せどりで必要な資格とは

この記事はトラスト行政書士事務所が監修しています

せどりを始めるには、資格が必要だって聞いたんだけど?

そうね。いろいろあるけど、古物商許可が代表的ね。

せどりを行うには、基本的には、古物商許可という資格(許可)が必要です。

許可を取らずに行えるケースもあります。

せどりで扱う商品によっては、他に、酒類小売業免許や、医薬品店舗販売業許可といった資格(許可)が必要になることもあります。

せどりに必要な資格(許可)について、詳しく解説しましょう。

せどりに必要な資格

せどりとは、気軽にできる転売ビジネスのことです。

リサイクルショップなどの転売ビジネスは、店舗が必要になったりしますが、せどりは、店舗がなくても行えます。

インターネットを使って、商品を売り買いすれば、家に居ながらでも転売ビジネスができるのです。

せどりは、その気軽さから、何も資格がなくても始められると思われがちですが、そうではありません。

扱う商品によっては、資格(許可)が必要になります。

せどりに必要になる場合がある資格(許可)を、3つ紹介しましょう。

  • 古物商許可
  • 酒類小売業免許
  • 医薬品店舗販売業許可

古物商許可

せどりに必要な資格(許可)で代表的なのが、古物商許可です。

あらゆるせどりのケースのほとんどで、古物商許可が必要となります。

古物商許可って、どんな許可なの?

古物商許可とは、中古品を転売目的で仕入れるために必要な資格(許可)です。

せどりは、仕入れた商品を、仕入れ値より高く転売することで、差額で利益を稼ぐビジネスです。

当然、差額が大きいほど、利益が大きくなります。

差額を大きくするには、商品を安く仕入れる必要があります。

商品を安く仕入れるには、中古品が適しています。

なので、せどりでは、主に中古品が取引されることが多いです。

中古品のせどりを行う過程には、中古品を転売目的で仕入れる作業がともなうので、中古品のせどりには古物商許可が必要となるわけです。

新品の商品に限定してせどりを行うなら、古物商許可は要りません

へぇ~。

古物商許可は、元々、リサイクルショップや、中古車屋などに必要な許可だったの。

古物商許可は、リサイクルショップなどのお店を経営している人には、よく知られていますが、一般的には馴染みの薄い許可です。

一方、せどりは、誰でも気軽にできることから、一般にも知れ渡ってきましたが、中古品のせどりに古物商許可が必要だということは、見落とされがちです。

古物商許可がなかったら、逮捕されることもあるから気をつけて!

逮捕!?

古物商許可を取らずに、中古品のせどりを行うと、逮捕される可能性があり、最悪、重い罰則も科せられます。

罰則は、3年以下の懲役または100万円以下の罰金、もしくは両方です。

また、無許可で逮捕されて、懲役刑か罰金刑となると、5年間は古物商許可を取ることができなくなります。

せどりをやりたくても、5年はガマンしないといけません。

中古品のせどりを始めるときには、必ず、古物商許可を取りましょう。

古物商許可のいいところって何?

