【古物商 13品目】中古の船を販売したい時の品目はどれ?

この記事はトラスト行政書士事務所が監修しています

2020年4月1日古物営業法が全面改正されました。詳しくは【2020年4月1日全面施行】古物営業法が改正されましたをご覧ください。

中古の船舶って古物商の13品目中どれになるの?

わかりにくいと思うのじゃが、船舶は機械工具類に区分されるのじゃ

ただ、注意しなければならないことがあります。

船舶に関しては「船」という括りではなく、

20トン以上の船舶・20トン未満の船舶(端舟)など総トン数により扱いが異なります。

20トン未満の船舶は、古物商許可が必要(古物となる)
20トン以上の船舶は、古物商許可不要(古物から除外される)

このように、20トン以上の船舶は古物から除外されています。

今回は、少し複雑な中古の船を販売する場合の注意点などをご説明します。

20トン未満の船舶の品目は機械工具類

古物は、古物営業施行規則で13品目に分類されています。

  • 美術品類
  • 衣類
  • 時計・宝飾品
  • 自動車
  • 自動二輪車及び原動機付自転車
  • 自転車類
  • 写真機類
  • 事務機器類
  • 機械工具類
  • 道具類
  • 皮革・ゴム製品
  • 書籍
  • 金券類

これを踏まえ、20トン未満の船舶は、機械工具類に区分されます。

また、総トン数20トン未満の船舶及び端船、その他、”ろかい”のみをもって運転し、又は主として”ろかい”をもって運転する舟も機械工具類に区分されます。
(※ろかい・・・オールやパドルを想像してください)

なぜ、機械工具類に区分されたかというと、

電気によって駆動する機械及び器具と定義されているからです。

20トン未満の船舶は登録が必要です

20トン未満の船舶を販売する場合、古物商許可も必要ですが船舶の登録も必要となります。

過去に、取引上のトラブルや放置艇や不法投棄の問題があり、そのような問題解消と小型船舶の所有権を公証し財産保護を図ることなどを目的とする「小型船舶の登録等に関する法律」が定められたのです。

しかし、すべての小型船舶が登録する訳ではありません。

長さ3m未満で推進機関の連続最大出力が20馬力未満の小型船舶、漁船登録を受けている漁船などは小型船舶登録が不要となっています。

登録に該当する中古品の船舶を販売した場合、移転登録の必要があるので注意してください。

20トン以上の船舶は古物商許可が不要です

なぜ、20トン未満の船舶は古物商許可が必要で、20トン以上の船舶は古物商許可が不要なのか疑問に思いますよね。

同じ古物であっても20トン以上の船舶については法律上、不動産(土地・建物)と同様に登記制度があるからです。

  • 船籍港を管轄する法務局等に対して土地や建物と同様に登記の手続き
  • 管海官庁に対しての登録の手続き
  • 船舶国籍証書の書換
  • 船舶検査証書並びに船舶検査手帳の書換

が必要となります。

20トン以上の船舶となれば、このような登記制度もあるので、
盗難などはよっぽどの詐欺師でない限り難しいと考えられます。

万が一、盗まれたとしても20トン以上の船舶であれば発見も早いでしょう

20トン未満の船舶には、ボートや競艇も含まれます。
物にもよるのですが、20トン以上の船舶よりも盗まれる可能性も高く、発見も簡単ではないと考えれます

20トン未満の船舶(古物)を取り扱う場合の注意点

船舶など大型古物の取扱時注意点をご説明します。

係留場所の証明が必要となることがある

(大型古物の場合には保管場所の証明をもとめられる)

係留使用料証明書保管場所証明書のコピーを準備する必要があります。

名義変更や船舶検査などが必要となる場合もあります

中古船舶を販売・購入する場合、所有者の名義変更の手続が必要となる場合もあります。

中古船舶の販売に伴う手続は、登録の要否、検査の要否、検査の種別(定期または中間の別)、所有者及び船籍港以外の変更事項の有無により異なったりと、かなり複雑になることが予想されます。

