バイクを修理して転売するとき、何かの”許可”が必要だって友達に言われたんだけど何の許可か知ってる?
う~ん・・・なんだろう。Drコブツに聞いてみましょうか?
それは「古物商許可」のことじゃな。古物商許可は、バイクに限らず中古品の転売ビジネスをするとき、必ず必要になる資格なんじゃ
古物商許可かぁ。名前は知ってるけど、詳しくは何にも知らないや
今回は、バイクの転売と古物商許可について詳しく説明をします。
目次
中古バイクを修理して転売するには古物商許可が必要です
「中古バイクの転売は儲かる」という話を聞いたことはありませんか?
中古バイクは単価が高く、一度の取引で大きな利益が期待できます。
特に、壊れたバイクを安く仕入れ、自分で修理して転売をすれば、利益率はさらにアップします。
そのため、バイクを修理できる技術・知識のある方にとっては、かなりおいしい転売ジャンルの1つなのです。
ただ、中古バイクを転売するには、「古物商許可」が必要です。
この許可がないと、いくらバイクに関する知識や技術があっても、転売ビジネスを始めることはできません。
古物商許可とは、中古品の転売ビジネスをするために必要な資格なのです。
その古物商許可っていうのを取らないで、転売したらどうなっちゃうの?
この許可を取らないで、中古バイクの転売ビジネスを始めてしまうと、警察に逮捕されてしまいます。
その場合は、「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」という重い罰則が科せられます。
必ず許可を取得するようにしましょう。
無料で引き取ったバイクを修理して転売する場合、古物商許可は不要です
壊れたバイクをタダで引き取って、それを修理して転売する場合も、古物商許可って必要なの?
その場合、古物商許可は不要じゃ
ただ、古物商許可よりもっと取得が難しい許可が必要になることもあるから注意するんじゃ
バイクは持っているだけで、軽自動車税などの税金がかかります。
そのため、「無料でいいから引き取ってほしい」という人も結構います。
バイクに関する知識や技術のある方であれば、こうした人からバイクを無料で引き取り、自分で修理して転売するという方法も考えられるかもしれません。
では、この場合に古物商許可は必要なのでしょうか?
実は、無料で引き取ったバイクを修理して転売する場合、古物商許可は必要ありません。
古物商許可は、中古品の転売ビジネスをするときに必要となる資格です。
ですが、無料で引き取ったバイクを修理して転売するという行為は、転売ビジネスにあたりません。
そのため、古物商許可は必要ないのです。
じゃあ、無料で引き取ったバイクの修理・転売を専門にすれば、許可なくビジネスができるんだね
無料で引き取る場合は古物商許可は不要だが、引き取る物品によっては産業廃棄物収集運搬業許可や一般廃棄物収集運搬業許可などが必要となるケースがあるから注意するんじゃ。
古物商許可を取得するときの注意点
中古バイクを修理し転売するには、古物商許可が必要です。
この古物商許可ですが、「誰でも申請書を書いて提出すればすぐに許可が下りる」という簡単なものではありません。
また、間違った方法で許可を取ると、転売ビジネスが始められなくなる可能性もあります。
そこで、古物商許可の取得について注意すべき点を紹介します。
古物商許可を申請するときは「品目」に注意
古物商許可を取得すれば、どんな中古品でも転売できるというわけではありません。
中古品は法律によって13の種類(品目)に分類されています。
古物商許可を申請するときは、その中から、自分で扱う品目を選んで申請をしなければなりません。
このとき選んだ品目以外の中古品(古物)については、古物商許可を取得した後も、転売することはできないので、慎重に選択しましょう。
13の品目とは以下の通りです。
- 美術品類
- 衣類
- 時計・宝飾品
- 自動車
- 自動二輪車及び原動機付自転車
- 自転車類
- 写真機類
- 事務機器類
- 機械工具類
- 道具類
- 皮革・ゴム製品類
- 書籍
- 金券類
この中で、中古バイクの転売ビジネスをするのであれば、「自動二輪車及び原動機付自転車」を選択します。
ちなみに、品目は複数選んで申請することも可能です。
ですから、中古バイクと併せてヘルメットなどをセット売りする場合は「道具類」も併せて申請しておくと便利です。
どの商品がどの品目に当たるかってちょっとわかりにくいよね
そうじゃな。もし気になることがあれば、管轄の警察署や、行政書士という専門家に問い合わせてみるとよいぞ
もし、品目を間違えてしまったらどうなるのかしら
その場合は、あとから変更届という手続きをすることで、品目の修正や追加をすることが可能じゃ。ただ、時間や手間がかかるので、最初の申請を間違えずにすることが重要じゃ
古物商許可の取得は行政書士に任せると簡単
古物商許可の取得には、たくさんの手続きや書類が必要になるため、一般の方にとってはハードルが高くなるかもしれません。
特に中古バイクを扱う場合、警察のチェックも厳しくなるので、注意が必要です。
なんで、バイクの場合は、厳しくなるの?
バイクは中古品の中でも、特に盗品が多いジャンルじゃ。下手に許可をすると、盗品の中古バイクがたくさん流通してしまうおそれがあるじゃろ。だから、警察も許可をするかどうか慎重になるんじゃ
自分で申請をすると、たくさんの時間や手間を無駄にしてしまうかもしれません。
そこで、楽して簡単に許可を取得したいという方には、行政書士の代行サービスをおすすめします。
行政書士は古物商許可の専門家です。
警察の厳しいチェックにも引っかかることなく、最短で許可を取ってくれます。
これから、古物商許可の取得を考えている方は、行政書士の利用についても検討するべきでしょう。
中古バイクを修理して転売するには許可が必要です まとめ
中古バイクを修理して転売するには、古物商許可が必要です。
古物商許可は、中古品の転売ビジネスをするときに必要となる資格です。
この許可がないまま中古バイクの転売ビジネスをすると、無許可営業として警察に逮捕されます。
その場合、3年以下の懲役または100万円以下の罰金という重い罰則が科せられるので、必ず事前に許可を取得しましょう。
古物商許可の申請は、専門的な手続きなので、かなり面倒です。
もし、時間に余裕のない方や、面倒な手続きが苦手という方は、行政書士という専門家がいるので、代行を依頼するとよいでしょう。