ヘルビの転売に古物商許可は必要?

この記事はトラスト行政書士事務所が監修しています

ヘルビの転売って稼げるらしいんだけど、古物商許可が必要なのかな?

古物商許可は原則、いらないわね。やってみたらいいんじゃない?

ヘルビの転売に古物商許可は、原則として不要です。

ただ、商品によっては、古物商許可が必要なものもあります

また、他の法律での規制など、いろいろと注意点もあります。

ヘルビの転売と古物商許可について、詳しく解説しましょう。

ヘルビの転売に古物商許可は原則として不要

ヘルビ』とは、Amazonの商品カテゴリーから生まれた言葉で、『ヘルス&ビューティー』の略です。

Amazonの『ヘルス&ビューティー』カテゴリーでは、化粧品医薬品サプリメント日用品などが販売されています。

このような『ヘルス&ビューティー』カテゴリーで販売されている商品を総称して、ヘルビと呼びます。
現在、カテゴリー名は『ドラッグストア・ビューティー』に変わりましたが、今でも転売をする人たちの間ではヘルビと呼ばれています。

ヘルビを転売するのに、古物商許可は原則として不要です。

ちなみに、古物商許可とは、中古品を転売目的で仕入れるときに必要な許可です。

リサイクルショップなどの、中古品を仕入れるお店や、せどりと呼ばれる、インターネットで中古品を売り買いする商売を始めるときに必要です。

せどらー(せどりをしている人)たちの間で、ヘルビは人気のある商品です。

せどりに古物商許可はつきものですが、ヘルビの転売なら許可を取らずに始めることができます。

すぐにでも始められるじゃん!やってみよう!

ヘルビの転売に古物商許可がいらない理由

なんで、ヘルビの転売には、古物商許可がいらないんだろう?

ヘルビ商品は古物に当てはまらないのよ。

古物商許可で扱う中古品のことを、古物といいます。

そして、どういう中古品が古物に当てはまるのか、法律で決められていています。

世の中にある中古品のほとんどは、古物に当てはまるのですが、一部、当てはまらないものもあります。

古物に当てはまらないものは、以下のようなものです。

古物に当てはまらないもの

  • 医薬品
  • ★化粧品
  • ★日用品(洗剤、おむつなど)
  • 食品
  • お酒
  • 廃品(金属くず、空き缶、繊維くず、古新聞、被覆のない銅線類、など)
  • 航空機
  • 鉄道車両
  • 1トンをこえる機械で、土地や建物に固定されているもの
  • 20トン以上の船舶(せんぱく)
  • 船舶以外の5トンをこえる機械で、自走または牽引(けんいん)できないもの
  • 大きな庭石や石灯籠

※地域により異なります

古物に当てはまらないものは、古物商許可がなくても、仕入れて転売することができます。

リストにあるものは、なんで古物に当てはまらないんだ?

古物商許可は、盗品が取引されるのを防いだり、取引されても、すぐに見つけ出せるようにするために作られた制度です。

なので、警察(公安委員会)が許可を管理しています。

化粧品医薬品食品などは、身体にとり入れるものなので、衛生面や安全面を気をつけることが大切です。

なので、こういったものに関する許認可は、主に厚生労働省が管理しています。

このように管理する行政が異なるので、ヘルビ商品は古物に当てはまりません。

ちなみに、航空機や鉄道車両など、その他の古物に当てはまらないものは、大きくて盗まれる可能性が低いことや、盗まれても見つけやすいといった理由で、古物に当てはまりません。

