また別の本屋に送られることもありますが、注文がなければ、ずっと倉庫に置かれたままです。

倉庫の広さには限りがあるので、ずっと売れなかった本は、裁断して処分されてしまいます。

もったいない~。

裁断するにはお金がかかってしまうので、出版社は損をしてしまいます。

そこで、出版社は、少しでも利益を得るために、売れなかった本を値下げして、もう一度、本屋さんで販売してもらうことがあります。

そのように販売される本が、非再販本(バーゲンブック)です。

なるほど~!そういう本だったのか!

本屋に非再販本が出回るのは、出版社が売れ残った本を処分するときだけではありません。

出版社がつぶれたときにも、非再販本が出回ることがあります。

非再販本(バーゲンブック)は自由に値段をつけていい

非再販本(バーゲンブック)は、通常の新刊本と違って、本屋が自由に値段をつけることができるようになっています。

バーゲンブックフェアでは、新刊本が50%OFFで手に入ったりするぞ。

いろんな呼び方がある

非再販本は、バーゲンブックと呼ばれることもあれば、他にもこんな呼び方もあります。

  • 自由価格本
  • 謝恩価格本
  • B本
  • ゾッキ本

へぇ~。おもしろいね~。

古物商許可とは?

古物商許可とは、転売目的で中古品を仕入れるための許可です。

一般的には、古本屋や、リサイクルショップなど、中古品を販売するお店に必要な許可として、知られていることでしょう。

そんな古物商許可のことを、もっと詳しく解説しよう。

転売目的で中古品を仕入れるための許可

古物商許可は、中古品を販売するための許可だと思われがちですが、正しくは、転売(販売)目的で中古品を仕入れるための許可です。

古本屋や、リサイクルショップに古物商許可が必要な理由は、中古品を販売するからではなく、販売のために中古品を仕入れるからです。

中古品のせどりにも古物商許可が必要

中古品を販売するお店だけでなく、店舗を持たずに、インターネットで中古品を仕入れて転売する個人でも、古物商許可が必要です。

古本屋や、ネットオークションなどで中古品を仕入れて、それをオンラインモールなどで転売する、せどりと呼ばれるビジネスをやっている人が増えています。

せどりには、転売目的で中古品を仕入れる作業が伴うので、古本屋やリサイクルショップと、やっていることは同じです。

なので、中古品のせどりをする人も、古物商許可を取らないといけません。

そうだったのかぁ~。

このことを知らずに、無許可でせどりを始める人が多いんじゃよ…

許可がなかったら逮捕される

古物商許可を取らずに、転売目的で中古品を仕入れると、逮捕される可能性があります。

転売目的での中古品の仕入れに、古物商許可が必要だということは、法律で決められていることなので、それを守らないことは、れっきとした法律違反なのです。

罰則もあって、3年以下の懲役または100万円以下の罰金、もしくは両方を、科せられる可能性もあります。

大変だ~!

せどりは、気軽さゆえに無許可で始める人が多いが、無許可は絶対にいかんぞ!

新品を仕入れて販売するときは不要

古物商許可は、転売目的で”中古品”を仕入れるための許可なので、新品であれば、転売目的で仕入れるのに、古物商許可は不要です。

そっか~。新品なら許可はいらないのか~。

せどりをやっている人の中には、新品だけを扱っている人もおる。

ただ、ここで言う新品とは、一般的な新品のとらえ方とは異なるので、注意が必要です。

ん?どういうこと?

一般的な新品と、古物商許可で言う新品は異なる

例えば、ネットオークションに、未開封の物が出品されていたら、一般的には、それを新品ととらえるでしょう。

ですが、古物商許可の決まりを定めた法律、古物営業法の解釈では、中古品とみなされます。

古物営業法では、中古品を次のように定義しているからです。

『一度でも消費者の手に渡っている物は、中古品とみなす』

イマイチ分からないなぁ…

例えば、物が小売店で売られている間は、消費者の手に渡っていないので、新品とみなされて、それを誰かが買う(消費者の手に渡る)と、中古品とみなされるということです。

ネットオークションに出品されている物は、基本的に、誰かがどこかで買ったり、もらったりしたものなので、古物営業法では中古品とみなされます。

新品を仕入れたいときは仕入れ場所に注意

新品にしぼってせどりを行えば、古物商許可がなくても法律違反ではありませんが、その際、新品を仕入れる場所には注意しましょう。

先ほど解説したように、ネットオークションだと、新品を仕入れることはほぼ不可能です。

新品を仕入れたいなら、小売店や、卸売店から直接仕入れないといけません。

Amazonで新品の仕入れはできる?

オンラインモールからも新品を仕入れることはできますが、注意が必要です。

小売店や、メーカーが出品しているストアからであれば、新品を仕入れられますが、個人が出品しているストアから新品を仕入れることは、基本的にはできません。

ネットオークションと同じで、個人のストアが出品する商品は、基本的に、消費者の手に渡った物(中古品とみなされる物)だからです。

古物商許可を取るのはちょっと難しい

せどりは、気軽にお小遣いを稼げるので流行っていますが、中古品を扱うのなら、始める前に必ず、古物商許可を取りましょう。

どうやって取るの?

古物商許可は、書類を警察署に申請して、審査に通るともらえます。

一見、シンプルですが、実際は、複雑なところもあって、てこずる人も多いです。

見慣れない書類が多いし、種類もたくさんあるからのぉ

うまく書類を用意できず、警察署で不備が見つかってしまい、申請を受け付けてもらえないということもあります。

古物商許可を取るのって、面倒くさそうだね。

簡単にできる方法もあるぞ。

行政書士なら簡単に取れる

古物商許可は、行政書士に頼むと簡単に取れます。

行政書士とは、古物商許可の申請のやり方が分からない人や、忙しくて申請できない人のために、代わりに書類を用意してくれる専門家です。

行政書士に頼めば、必要な書類をすべて用意してくれるので、頼んだ側は、用意してもらった書類を持って、警察署に申請に行くだけでOKです。

さらに、オプションで、申請まで代わりにやってくれる行政書士もいます。

そこまで頼めば、ほとんど何もしないで古物商許可を取ることができます。

へぇ~!そんなに便利な専門家がいるのか~。

非再販本(バーゲンブック)の販売に古物商許可は必要? まとめ

本屋が非再販本(バーゲンブック)を販売するのに、古物商許可は不要です。

非再販本は、新品とみなされます。

古物商許可は、転売(販売)目的で中古品を仕入れるための許可なので、新品の仕入れは対象外です。

古物商許可は、古本屋だけでなく、中古品のせどりを行う個人にも必要な許可です。

古物商許可を取らずに、転売目的で中古品を仕入れると、3年以下の懲役または100万円以下の罰金、もしくは両方を、科せられる可能性があります。

古物商許可を取るときは、行政書士に頼むと簡単に取ることができます。

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