そうね。古物市場に入れることかな。

古物市場とは、古物商(古物商許可を取っている人、法人)だけが参加を許される、特別な取引の場です。

古物市場では、古物商が各地から集って、オークション形式で中古品の取引が行われます。

古物市場に出回ってくる中古品は、一般の相場よりも安いものが多いので、お宝にめぐり会える可能性が高いです。

また、自分の転売ビジネスで売れ残ってしまった商品の、在庫処分をすることもできるので、古物商にとって便利な取引の場です。

そんな場所があるんだ。行ってみたいなぁ~。

酒類小売業免許

お酒のせどりを行う場合、酒類小売業免許という資格(許可)が必要です。

酒類小売業免許とは、お酒を販売するために必要な許可です。

お酒を転売する場合も、同じように酒類小売業免許が必要です。

ちなみに、お酒のせどりに古物商許可は要りません

お酒は、古物商許可で規制されていないの。

へぇ~規制されていないものもあるんだね。

酒類小売業免許とは、次の3つの許可をまとめた呼び名です。

  • 一般酒類小売業免許
  • 通信販売酒類小売業免許
  • 特殊酒類小売業免許

単純に、お酒を店舗で販売(転売)する場合には、一般酒類小売業免許が必要となります。

インターネットなどを使って、2つ以上の都道府県で、お酒を販売(転売)する場合は、通信販売酒類小売業免許が必要となります。

通信販売する場合でも、1つの都道府県のみで行うのであれば、一般酒類小売業免許でかまいません。

特殊酒類小売業免許は、お酒のせどりには特に関係のない許可です。

特殊酒類小売業免許は、自社の従業員に対してだけお酒を販売するときなどに必要ね。

酒類小売業免許は、普通、酒屋さんなどが取る許可です。

お酒には、酒税というお酒特有の税金が課せられています。

酒類小売業免許は、酒税をしっかり回収するために作られた許可なので、簡単につぶれるようなお店に許可を与えることがないように、許可を取るための審査がきびしいです。

『お酒をどこから、どれぐらい仕入れる』といった事業計画をきっちり立てて、提出するように求められます。

そのような許可なので、お酒のせどりのためだけに許可を取る例はあまりないですが、法律上、お酒のせどりにも酒類小売業免許が必要です。

酒類小売業免許がなかったら、逮捕されることもあるから気をつけて!

また逮捕!?

酒類小売業免許を取らずに、お酒のせどりを行うと、逮捕される可能性があります。

最悪の場合、1年以下の懲役または、50万円以下の罰金が科せられます。

医薬品店舗販売業許可

医薬品のせどりを行う場合、医薬品店舗販売業許可という資格(許可)が必要です。

医薬品店舗販売業許可とは、医薬品を販売するために必要な許可です。

医薬品を転売する場合も、同じように医薬品店舗販売業許可が必要です。

医薬品店舗販売業許可は、名称からも分かるように、店舗を構えて医薬品を販売するための許可です。

じゃぁ、せどりには関係ないんじゃ…?

医薬品を、インターネットを使って販売(転売)したい場合は、医薬品店舗販売業許可を取ってから、特定販売届という届出が必要になります。

特定販売届は、医薬品店舗販売業許可を取っている人にしかできない届出です。

なので、医薬品のせどりには、医薬品店舗販売業許可が必要になります。

ちなみに、医薬品のせどりに古物商許可は要りません

医薬品も、お酒と同じで、古物商許可で規制されていないの。

へぇ~。そうなんだ。

医薬品店舗販売業許可は、普通、薬局を営業するときなどに取る許可です。

許可を取るためには店舗が必要ですし、店舗には薬剤師を置かなければならない場合もあり、簡単に取れる許可ではありません。

なので、医薬品のせどりのためだけに医薬品店舗販売業許可を取る例は、あまりないでしょう。

医薬品は、せどりで扱わないほうがいいね。

また、医薬品は、身体に効果のあるものですから、服用した人が健康被害を受けないとは言い切れないので、責任を持って扱わなければいけません。

やっぱり、医薬品は、せどりで扱わないほうがいいね。

医薬部外品を扱っている人は、結構いるんだよ。

医薬部外品とは、身体に効果のある成分が含まれているもので、医薬品より効果がゆるいもののことです。

医薬品は、病気やケガの治療に使いますが、医薬部外品は、病気やケガの予防などに使います。

例えば…

  • サプリメント
  • うがい薬
  • 歯みがき粉

などです。

医薬部外品は、身体にとり入れるものだけではありません。

  • 日焼け止め
  • 殺虫剤
  • 生理用ナプキン

なども、医薬部外品です。

医薬部外品のせどりを行うのに、許可は要りません
(ただし、メーカー側が転売を規制している場合もあります。)

医薬品と同じく、古物商許可での規制もないので、古物商許可も要りません

ただ、せどりではあまりない例ですが、海外にしかない医薬部外品を日本で販売するには、医薬部外品製造販売業許可という許可が必要になります。
詳しくは、日用品の転売に古物商許可が要らないって本当?をご覧ください。

医薬部外品は、比較的、簡単にせどりで扱うことができますが、医薬品と同じく、健康被害がないとは言い切れません

なので、医薬部外品のせどりを行う場合には、責任を持って行いましょう。

何も資格がなくても、せどりを行うことはできる

ここまで解説したように、せどりを行うためには、古物商許可をはじめ、いろいろな資格(許可)が必要です。

でも、扱う商品しだいでは、何も資格(許可)を取っていなくても、せどりを行うことはできます。

どんな商品か、解説をしっかり聞いていれば分かるんじゃない?

