仕入れたジャンク品を修理して販売する場合も古物商許可が必要?

この記事はトラスト行政書士事務所が監修しています

仕入れたジャンク品を修理して販売する場合、原則として古物商許可が必要です。

ジャンク品は壊れているし、価値がないから許可はいらないんじゃない?

このように考える方もいるかもしれませんが、それは誤解です

古物商許可は、中古品などの古物を転売目的で買い取る場合に必要となる資格です。

ジャンク品など壊れている物品であっても、それをお金を出して買い取る場合、許可が必要なのです。

そうだったのか!

今回は、ジャンク品の取り扱いと古物商許可について説明をしたいと思います。

有料で仕入れたジャンク品を転売する場合は古物商許可が必要です

大きなリサイクルショップなどに行くと、パソコンやスマホのジャンク品が激安で売られているコーナーがあります。

他にも、家具や家電のジャンク品が格安で販売されている場合もあります。

動くかわからないジャンク扱いだからってただ同然の価格で売られてることもあるよね

これらのジャンク品は、修理できる人にとってはきっと宝の山に見えるでしょう。

中には、仕入れたジャンク品を自分で修理して、ヤフオクなどで転売して利益を出している方もいるようです。

ただ、注意が必要なのは、ジャンク品を仕入れて転売するビジネスモデルには、古物商許可が必要ということです。

古物商許可は、中古品などの古物を転売目的で買い取る場合に必要となる資格です。

ジャンク品は当然「古物」に当たります。

また、リサイクルショップなどで販売されているジャンク品は、激安とはいえ無料ではありません。

そのため、ジャンク品を有料で仕入れる場合、古物の「買い取り」に当たります。

ですから、ジャンク品を転売目的で仕入れる行為には、古物商の許可が必要なのです

実際に、古物商許可が必要となるケースには以下のようなものがあります。

  • ジャンクパソコンを格安で仕入れて、パーツを組み替えて転売
  • 壊れたスマホや家電を仕入れて修理して転売
  • 壊れた家具を仕入れて修理して転売
  • 壊れた家電をたくさん仕入れて使えるパーツを組み合わせて修理して転売

これらの場合、すべて転売目的での古物の買い取り(仕入れ)があるため、許可が必要なのです。

無許可営業には重い罰則

仕入れたジャンク品を修理して転売する場合、古物商許可が必要です。

古物商許可を取得しないまま、転売を続けるとどうなるのでしょうか?

その場合、古物営業法違反として逮捕・処罰される可能性があります。

無許可営業をした場合、3年以下の懲役または100万円以下の罰金という極めて重い罰則が古物営業法に規定されています。

思ったより重い罰だなあ…

なぜ、このような重い罰則が定められているのでしょうか?

古物営業法の目的は、古物取引の中に盗品が紛れ込むことを防止することと、盗品が紛れ込んだ場合に警察がすぐに発見できるようにすることにあります。

要するに、泥棒が盗んだ物を誰かに転売しにくくするために、古物商という資格があるのです。

こっそりやればバレないんじゃない?

と思う方もいるかもしれません。

実際、中古品取引の人気の高まりもあって、無許可営業をする人の数も急増しています。

ですが、無許可営業は思わぬところからバレてしまうので絶対にやめましょう

無許可営業が発覚する主なケースは、取引をした物の中に盗品が混じっていた場合です。

警察が盗品について捜査をする場合、誰から誰に転売されたのか、どういう経路を辿ったのかを調べます。

その過程で、無許可で古物を取り扱っていたことが発覚してしまうのです。

他にも、取引でトラブルが発生した場合に、取引相手が腹いせに警察に通報するというケースもあります。

このように、どれだけバレないように気を使っていても、自分とは関係のないところから発覚するケースがほとんどなのです。

古物を取り扱う場合には、必ず許可を取得しましょう

無料で仕入れたジャンク品を転売する場合は許可は不要

有料で仕入れたジャンク品を修理して転売する場合、古物商許可が必要だと説明をしました。

無料で引き取ったジャンク品を修理して転売する場合はどうなるの?

この場合、古物商許可は必要ありません

古物商許可は、古物を転売目的で買い取る(仕入れる)場合に必要な資格です。

ジャンク品を無料で引き取る(仕入れる)場合、買取行為がないため、古物商許可は不要なのです。

ただし、ジャンク品を無料で仕入れる場合、古物商許可とは別の許可(産業廃棄物収集運搬業許可や一般廃棄物収集運搬業許可など)が必要になる可能性があるので注意が必要です。

修理品の転売ビジネスと古物商許可のメリット

有料で仕入れたジャンク品を修理して転売するというビジネスモデルには、古物商許可が必要です。

古物商許可を取得しないまま古物の仕入れ・転売をすると無許可営業で逮捕される可能性があります。

ですが、古物商許可を取得するということは、逮捕されなくなるというだけではありません

修理・転売ビジネスにとって、古物商許可を取得するということはとてもメリットがあるのです。

修理パーツを購入するために古物市場が利用できる

ジャンク品を修理して転売する場合、別の修理パーツが必要になることがあります。

例えば、ある部品が壊れたジャンクパソコンを修理する場合、その部品を別のどこかから購入しなければなりません。

もし、古物商許可を取得していれば、部品の仕入れに古物市場を利用することができます

古物市場とは、古物商のみが参加を許された超優良な中古品の取引場所です。

リサイクルショップやフリマアプリなどよりもはるかに安い値段で高い品質の中古品を購入することができます

また、プロが集まる市場なので、同じ商品をたくさん仕入れることも可能です。

頻繁に必要になる部品であれば、一度にたくさんの量を購入した方が仕入れ価格を安く抑えられるかもしれません。

この古物市場を利用できるというのは、古物商許可を取得することの大きなメリットといえます

古物商許可で信頼性がアップ

古物商許可を取得しているということは、警察が古物を取り扱うのにふさわしい人物であることを認めたということを意味します。

そのため、古物商許可を取得しているかどうかによって社会的な信頼に大きな差がでます

特に、古物の修理ビジネスの場合、転売先からの信頼を得られるかどうかは非常に重要です。

相手からすると「購入してもまたどうせすぐ壊れるんじゃないか」「本当にちゃんと修理できているのか」と考えるのが通常です。

仮に保証期間などを付けても「ちゃんと保証してくれるんだろうか」と疑問を持たれます。

こうした、疑問や疑惑を少しでも減らし、信頼を得るために古物商許可が非常に役に立つのです。

そうか!たしかに古物商許可をきちんと取得している人や業者の方が信頼できるよね

取引相手からの信頼=転売価格です。

信頼が高ければ高いほど、転売価格もそれに応じて高く設定することができます。

修理・転売ビジネスをする場合は、古物商許可のメリットをフルに活用しましょう

仕入れたジャンク品を修理して販売する場合も古物商許可が必要? まとめ

仕入れたジャンク品を修理して販売する場合、原則として古物商許可が必要です。

重要なポイントは、ジャンク品の仕入れが有料か・無料かということです。

古物商許可は、転売目的で古物を買い取る場合に必要となる資格です。

仕入れが有料であれば、それがジャンク品であっても許可が必要です。

逆に、無料で仕入れた場合、許可は不要です。

ただし、無料で仕入れたジャンク品を転売する場合、古物商許可とは別の許認可が必要となる可能性があるので注意しましょう

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