古物商が買取できる5つの場所

この記事はトラスト行政書士事務所が監修しています

2020年4月1日古物営業法が全面改正されました。詳しくは【2020年4月1日全面施行】古物営業法が改正されましたをご覧ください。

古物商が古物を買取できる場所は、次の5つの場所と決められています。

  • 営業所
  • 買取相手の居所
  • 仮設店舗
  • 古物市場
  • どこでも(買取相手が古物商の場合に限る)

古物商になったんだけど、古物の買取ってどこでもできるの?

決まった場所でしかできないわね。相手が古物商ならどこでもOKよ。

古物商が古物を買取できる場所について、詳しく解説しましょう。

決まった場所で買い取らないと法律違反

古物商が古物を買取できる場所は、次の5つの場所と、古物営業法で定められています。

  • 営業所
  • 買取相手の居所
  • 仮設店舗
  • 古物市場
  • どこでも(買取相手が古物商の場合に限る)

決められた場所以外で古物を買い取った場合、「古物商の取引制限違反」という違反となってしまいます。

最悪の場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金、もしくは両方を、科せられる可能性もあるので気をつけましょう。

そんなに重い罰則が!

罰則を受けないように、買取場所について勉強しておきましょ。

では、古物商が古物を買取できる場所について、ひとつずつ解説しましょう。

営業所

古物商は、営業所で古物を買い取ることができます。

実店舗を構えて営業している古物商は、もちろん、その店舗(営業所)でお客様から古物を買い取ることができます。

店舗を構えずに、自宅を営業所として営業している古物商も多いことでしょう。

そのような場合、お客様に自宅(営業所)に来てもらって、そこで古物を買い取ることもできます。

古物を買い取るときは、本人確認を必ず行ってね。

買い取るときは本人確認をする

古物商が古物を買い取るとき、買取相手の本人確認をすることが義務づけられています。

本人確認では、次の4つの情報を確認しなければなりません。

  • 氏名
  • 住所
  • 年齢
  • 職業

本人確認を正しく行わなかった場合、「確認義務違反」となってしまします。

最悪の場合、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、もしくは両方を、科せられる可能性もあるので注意しましょう。

本人確認は、ただ聞き出すだけじゃダメよ。

営業所で相手と対面して本人確認を行う場合、確認方法は2通りあります。

  • 身分証明書を見せてもらう
  • 申込書を用意して、相手に書いてもらう

身分証明書で確認する場合、運転免許証や、マイナンバーカードなど、写真つきのものを見せてもらうのがいいでしょう。

そして、念のために、コピーを取っておくとよいでしょう。

申込書で確認する場合、申込書に決まったフォーマットはありません。

氏名、住所、年齢、職業を書く欄さえあれば、自分で自由に作成して構いません。

2つの確認方法は、どちらを選んでも構いませんし、2つ組み合わせても構いません。

たくさんルールがあるんだなぁ~。

営業所で古物を買い取るとき、相手と対面しないで取引することもできるのよ。

郵送でも買い取れる

営業所での古物の買取は、相手と直接会わなくてもできます。

例えば、ホームページを開設して、そこから買取を申し込んでもらいます。

そして、営業所に古物を郵送してもらって、受け取った古物を査定します。

そして、買取代金を、銀行振込や現金書留で支払うという方法です。

この買取方法は、BOOKOFFが行っている宅配買取サービスなどが有名です。

おぉ~そんな方法もあるのか!

相手と対面しないで買い取るときは、本人確認のやり方が変わるから注意してね。

非対面取引だと本人確認方法が異なる

相手と対面しないで行う買取は、非対面取引といいます。

非対面取引での本人確認の方法は、対面して行う場合とは異なるので注意が必要です。

なんでやり方が違うの?

例えば、非対面取引で、相手から運転免許証のコピーを送ってもらったとしても、相手の顔が見えないので、本当に本人のものかは分かりません。

そのため、本人確認の精度を高める必要があるのです。

そっか~。

非対面取引での本人確認は、15通りの方法が法律で定められています。

詳しくは、【2018年 古物営業法改正】追加された本人確認方法をわかりやすく説明を、ご覧ください。

買取相手の居所

古物商は、買取相手の居所で古物を買い取ることができます。

居所(きょしょ)とは「住んでいる所」という意味で、基本的には買取相手の自宅のことです。

例えば、買取相手に自宅がなく、友達の家に居候しているということもあるでしょう。

その場合、居候先が居所として認められます。

単身赴任先で、家族と離れて住んでるアパートなんかも居所ね。

相手の居所で古物を買い取る場合、気をつけなければならないことがあります。

「行商する」である必要がある

相手の居所で古物を買い取ったり、販売したりすることを、行商といいます。

行商は、古物商になれば必ずできるわけではありません。

えっ、そうなの?