えっと…新品の商品だ!

古物商許可は、“中古品”を転売目的で仕入れるための許可です。

なので、新品の商品に限定したせどりなら、古物商許可は要りません。

また、新品の商品に限定した上で、お酒と医薬品を扱わなければ、酒類小売業免許や、医薬品店舗販売業許可も要りません。

でもね。せどりで新品を仕入れるのって難しいの。

なんで?

せどりの仕入れの方法はいろいろありますが、定番なのは、Amazonやヤフオク、メルカリなどのネットショップで仕入れる方法です。

ネットショップでは、新品を仕入れているつもりでも、中古品を仕入れている場合があるので注意が必要です。

どういうことだ?

一般的な感覚でいうところの『新品』と、古物営業法(古物商許可を取り締まる法律)でいうところの『新品』は、ちょっと違います。

古物営業法では『未使用のものでも、一度取引されていれば中古品とみなす』と定めています。

例えば、こぶ吉が、TSUTAYAで新品のCDを転売目的で買ったとします。

これは、法律的にも『新品の仕入れ』になります。

では、こぶ吉が、先ほど仕入れた新品のCDを、ビニールもはがしていない状態で、ヤフオクで転売します。

そのCDを、せど美が転売目的で落札したとします。

このとき、せど美の仕入れは、法律的には『中古品の仕入れ』となります。

なんで~。

せど美が仕入れたCDは、もの自体は新品そのものです。

でも、こぶ吉がTSUTAYAで買ったもの、つまり、一度取引されたものです。

『未使用のものでも、一度取引されていれば中古品とみなす』というのが、法律の考え方です。

なので、先ほどの例でのせど美の仕入れは、『中古品の仕入れ』とみなされるのです。

法律って、ややこしいなぁ~。

法律的にも『新品の仕入れ』とみなされるのは、問屋や小売店から直接、新品を買った場合だけです。

ネットショップでは、メーカー直販のアカウントなどから新品を買う場合だけ、法律的にも『新品の仕入れ』とみなされます。

ネットショップには、個人の出品者も多くいます。

法律上の『新品の仕入れ』を、個人の出品者を相手に行うことはできませんので、注意しましょう。

また、ネットショップでは、個人でも屋号を名乗ることができます。

アカウント名だけで小売店だと判断すると、実は、個人だということもあるので、アカウントの見極めにも注意しましょう。

許可を取りたいなら行政書士に頼むといい

古物商許可に酒類小売業免許、医薬品店舗販売業許可といった許可を、自分ひとりで申請することは、とても難しいことです。

こういうことは専門家にまかせちゃえばいいのよ。

許認可の申請をする、行政書士という専門家がいます。

許認可を取りたくても、取り方が分からなくて困っている人を助けるのが、行政書士の仕事です。

行政書士に頼めば、申請に関わる作業をすべて代わってもらえます

頼んだ側は何もしなくても、行政書士に任せていれば許認可を取ることができます

許可を取るときは行政書士にお願いしよう。

日本に許認可はたくさんあります。

大半の行政書士事務所は、『古物商許可専門』、『酒類免許専門』といった感じで、いくつかの許認可の取得に業務をしぼって運営しています。

行政書士を利用するときは、自分の取りたい許認可を専門とする行政書士事務所に頼みましょう。

せどりで必要な資格とは まとめ

せどりで必要な資格(許可)は、以下のような許可があります。

古物商許可
中古品を転売目的で仕入れるための許可
酒類小売業免許
お酒を販売するための許可
医薬品店舗販売業許可
医薬品を販売するための許可

お酒と医薬品を除く、新品のせどりであれば、特別な許可がなくてもできます

古物商許可などの許可を取るとき、行政書士に頼むと、簡単に許可を取ることができて便利です。

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