この場合、販売する業者がこの手続き代行をするケースが多いのですが、手続きが複雑なため、手続き代行業者への依頼も可能です

盗品等の見極めかた等の知識をつけること

船舶の販売ともなれば、取引金額も大きくなるのでより慎重にならなければなりません。

販売しようとした船が盗品だった場合、信頼もガタ落ちで今後の商売にも多大な損失をかぶることになります。

船が盗品だったなんて、新聞沙汰になりかねない事件です。
盗品の船などないとは思うのですが、絶対ないとは言い切れません。

盗品等をしっかり見極められるよう知識を身につけることも大切です。

盗品を販売してしまったことを隠していたら罰則が科されます

万が一、盗品を販売してしまい、それを隠していたら、警察から行政処分を受けるだけでなく、
被害者からも損害賠償を請求される可能性もあります。

このケースですと、盗品等関与罪として処罰の対象となる可能性があります。

盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって領得された物を無償で譲り受けた者は、3年以下の懲役に処する。
前項に規定する物を運搬し、保管し、若しくは有償で譲り受け、又はその有償の処分の斡旋をした者は、10年以下の懲役及び50万円以下の罰金に処する。

となるので注意しましょう。

船の盗品も稀だと思いますし、そのような方はいないと思いますが、盗品の可能性が高いと感じたら、取り引きをやめ、すぐ警察に届け出ることが古物商としての義務です。

配送なども特殊(回航業者やトラック会社)であるため提携すると良いでしょう

20トン未満の船といっても、車にひょいっと乗せて配送する訳にはいきません。

ボートやヨット、水上オートバイなど船舶の陸送は、一般の陸送とは異なります。

専門知識、専門的な道具を要します。

また、道路法により道路を通行できる車両の高さは、荷台の高さを含め最大3.8m(指定道路を通行する車両は4.1m)と定められています

その高さを超える船舶は回航が必要になります。

回航業者やトラック会社と提携することをおすすめします。

ライバルが少ない!船舶ビジネスのメリット・デメリット

船なんてなかなか売れないんじゃないの?

ビジネスとして成り立つの?と思う人も多いと思います。

ですが、一言で20トン未満の船舶といっても、モーターボート、和船、小型漁船、水上オートバイ、エンジン付きヨットなど種類は豊富です。

実際、コアな客層になると予想されます。

海好き、船好き、海の男に憧れる人は一定数いると推測します。

実は、船舶を扱う古物ビジネスにはメリットがたくさんあるんです。

船舶を扱う古物ビジネスのメリット

専門知識が必要となるのでライバルが少ない

船をいつでも販売できるようメンテナンスはしっかり行わなければなりません。
エンジンや発電機、ボイラー、その他の各種機器の管理などが必要となります。

これらは、専門的な知識を必要とするので参入しようと思う人も少なく、よってライバルが少ないと思われます。

取引金額が大きく利益も出やすい

ライバルも少ない上に、船ともなれば取引金額も大きくなるので、管理費や諸々の経費を加味して計算したとしても利益が出やすいと考えられます。

夏季シーズンなどに売れやすい

船舶のオンシーズンは夏!青い海に心地いい風を感じながらのクルーズは最高です。

そんな夏に向け、船舶の種類にもよりますが、夏が近づくと売れやすくなる傾向にあります。

船舶を扱う古物ビジネスのデメリット

係留など保管場所にも費用が発生するので注意

船舶の管理は、ただ、港に留めておくだけではありません。

保管場所や船舶検査、保険料や各種機器メンテナンス代などの費用が発生します。

現物を見学にくる人も多いと思われるので営業所を海沿いや海の近くに探さなければなりません。

【古物商 13品目】中古の船を販売したい時の品目はどれ?まとめ

中古の船を販売する場合、20トン未満の船舶は機械工具類となり古物商許可が必要になります。

20トン以上の船舶は古物から除外となります。

船舶を扱うならば、船舶関連として、エンジン、発電機、船舶のパーツなどの品目も機械工具類に該当するケースが多いので、併せて道具類や事務機器類、写真機類なども申請することをおすすめします。

船舶は、ライバルが少ないニッチマーケットです。

最近は、ヤフオクなどだけではなく、中古艇個人売買サイトなどもあるので知識をしっかり身につけることで大きく稼げる可能性大です

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