先ほどのリストの中で印のついている、化粧品、日用品の中には、古物に当てはまるものあります。

次の章で、そのことについて解説しましょう。

転売に古物商許可が必要なヘルビ商品もある

化粧品日用品の中には、古物に当てはまるものもあります。

化粧品の中でも、ブラシやパフ、アイラッシュカーラーといった、いわゆる化粧道具は、古物に当てはまります。

法律で化粧品は、『清潔にしたり魅力を増すために、身体に塗ったり振りかけたりするもので、身体への作用がゆるいもの』と定められています。

ファンデーションや乳液、シャンプーやトリートメントがそうね。

化粧道具は、法律上の化粧品ではないので、古物に当てはまります。

中古の化粧道具を仕入れて転売する場合は、古物商許可が必要になるので注意しましょう。

また、日用品のなかでも、洗剤やおむつなどは古物に当てはまりませんが、掃除道具などは古物に当てはまります。

中古の掃除道具を仕入れて転売する場合は、古物商許可が必要になるので注意しましょう。

ヘルビの転売で注意すること

ヘルビの転売で注意することがいくつかあります。

  • 海外の化粧品を、海外から直接、仕入れて販売するには、化粧品製造販売業許可が必要
  • 医薬品を転売するには、医薬品店舗販売業許可が必要
  • 海外の医薬部外品を、海外から直接、仕入れて販売するには、医薬部外品製造販売業許可が必要
  • 商品のメーカーから、販売の差し止めを求められることがある

海外の化粧品を、海外から直接、仕入れて販売するには、化粧品製造販売業許可が必要

化粧品の転売は、基本的に、許可なく行うことができます。

ですが、場合によっては、化粧品製造販売業許可という許可が必要になります。

化粧品製造販売業許可とは、化粧品を、責任を持って市場に流通させる(販売する)ために必要な許可です。

単に、『化粧品を販売するための許可』だと思って、化粧品を販売(転売)するには、化粧品製造販売業許可が必要だと誤解されやすいですが、そうではありません。

化粧品製造販売業許可は、化粧品を販売する大元の業者、いわゆる、元売り業者に必要な許可です。

  • 自社で化粧品を製造して、それを流通させるとき
  • 他社に製造を委託した化粧品を、自社の製品として流通させるとき
  • 海外から輸入した化粧品を流通させるとき

上の3つのパターンで必要になる許可です。

化粧品は身体に影響をおよぼすものですから、流通させるにあたっては、品質や安全性に責任を持たないといけません。

なので、元売り業者は許可を取らないといけないのです。

市場に流通している化粧品を売り買いすることは、化粧品製造販売業許可とは関係ないことなので、化粧品を販売(転売)するのに許可は不要なのです。

へぇ~。たしか、最初に『場合によっては許可が必要』って…

海外の化粧品を、海外から直接、仕入れて販売するには、化粧品製造販売業許可が必要です。

海外に、化粧品製造販売業許可の制度がないので、海外の化粧品を日本で流通させたかったら、自分が許可を取って、責任を持つ必要があるわけです。

海外の化粧品でも、日本の輸入会社や、日本の問屋などが日本で流通させているものなら、許可がなくても販売(転売)できます。

日本で流通しているということは、輸入会社や問屋が、化粧品製造販売業許可を取っているので、こちらは許可を取る必要はないのです。

医薬品を転売するには、医薬品店舗販売業許可が必要

医薬品を販売するには、医薬品店舗販売業許可という許可が必要です。
転売する場合も同じです。

医薬品店舗販売業許可とは、その名の通り、お店をかまえて医薬品を販売するための許可です。

僕は、なにも薬局を開きたいとは思ってないよ。ヘルビせどりをしたいだけ。

まぁ、最後まで聞いてよ。

医薬品をネットで販売(転売)するには、医薬品店舗販売業許可を取った上で、『特定販売届』という届出が必要になります。

特定販売届出だけを、いきなり行うことはできないので、前提として、医薬品店舗販売業許可を取る必要があります

医薬品店舗販売業許可を取るためには、もちろん店舗が必要ですし、店舗の構造にも要件がたくさんあります。

また、扱う医薬品の種類によっては、薬剤師を置く必要があったりもします。

医薬品の販売ってハードルが高いんだね。

だから、せどりには向かないわね。でも、医薬部外品を扱うのはアリかもよ。

海外の医薬部外品を、海外から直接、仕入れて販売するには、医薬部外品製造販売業許可が必要

医薬部外品の転売は、基本的に、許可なく行うことができます。

ですが、場合によっては、医薬部外品製造販売業許可という許可が必要になります。

医薬部外品とは、医薬品ほどではないですが、身体に効果のある成分がふくまれたもののことです。

病気の治療に用いるのではなく、予防や衛生のために用いるもので、例えば…

  • 栄養ドリンク
  • うがい薬
  • 歯みがき粉

また、身体にとり入れるもの以外にも…

  • 殺虫剤
  • 制汗剤
  • 生理用ナプキン

なども、医薬部外品です。

医薬部外品製造販売業許可とは、医薬部外品を、責任を持って市場に流通させる(販売する)ために必要な許可です。

なんか似たような解説を聞いたなぁ。

医薬部外品製造販売業許可は、先述の化粧品製造販売業許可と同じようなもので、医薬部外品の元売り業者に必要な許可です。

  • 自社で医薬部外品を製造して、それを流通させるとき
  • 他社に製造を委託した医薬部外品を、自社の製品として流通させるとき
  • 海外から輸入した医薬部外品を流通させるとき