そんなに難しいことじゃないわ。

行商をするには、古物商許可を申請するときに、申請書の行商の欄で「する」に〇をつけて申請する必要があります。

「しない」に〇をつけると、古物商許可を取っても行商はできません。

行商する、しない、どちらで古物商許可を取ったかは、古物商許可証の「行商」の欄を見ると分かります。

よかった~。僕の許可証には「行商する」って書いてあるよ~。

「行商しない」で古物商許可を取った場合でも、「行商する」に変更することもできます。

変更するには、古物商許可を申請した警察署で、書換申請という手続きをします。

書換申請には、1500円の手数料がかかります。

行商するときに注意することが、もうひとつあるわよ。

古物商許可証を携帯する

古物商が行商するときには、古物商許可証を携帯しなければいけません。

そして、相手から古物商許可証を見せてほしいとお願いされたら、速やかに見せないといけません。

これも法律で決められてるの?

そうよ。守らなかったら違反になるわ。

古物商許可証を携帯せずに行商をすると、「携帯義務違反」になってします。

最悪の場合、10万円以下の罰金を科せられる可能性もあるので、注意しましょう。

うわぁ~。忘れずに持って行かなきゃ。

仮設店舗

古物商は、仮設店舗で古物を買い取ることができます。

仮設店舗とは、イベント会場などに期間限定で設置した、簡易的な店舗のことです。

そんな店舗があるの!

仮設店舗では、営業所と同じように古物を買い取ったり、販売したりすることができます。

設置場所から許可をもらっていれば、全国どこにでも仮設店舗を設置することができます。

仮設店舗で営業するには、必要なことがいくつかあるわよ。

仮設店舗での営業も行商のひとつ

仮設店舗で営業することは、先述した、買取相手の居所で営業することと同じ、行商のひとつです。

そのため、「行商する」で古物商許可を取っていないと、仮設店舗で営業することはできません。

また、仮設店舗で営業するときも、買取相手の居所で営業するときと同じように、古物商許可証を携帯しなければなりません。

そうなんだ~。

仮設店舗で営業するには届け出も必要よ。

届け出をしないといけない

仮設店舗で営業するには、仮設店舗営業届出書という書類を、警察署に提出しないといけません。

届け出の細かいルールはこんな感じよ。

提出期限

仮設店舗で営業する日の3日前までです。

土日祝日は、3日間にカウントされないので注意しましょう。

例えば、月曜日に仮設店舗で営業する場合の〆切日は、前週の金曜日ではなく、前週の水曜日となります。

提出先

基本的に、仮設店舗を開く場所を管轄する警察署です。

ただし、仮設店舗を開く場所が、普段営業している場所から遠い場合は、主たる営業所の所在地を管轄する警察署でも、認められる場合があります。

警察署によって判断が分かれるので、提出する前に問い合わせるといいでしょう。

届け出が難しいと感じたら行政書士にお願いするといいわ。

届け出は行政書士にも頼める

仮設店舗営業届出書の書き方が分からない、忙しくて届け出るのが難しいといった場合は、行政書士に頼むこともできます。

古物商許可を取るときに、行政書士に頼んだ古物商も多いことでしょう。

行政書士には、申請書類の準備をしてもらうだけでなく、届出を書いてもらったり、届出を提出してもらうこともできます。

そんなこともお願いできるんだ!

そうそう、仮設店舗にはこんなルールもあるのよ。

簡単に移動できる店舗にする

仮設店舗は、簡単に移動できる店舗でないといけません。

例えば、お祭り会場にテントを立てたり、デパートの催事場にテーブルを並べるといった感じです。

テナントを借りて仮設店舗とするなど、簡単に移動できない店舗は、仮設店舗にすることはできません。

営業所に古物商プレートを設置するのは知ってるわね?