上の3つのパターンで必要になる許可です。

なので、化粧品製造販売業許可と同じように、医薬部外品を売り買いするのに許可は不要です。

ただ、海外の医薬部外品を、海外から直接、仕入れて販売する場合は、医薬部外品製造販売業許可が必要です。

この点も、化粧品製造販売業許可と同じね。

商品のメーカーから、販売の差し止めを求められることがある

ヘルビの転売をしていると、商品のメーカーから、販売の差し止めを求められることがあります。

なんで~。

転売は、一般の人が売ったものや、小売店で売っているものを仕入れて、それに利益を上乗せして販売しています。

商品のメーカーから見れば、転売をしている人は、『自社の商品を非正規のルートで仕入れて、勝手に稼いでいる人』であり、あまりいいようには思わないです。

また、転売をしている人は、商品の管理をしっかり行っていない可能性もあります。

もし、転売している人から、ヘルビ商品を買った人が健康被害にあったら、メーカーのイメージダウンになってしまいます。

そういった理由から、メーカーは販売の差し止めを求めることがあるわけです。

そっかぁ~。

Amazonで転売をしている場合、まずメーカーからAmazonに差し止めの申し立てがあって、そのあとAmazonから警告が入ります。

警告にしたがわずに販売を続けると、アカウントが閉鎖になります。

『停止』じゃないよ。『閉鎖』だからね。

アカウント停止より重い処分の、閉鎖になってしまったら、復活はできません。

二度とAmazonで販売をできなくなってしまうのです。

( ゚д゚)

もし、警告を受けたら、すみやかに販売をやめて、先に出品していた分も削除しましょう。

差し止められた商品の販売は、キッパリあきらめることが大事です。

差し止めに応じれば、アカウントを守ることができる可能性があります。

ヘルビの転売のメリット

ヘルビの転売のメリットを紹介しましょう。

  • ライバルが少ない
  • 商品の回転が早い
  • 送料が安い

ライバルが少ない

Amazonで販売されている商品の中には、カテゴリー申請という手続きをしないと、出品できないものがあります。

ヘルビ商品も、そのひとつです。

ヘルビ商品は、販売を始める前にカテゴリー申請をして、Amazonの審査に通らないと、出品できません

そうなの!?面倒くさいね。

手続きが面倒なので、Amazonでヘルビのせどりを始める人は少ないです。

でも、良いように考えれば、ライバルが少ないということです。

せどりは、ライバルとの差別化がはかりにくいですが、面倒なことをちょっと頑張ってやるだけで、差をつけられるので、やってみる価値はあります。

商品の回転が早い

ヘルビ商品は、商品の回転が早いです。

化粧品やサプリメント、日用品は、リピーターが生まれやすい商品です。

よく売れる商品を見つけたら、仕入れをその商品にしぼって、大量に仕入れるといいでしょう。

リピーターの多い商品は、強気で仕入れてもバンバン売れてくれます。

送料が安い

せどりをする上でついて回るのが、送料です。

そっか、商品を発送しないといけないもんね。

ヘルビ商品は、小さなものや軽いものが多いので、送料を安くおさえられます

ヘルビの転売に古物商許可は必要? まとめ

ヘルビの転売に古物商許可は、原則として不要です。

ですが、中古の化粧道具掃除道具を、転売目的で仕入れる場合は、古物商許可が必要となります。

ヘルビを転売するときに、気をつけることと、解決策として…

海外の化粧品を、海外から直接、仕入れて販売するとき
化粧品製造販売業許可が必要
医薬品を転売するとき
医薬品店舗販売業許可が必要
海外の医薬部外品を、海外から直接、仕入れて販売するとき
医薬部外品製造販売業許可が必要
商品のメーカーからの販売の差し止め請求
すみやかに従う

  
が、挙げられます。

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