うん。僕の営業所にも、ちゃんと設置してあるるよ。

仮設店舗にも、営業所と同じように古物商プレートを設置しないといけません

仮設店舗での営業が始まる前に、忘れずに用意しておきましょう。

営業所に置いてる古物商プレートを使うのはダメかな?

営業所をお休みするならいいわね。どっちも営業するなら2つのプレートが必要よ。

古物市場

古物商は、古物市場で古物を買い取ることができます。

古物市場とは、古物商許可を取った人だけが参加できる、特別な古物の取引場所です。

そんな場所があるの!

古物市場には、独自のルートで仕入れた古物がたくさん集まります。

それを古物商たちが、オークション形式でせり落とす仕組みになっています。

古物市場で取引される古物は、一般の相場よりも安いです。

古物市場で古物をたくさん仕入れて販売すれば、大きな利益を得ることが期待できます。

これは!古物商になったら行かなきゃ損だね!

古物市場での買取で注意することを教えておくわね。

古物市場での取引も行商のひとつ

古物市場の取引に参加することは、先述した、買取相手の居所で営業することと同じ、行商のひとつです。

そのため、「行商する」で古物商許可を取っていないと、古物市場の取引に参加することはできません。

また、古物市場の取引に参加するときも、買取相手の居所で営業するときと同じように、古物商許可証を携帯しなければなりません。

とは言え、古物市場は古物商許可を取った人しか入れない場所です。

会場では、受付で必ず古物商許可証を確認されるので、許可証を忘れた状態で取引に参加するということはないでしょう。

そっか~。

古物市場には独自のルールがあったりするから注意してね。

古物市場ごとにいろんなルールがある

古物市場には、市場ごとにいろいろなルールがあります。

自分が参加する古物市場のルールを、あらかじめ問い合わせてから参加するといいでしょう。

参加費

古物市場ごとに特にルールが異なるのが、参加費です。

年会費が必要な市場や、参加するたびに会費が必要な市場など、さまざまです。

参加費の値段も、数千円~数万円と幅広いです。

古物商歴

たとえ古物商許可を取っていても、取ってから日が浅いと参加できない古物市場もあります。

特に、オートオークションと呼ばれる、自動車を専門に扱う古物市場は、「古物商許可を取ってから1年以上」といった参加資格をもうけていることが多いです。

符丁(ふちょう)

昔ながらの古物市場では、符丁(ふちょう)という専門用語を使って取引するところもあります。

例えば、1500円のことを「イチゴー」と言ったり、1100円のことを「ゾロ」と言ったりする符丁があります。

そんなルールもあるの!?

符丁が飛び交う古物市場でも、符丁を使わずに参加して構いません。

ただ、符丁の意味を理解していないと、参加しても何がなんだか分からなくなるので、ある程度の勉強は必要になるでしょう。

どこでも(買取相手が古物商の場合に限る)

古物商は、買取相手が古物商なら、どこでも古物を買い取ることができます。

古物商が古物を買い取れる場所は、法律で定められていますが、買取相手が古物商であれば、取引場所の制限はないのです。

そうなの!

例えば、喫茶店で待ち合わせて買い取ってもいいですし、公園で買い取っても構いません。

どこでもOKです。

古物商が買取できる5つの場所 まとめ

古物商が古物を買取できる場所は、次の5つの場所です。

  • 営業所
  • 買取相手の居所
  • 仮設店舗
  • 古物市場
  • どこでも(買取相手が古物商の場合に限る)

決められた場所以外で古物を買い取った場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金、もしくは両方を、科せられる可能性があります。

当サイトおすすめ 【取得率100%】古物商許可専門のトラスト行政書士事務所
https://kobutsudaikou.com/
古物商許可取得がネットで完結!トラストなら即日着手&古物営業に必要な特典付き(15,000円相当)

こちらは、これから許可を取得したい、取得すべきかどうか迷っている方向けの窓口です。
古物商許可の取得以外に関するご相談や、個別具体的なご質問、書類の記入方法にご回答は致しかねます。

※ご質問はお一人様一つとさせて頂きます。

よくお問い合わせいただく内容について、以下記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

よくある質問と答え



必要書類や書類の記入方法に関するご質問は、当サイトにて詳しく解説しておりますので各記事をご覧ください。

※ 無料相談での回答によって生じる一切の損害につき、当所は責任を負いかねます。無料相談の回答(録音データ・メール・LINE等)を弊所に無断で転用することを固く禁じます。